観劇日記(劇場編)2015年


自分で足を運んで劇場で見た芝居の感想です。(≠批評、ネタばれあり)

観劇日記(劇場編)2010年  観劇日記(劇場編)2000年
観劇日記(劇場編)2009年  観劇日記(劇場編)1999年
観劇日記(劇場編)2008年  観劇日記(劇場編)1998年
観劇日記(劇場編)2007年  観劇日記(劇場編)1997年
観劇日記(劇場編)2006年  観劇日記(劇場編)1996年
観劇日記(劇場編)2005年  観劇日記(劇場編)1995年
観劇日記(劇場編)2014年  観劇日記(劇場編)2004年  −−−−−−−−−−− 
観劇日記(劇場編)2013年  観劇日記(劇場編)2003年  観劇日記(劇場編)1993年
観劇日記(劇場編)2012年  観劇日記(劇場編)2002年  −−−−−−−−−−− 
観劇日記(劇場編)2011年  観劇日記(劇場編)2001年  −−−−−−−−−−− 


プルートゥ/いやおうなしに/ランドスライドワールド/URASUJI/悲しいよ、消えないでくれ
わたしを、褒めて/暗く暖かな日々/あつ苦しい兄弟/完熟リチャード三世/三人姉妹
ぶた草の庭/結びの庭/ここにある真空/家族/TOKYO HEAD
たぶん世界を救えない/禁断の裸体/ベター・ハーフ/売るものがある性/ゼブラ
俺たちなりの、旅。/スーパーエンタープライズ/幕が上がる/すべての犬は天国へ行く/スワン・ダイブ
女のみち2012再演/ひとよ/彼女の起源/冒険王/新・冒険王
不倫探偵/ポンコツ大学探険部/墓場、女子高生/女は過去でできている/算段兄弟
五右衛門VS轟天/スウィング・アウト・ペアレンツ/虹とマーブル/ジャガーの眼/TanPenChu-
幕末太陽傳/無頼茫々/三匹のおっさん/-初恋/グッドバイ
遊星ブンボーグの接近/黒いハンカチーフ/この素晴らしき世界/すべての犬は天国へ行く/想いはブーン
大逆走/くちづけ/地を渡る舟/ブロッケンの妖怪/お母さんが一緒
弥次喜多/痕跡/消失/才原警部の終わらない明日/ツインズ
さよならブレーメン


No:061  さよなら ブレーメン / ナ・ポリプロピレン
Theater:
Date:12/30 M
Sheet:自由
Price:\3,500
作:山口森広とブレーメンズ
演出:大岩美智子
出演:佐久間淳也、陰山泰、有馬自由、有川マコト、細見大輔、海部剛史、生津徹、福本伸一
ゲスト:山口森広、瓜生和成
 喫茶ブレーメンに集まる商店街のメンバーで。作った劇団にマスターの息子が参戦。しかし、途中で台詞が飛んでから、現実と幻想を行ったり来たり。マスターが事故で亡くなったのか、自分が死後の世界から見ているのか、それとも、そのもの自体が芝居の中なのか。
 年末、忘年会なこのユニット。今年は福本さんが加わり、メンバーとして参加していない瓜生さんが一昨年に続いてゲスト担当じゃない日にほんだ湊人として登場もうれし。楽しそうにやっているの観て、年末を感じれば、それでよし。今年もいっぱいお芝居観ました。
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No:060  ツインズ / PARCOプロデューズ
Theater:PARCO劇場
Date:12/29 M
Sheet:E-8
Price:\9,500
作・演出:長塚圭史
出演:古田新太、多部未華子、吉田鋼太郎、りょう、葉山奨之、石橋けい、中山祐一朗
 美しい海辺の大きな家に暮らす家族。海水浴を楽しみ、海産物に恵まれた穏やかな生活を送っている、ようにみえる。視界に広がるこの美しい海の景色ははたして本当の現実なのか。追憶のなかを漂う家族が幼い双子に見たものとは−。
 最近の長塚さんというよりは、「SISTERS」{ラストショー」の時のPARCOの長塚さんっぽい作品だけど、ちょっと寓話的な要素もあって、グロさや狂気みたいなものは抑え気味。キャストの方たちも物語を作る側に重心がおかれている感じなので、個々の魅力は封印されてしまっている気がする。また、葉山さんはそんな中でちょっときつく、芝居をぶつ切りにしちゃっているよう感じがしてしまった。どちらかというと、「ラストショー」的な終末感、ちょっと最近の長塚さんの中では好感な作品。
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No:059  才原警部の終わらない明日 / シスカンパニー
Theater:世田谷パブリックシアター
Date:12/23 S
Sheet:L-25
Price:\9,000
作・演出:福田雄一
出演:堤真一、勝地涼、清水富美加、鈴木浩介、上地春奈、池谷のぶえ、志賀廣太郎、小池栄子
 大臣の娘が誘拐され、その事件の担当になった才原警部。敏腕女刑事と事件の解決に挑むが、連れてくる部下はあてにならないものばかり、うつ策もピント外れ。そんな中でも、大手企業の社長令嬢も誘拐され、敏腕刑事は掛け持ちに。次々と起こるトラブルで事件は解決しないように見えるが、結局才原は事件を解決。そして、明かされる才原の本当の姿とは。
 コメディーというかコント集のように構成されていくが、最後はすべての話が伏線になってつながっている。堤さんは、こういうのすごく合ってるし、小池さんのコメディエンヌっぷりがもう素敵。清水富美加さんはSICKSだし、勝地さんはプロミスだし、な小ネタも盛り込み、笑いもいっぱい。そして、池谷さん、志賀さんがまた、上手い上手い。ちょっと、高いけど、これはこれでいいなぁ。
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No:058  消失 / ナイロン100℃
Theater:本多劇場
Date:12/20 M
Sheet:F-1
Price:\6,900
 2004年に上演された名作の再演
 初演は出だしでスワンレイクさんが出ていたような、記憶はあいまいなものだ。初演1幕2時間40分だった舞台は、2幕休憩をはさんで3時間の舞台になっていた。それにしても、圧巻のラスト、前半の小さな幸せや笑いを虚しさや悲しみに転嫁し、光と影の織り成す舞台画で暗転。舞台全般に流れるタートルズの「Happy together」が印象的で、セット、ナイロンお得意のプロジェクションと共に舞台を効果的にしている。そして、役者さん、特に大倉さんと犬山さんの悲哀ったらない。悲しい芝居を観て、幸せっていうのもなんだけど、ものすごい充実感。これから2年、ナイロンの公演が観られないことを思うと寂しい限り。
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No:057  痕跡 / KAKUTA
Theater:
Date:12/ M
Sheet:F-14
Price:\-(Anniversary Passport
客演:松村武、斉藤とも子、  昨年観た舞台。KAKUTA20周年で、前作「ひとよ」に続き、早くも再演。
 ちょっと残念だったのは、円形からトラムに変わって、セットを思いっきり変えてくるかな(スタッフ的にはすごく変わっているのでしょうけど)って思ったら、大枠が同じだったこと、円形は、人の出入りのダイナミックさが、場換えの時に効果的だった気がする。とは言え、やはりこの作品はいい。美味しいご飯のように、役一人一人が立っている。生きてく中で背負っているものが丁寧に説明的でなくうまく描かれている。だから、時間は2時間20分なのにあっという間。どうしても、好きな作品の再演の舞台は観る前に前の舞台を偶像化してしまうところがあり、観たときにあれってなりかねないんだけど、今回も前半ちょっとそんな感じがした、でも、圧巻の後半だった。異儀田さん、バラちゃん、松村さんに泣かされちゃいました。
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No:056  弥次喜多 / ハイリンド
Theater:d−倉庫
Date:12/12 S
Sheet:G-3
Price:\3,500
作:矢代静一
演出:西沢栄治
音楽:園田容子
客演:井上カオリ、加藤義宗、小林大輔、最所美咲、佐野陽一、清水美輝、田中しげ美
 東海道中膝栗毛をベースにしたかなり前の作品を取り上げる。
 女優二人が弥次喜多演じ、しかも、萌様は色男、はざまさんはぼんぼんの役なのにどう見ても太鼓持ちにしか見えないようなキャスティング。でも、舞台を仕上げちゃうのがハイリンド。失礼だけど、元々華がない感じなのに、舞台へのまっすぐさが客席に伝わる劇団。そして、それが暑苦しくもなく、うまく芝居を魅せるほうに転化されている。全編通して、にやにやにしっぱなしだったけど、前半にもうちょっと後半のテンポがあればなぁって思った。事情で多根さんが抜けちゃって、どうなるかと思ったけど、続けて欲しいなこの人達には。がんばれ小劇場。
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No:055  お母さんが一緒 / ブス会
Theater:ザ・スズナリ
Date:11/28 M
Sheet:E-2
Price:\4,200
作・演出:ペヤンヌマキ
出演:岩本えり、内田慈、望月綾乃、加藤貴宏
 母の誕生日にと、温泉旅行に集まった三姉妹。母似で、ネガティブ、粗さがしな長女。自由奔放、何事も続かない次女。サプライズにと彼氏を連れてきて結婚報告をしようとする三女。幼い頃からの小さな確執もあり、一度火がつくと泥試合な旅館の部屋での物語り。
 女あるあるな軽演劇。意外と性別超えての普遍性だったり。他人否定の自己のアイデンティティ確立なんて、そのもの。それぞれのおとぼけな部分も面白く、笑いっぱなしの二時間な天晴れ芝居。慈様のはすっぱさったら、素敵。 このページの頭へ

No:054  ブロッケンの妖怪 / 竹中x生瀬企画
Theater:シアタークリエ
Date:11/23 M
Sheet:12-22
Price:\6,000(okepi)定価\9,000
作・演出:倉持裕
出演:竹中直人、生瀬勝久、高橋恵子、佐々木望、田口浩正、安藤聖、大貫勇輔
 絵本作家の打越と担当編集者の黒柳、そして、打越の恋人の桃(安藤聖)が、ある大きな湖の真ん中に浮かぶ小島の洋館を訪れていた。霧の濃い日はその霧に洋館の影が映り、湖の上にもう一つの洋館が現れるという。「ブロッケン現象」と言われるその現象を打越たちは取材にきたのだった。洋館には日ノ原虹子という女主人と娘、使用人の若い男が暮らしていた。会話や態度にどこかしらギクシャクしたものが感じられる日ノ原家の人々。不審に思う打越と黒柳らは、嵐の夜にこの洋館と家族を巡る、驚くべき秘密に遭遇することになる。霧の日に迫り来る洋館、鏡に移したように同じ家族が住むパラレルワールドが4年に一度遭遇するのだった。
 前半の話が長い割には、パラレルワールドになって、さあ何が起こるのって部分は以外にあっさり、また、元に戻ったときがエンディングだけど、いまいち消化不要。以前もクリエで生瀬さんと竹中さん観た時も消化不良だった気が。二人の掛け合いも、すごく面白いと言う感じでもないし、倉持さん独特の不条理な感じの笑いもあんまりなく、飛び道具的な田口さんもどうだろう。高橋さんは、小劇場に比べて演技が大きくなり違和感、聖ちゃんも見所あんまりなく残念。とは言ってもそこそこ楽しめた。お安く譲渡いただいたし・
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No:053  地を渡る舟−1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち− / てがみ座
Theater:シアターイースト
Date:10/31 M
Sheet:I-7
Price:\4,000
作:長田育恵
演出:扇田拓也
出演:清水伸、俵木藤汰、松本紀保、西山水木、森啓一朗、近藤フク他
 昭和20年春、本土決戦が叫ばれる街にひとりの男がいた。男は敗戦を正確に予期し各地の農家を訪ね歩いていた。「その日」を迎えた暁に、ただちに日本を再建するために。旅する民俗学者 宮本常一。日本列島を隅々まで歩き人々の営みを記録し続けた。常一を支援したのは戦時下の日銀総裁、渋沢敬三。敬三は、自宅に民俗学研究所『屋根裏の博物館(アチック・ミューゼアム)』を設立し、若き民俗学者たちと共に、この国を描き留めようと力を尽くした。けれど真摯な情熱は戦時下へ墜ちゆく中で、翻弄され飲み込まれていく……。宮本常一、渋沢敬三。そして若き民俗学者たちの葛藤。(てがみ座HPより)
 最初の方の説明がちょっと長い感じがするけれど、その後の話がぐいぐいと舞台にのめり込ませる。一人一の描き方が丁寧でその心情や背景を上手に描いているので、すごく話に深みとリアリティがある気がする。しかも安易に戦争は・・・にならず、時代として描ききっているので観ている側の気持ちが整理しやすいのではないだろうか。俵木さんがコメディじゃないのは、どうなのかと思ったけど、いい貫禄、そして、その妻役の紀保さんが立ち振る舞いが役にあっていて素敵。後から気が付いたけど、去年の岸田戯曲賞の候補作だそうだ、なるほどである。
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No:052  くちづけ / タクフェス
Theater:サンシャイン劇場
Date:10/18 M
Sheet:19-22
Price:\7,800
出演:金田明夫、森田涼花、大和田獏、かとうかず子、柴田理恵、上原多香子、宅間孝行他
 東京セレソンDXにて上演され、映画化もされた作品。
 泣くってわかっていても、泣いちゃう作品。ただ、途中に写メタイムとか、話しそれるところがいっぱいあって、なんかテレビドラマ感覚。話はお涙頂戴でシリアスだけど、舞台は新喜劇のような雰囲気で、間や演技的な部分は後回しなのはそれなりの役者さんがいるのにもったいない。サービス満点な大騒ぎもストーリーも最初からわかっているから、入り込み方もなんか微妙。去年の「夕」の時も一緒だなぁ。好きなんだけどね。
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No:051  大逆走 / シアターコクーン・オンレパートリー
Theater:シアターコクーン
Date:10/17 M
Sheet:2F BL-15
Price:\5,000
作・演出:赤堀雅秋
出演:北村一輝、大倉孝二、池田成志、吉高由里子、秋山菜津子、峯村リエ、濱田マリ、大鷹明良、趣里、冨浦智嗣、三村和敬
 馴染みのスナックで身の丈にあった憂さ晴らしをしている土木作業員たち、なぜか新人が隣りに居合わせた駅前で募金活動をしていた面々から募金箱を盗んで逃走してしまう。必死に探す男たち。それを拒むかのようなトラブルが連続。離婚して会えなくなった娘は、今日も駅のホームに佇んでいる。なぜか彼らに同行するワケありの女性・佐久間は、共に暮らしながら断絶状態の母親との関係に疲弊している。悩みとも言い切れない、それぞれの家族や過去を背負い、それでも凡庸な日常を重ねる彼らの【大逆走】(コクーンHPより抜粋)
 時間と現実と幻想とが交差して、なんか良くわかんなかった。ラストのシーンはシャンプーの休止前の最後の作品「風の吹く街」の冒頭シーンそのままであり、おっさんたちが夜中にあたふた駆け回ると言うのも同じなんだけど、全然違う印象のお芝居。北村さん、吉高さんもピンと来ない感じでもったいなく。成志さん、大倉さん、秋山さんで持たせてる感じ、峯村さんの役ももったいない使い方。
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No:050  想いはブーン / 小松台東
Theater:三鷹市芸術文化センター 星のホール
Date:10/12 M
Sheet:自由
Price:\3,300
出演:山像かおり、瓜生和成、細見大輔、異儀田夏葉、森谷ふみ、小園茉奈他
 宮崎の小さな電気工事会社、社長は大病で入院直前、周りの人間を集めて宴を開く、舞台は宴が行われている社長宅の隣の工事の詰所。社長の子供は娘3人、長女は出戻り、次女は有望な社員の男と付き合っていたが分け合って別の男と結婚、三女はその有望な社員の弟で覇気もやる気もない東京から戻ってきた男と付き合い始めていた。周りから可愛がられた三女、付き合うことに反対だけれどそれぞれに訳ありの姉たち。父は家族に継がせたいがその思いもかなわず入院しなければならない。それぞれの想いが交差する家族とそれを取り巻く人たちの物語。
 小松台東の松本さんの本は好きなテイスト。集まってくる役者さんたちも好みの人が多い。ちょっとだけ、何か物足りなさを感じるのはなぜだろう。いつもちょっと肌に合わない感じの役者さんが混じっているからだろうか。ただ、瓜生さん、異儀田さんが観られるだけでも、十分な価値ありの超お安いお得なチケット代。しかも、有望な社員で社を任される瓜生さんと三女の異儀田さんが終盤かなり長い時間2人きりの芝居。至福です。ブーンってどういう感情何だろうって思ったけど、観たらなんかブーンだった。
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No:049  すべての犬は天国へ行く / 乃木坂46LLC
Theater:AiiA 2.5 Theater Tokyo
Date:10/11 M
Sheet:14-29
Price:\7,800
作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:堤泰之
出演:乃木坂46(生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、新内眞衣、松村沙友理、若月佑美)、東風万智子、猫背椿、柿丸美智恵、ニーコ、山下裕子、鳥居みゆき他
 2001年ナイロンの初演を観た作品を乃木坂46のメンバーを中心に手練の女優達を脇に従えて。今年は、ぬいぐるみハンターでの上演も観劇。
 自分から見ても演技はどうだろうって思う方もいるけど面白い試み。あえて、この作品を選んだのがすごい。言い方や間で面白くなる台詞も、面白くなくなっちゃってるは残念だけど、作品の面白さは伝えられてたんじゃないかと思う。もともとエルザやガスなんかはオリジナルでの女優さんあっての部分があるので難しいか。印象に残っていたのは、マリネを演じた若月さんって娘、最初はサポートの女優さんかと思った。唯一知っていたNACK5の鬼たまでおなじみのゆったんは、ちょっと難しガス役、ラジオの面白さが生かせればなぁって。他の女優さんは、見事に適材適所。初演戸川純さんがやっていたデボラの鳥居みゆきさん、明星さんがやっていたカミーラの猫背さん、そして、初見だったんだけど新谷さんのやっていたリトルチビのニーコさんは、初演をなぞったのかと思うようなぴったりの役。
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No:048  この素晴らしき世界 / ペテカン
Theater:あうるすぽっと
Date:10/10 M
Sheet:C-15
Price:\4,000
客演:柳家喬太郎、田中真弓、桑原裕子他
 披露宴の最中に母が倒れた。救急車で運ばれる寸前、母は言った「披露宴は続けてね」その言葉通り、続けようとする新婦である長女。反対するふた組の兄貴夫婦。披露宴参列者を待たせながら、親族控え室で始まった家族会議。母が倒れたことで、その波紋は予期せぬ広がりを見せる。これは、ごく普通の人達が巻き起こす、ごく普通の家族の物語。
 嫌いじゃないお話。台詞も結構面白いのになんかその面白さが行かされてない感じ。自分にはテンポも間もあんまりよくない感じがした。目当てのバラちゃんと喬太郎師匠はよかったと思うけど、うーん何ともな感じ。チームワークの良さは、わかるんだけど、なんか一つ足りないんだよなぁ。隣で観ていたおやじが、ため息、隣しか聞こえない程度の独り言と口笛、勘弁してほしい。
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No:047  黒いハンカチーフ / る・ひまわり
Theater:明治座
Date:10/4 M
Sheet:6-30
Price:\8,800
作:マキノノゾミ
演出:河原雅彦
出演:矢崎広、いしのようこ、浅利陽介、橋本淳、松田凌、桑野晃輔、村岡希美、宮菜穂子、まりゑ、武藤晃子、加藤未和、吉田メタル、鳥肌実、神農直隆、高木稟、三上市朗、おかやまはじめ、伊藤正之
\8,800 6-30  「黒いハンカチーフを拾った。落とし主の連絡を乞う」。それはかつて、伝説の詐欺師フジケンが、大きなヤマを仕掛ける時だけ使っていた暗号広告だった。高度経済成長期の日本を舞台に、世紀の詐欺事件が幕を開ける。男たちの騙し合い!前代未聞のコンゲーム!(る・ひまわりHPより)
 MOPの旧作なので安心して観られる。そして、河原さんの演出は、役者活かしてテンポ良く。メインの方々はいかがかなって思ったけど、三上さん、おかやまさん、村岡さん、それに武藤ちゃんって、とっても素敵。村岡さんの声は相変わらず良いし、三上さんど迫力、おかやまさんは、ラッパ屋と違うテイストを見せてくれる。産休明け3作目でやっと観られた武藤ちゃん、ちょっと気負いすぎな感じが、でも、一緒のシーンこそないけど、「ゴーストライター」を思い出させる三上さんと共演でウルッと。
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No:046  遊星ブンボーグの接近 / ヨーロッパ企画
Theater:本多劇場
Date:10/3 M
Sheet:H-4
Price:\4,500
遊星ブーンボーグの接近 音楽:HARCO
客演:岡嶋秀昭、中西ちさと、吉川莉早、川岡大次郎
 地球に旅行に来たちっちゃなちっちゃん宇宙人、ある部屋の机の上が観光スポット。文明が進んだ彼らの体より大きい文房具を遺跡のように巡っていると住人が帰ってきててんやわんや。地球に住み着いてるガイドやら土産物屋らも加わって大騒ぎなドタバタコメディ。
 相変わらずの発想の面白さ、そして、図々しさとお惚けがあっちこっちから押収する会話の楽しさ。でも、ちょっと長いかぁ、マンネリな繰り返し感があるかな。 このページの頭へ

No:045  グッドバイ / KERA・MAP
Theater:世田谷パブリックシアター
Date:9/27 M
Sheet:J-22
Price:\8,800
出演:仲村トオル、小池栄子、水野美紀、夏帆、門脇麦、町田マリー、緒川たまき、萩原聖人、池谷のぶえ、野間口徹、山崎 一
 太宰治の未完の小説を原作に仕上げたコメディ。多くの愛人を持った編集者が、妻と娘のためにある女を使い愛人たちと別れていくと言う話がベース。ある女が綺麗なんだけど、男勝りで、定食屋でクダ巻いていて、部屋も汚いおんなって言う設定と、愛人たちが微妙につながっているといった設定を付け加え、一度編集者は死ぬが愛人たちはその後仲良くなって、実は編集者は記憶喪失になって生きていたってお話。
 ケラさん、ものすごく原作を活かした上で、奇抜な設定なのに上手にまとめたなぁって感心してしまう。結構しっかりストーリーのあるものだったのもびっくり。役者さんみんな素敵なんだけど、池谷さんのスペシャルなガヤっぷりに脱帽な存在感。そして、別れるために利用される結局のヒロイン小池さんの怪演振り、飯粒吐き出しながらの啖呵と裏腹の乙女心、観るたび舞台で輝きを増してるように思いますが、今回で2段3段跳びの飛躍をしたのでは、個人的には今年度の演劇賞何か取るのでは思います。
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No:044  ―初恋 / 江戸間十畳
Theater:中目黒ウッディシアター
Date:9/26 M
Sheet:自由
Price:\3,000(カンフェティ席)
 もう何回目になるのか「−初恋」。初見の劇団。
 今まで見た中では、ハイリンド以来の土田さん本の魅力を活かした作品。ちょっと違和感のある役者さんや、盛りすぎな演出もあるけど、比較的あの独特のテンポだと生きてくる本の魅力を出せてる感じ。メインの二人は特によかった。やっぱりいい作品だなぁ「−初恋」。
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No:043  三匹のおっさん / 明治座
Theater:明治座
Date:9/20 M
Sheet:14-37
Price:\13,000
脚本・演出:田村孝裕
出演:松平健、西郷輝彦、中村梅雀、竹下景子、松金よね子、遠藤久美子、河相我聞、西ノ園達大他
 有川浩さん原作の小説の舞台版。
 キャストは圧倒的にテレビ版の方が好き。梅雀さん、竹下さん、好演も二人は、テレビ版のキャストと入れ替わったら双方が得する感じ。今回の舞台の感じで志賀さん、中田さん観たら面白そうだし、テレビで梅雀さん、竹下さんも観てみたい。その他は、孫役、息子役はどちらも好きかなぁ。まあ、息子役は西ノ園さんなんで、贔屓目だけど。演出は、人の心の部分があの大きな舞台の中でも上手に描かれていて、さすがの田村さん。話も、うまくエピソードを盛り込んでまとめた感じ。山口さんも美味しい役もらってたしね。たまにはいいか、超大衆演劇m も。
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No:042  無頼茫々 / 風琴工房
Theater:ザ・スズナリ
Date:9/19 M
Sheet:X-5
Price:\3,800
作・演出:詩森ろば
出演:板倉チヒロ、吉増裕士、今藤洋子、桑原裕子他
 志をもって東京の新聞社に入った青年。大正デモクラシーの最中、政府は記事にも規制をかけてくる。真の言論の自由とは何か、記者たちの葛藤と正義感を時代背景と共に描く。
 とにかく板倉さんの眼がいい。お話はかなり分かりやすく丁寧に作り込んでいてくれて、なおかつテンポもいいので、普段だったら自分には退屈しちゃう感じの内容なのに、あっという間に終わった。思想的なものを押し付ける出なく、当時の記者の葛藤みたいなものを素直に、大げさではなくドラマチックに展開してるようで上手だなぁっておもった。時代背景の作り方もうまく、特に女性の描き方が男尊女卑の押し付けみたいなものになっていないのが素敵。そして、今藤さんの大人な可愛さっぷりったらないです。バラさんは、エキセントリックにならずもいつものトーン、ちょっと他の感じも観てみたい。吉増さんは、どんと居座った演技、これでもメインキャストに中々なれないナイロンの役者陣って。
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No:041  幕末太陽傳 / 舞台「幕末太陽傳」制作委員会
Theater:本多劇場
Date:9/13 S
Sheet:L-13
Price:\7,500
上演台本・演出:江本純子
出演:青木崇高、田畑智子、MEGUMI、佐久間麻由、遠藤隆太、 野中隆光、富岡晃一郎、加藤啓、宍戸美和公、金子清文他
 時は幕末、文久2(1862)年。品川の地に北の吉原と並び称される色町があった。相模屋という遊郭へわらじを脱いだ主人公の佐平次は、勘定を気にする仲間三人を尻目に、呑めや歌えの大尽騒ぎ。実はこの男、懐に一銭も持ち合わせていないのだが……。“居残り”と称して、相模屋に働くことにした佐平次は八面六臂の大活躍!巻き起こる騒動を片っ端から片付けてゆく。自らの身に起こった困難をものともせず、相模屋に滞在していて高杉晋作らとも交友を紡ぎ、乱世を軽やかに渡り歩く。江戸の遊郭を舞台に爽快無頼の佐平次が口八丁手八丁で騒乱の世を生き抜いていく―(舞台「幕末太陽傳HPより」)
 なんか江本さんのガチャガチャした演出と舞台があってない感じ、導入部からストーリーに入っていくまでが長く散漫。江本さんのテイストは好きなんだけど、今回のキャストと舞台には合ってないような。女優陣もそれほど見せ場があるわけじゃなく、使い方ももったいないし、青木さんの台詞回しも役作りもなんかこの舞台にあってないような。加藤啓さんのガヤ七変化が一番面白かったかな。
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No:040  TanPenChu− / 表現・さわやか
Theater:赤坂RED/THEATER
Date:9/12 M
Sheet:G-14
Price:\5,800
作・演出:池田鉄洋
客演:鈴木砂羽、かもめんたる、梅舟惟永、浅野千鶴、  恋愛苦笑系コントてんやでプロポーズしたり、分かれるつもりの彼氏が事故死して成仏できなく部屋に居残ったり、探偵が同性の助手を愛するはなしだったり、学生時代のもやもやした恋愛だったりのコント集。
 いつもはほんとに苦笑系で、池鉄さんとか真弓さんとかありきで、つい見に行っちゃうけど、今回はガッツリ笑えた。特に、梅舟さんのてんやでのプロポーズと浅野さんの成仏できない元彼の2つは、女優の怪演もあって秀逸な出来。逆に、砂羽さんは玉手箱的な使われ方で、もったいない感じ。真弓さんがほとんど男役で出てるのも面白いけど、女性役もみたい。池鉄さん、女装するのさせるの好きなんだなぁ。
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No:039  ジャガーの眼 / 日本の30代
Theater:駅前劇場
Date:9/5 M
Sheet:B-1
Price:\3,800
作:唐十郎
演出:木野花
 角膜を買った男とその目を過去に持っていた男、その元恋人や裏世界の外科医、それらに絡んだ人たちが眼、肉体の一部のアイデンティティを求め繰り広げるお話。
 疲れてウトウト、話難し過ぎて、ついていけず。紙ちゃん観に行っただけの感じになっちゃった。みんなとてもエネルギッシュだけど、あんまり魅力的に感じる人がいなかったのが残念。
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No:038  虹とマーブル / M&Oplays
Theater:世田谷パブリックシアター
Date:8/23 M
Sheet:A-11
Price:\7,500
作・演出:倉持裕
出演:小出恵介、黒島結菜、木村了、小松和重、ともさかりえ、小林高鹿、ぼくもとさきこ、玉置孝匡
〈1960年代〉東京大空襲で両親を亡くした鯨井紋次(小出恵介)は極貧の中で少年時代を過ごし、やがて港東京大空襲で両親を亡くした鯨井紋次(小出恵介)は極貧の中で少年時代を過ごし、やがて港で沖仲仕をしながら博打や恐喝に明け暮れる小悪党に成長する。そんな中、やくざ者の陰山桂三(小松和重)に気に入られ、二人は密輸で大いに稼ぐ。ある日、芹沢蘭(黒島結菜)という少女に出逢い、二人は惹かれ合う。紋次の腹違いの弟だという南田静馬(木村了)も加わり、紋次・陰山・静馬の三人は“いかがわしい”貿易会社を立ち上げる。政財界の大物を顧客とするクラブのオーナー元吉冬香(ともさかりえ)の援助もあって、商売は波に乗る。で沖仲仕をしながら博打や恐喝に明け暮れる小悪党に成長する。そんな中、やくざ者の陰山桂三(小松和重)に気に入られ、二人は密輸で大いに稼ぐ。ある日、芹沢蘭(黒島結菜)という少女に出逢い、二人は惹かれ合う。紋次の腹違いの弟だという南田静馬(木村了)も加わり、紋次・陰山・静馬の三人は“いかがわしい”貿易会社を立ち上げる。政財界の大物を顧客とするクラブのオーナー元吉冬香(ともさかりえ)の援助もあって、商売は波に乗る。
〈1970年代〉高度経済成長期の機運に乗って紋次の野心は膨張。「これからは娯楽だ」と映画産業、プロレス興行に食い込み、蘭を女優としてスターダムに押し上げる。陰山との役割も明確になり、華やかな表舞台は紋次が蘭を伴いねり歩き、裏の汚れ仕事は陰山が引き受けた。政治家の秘書になった静馬は政界とのパイプ役を担う。ところがそんな紋次の快進撃も、とある興行を巡って冬香の顔に泥を塗ったことから失速し始めて……。
〈1980年代〉仲間達が徐々に紋次から離れていく。昇り詰めた地位に固執する蘭は薄汚れた彼の手を離す。〈1970年代〉静馬はとうとう紋次を守りきれなくなり、陰山は紋次に見捨てられて恨みを抱く。追い詰められた紋次が起死回生を狙って打った一手が、やがて国を揺るがす一大収賄事件の引き金となり……。
 3幕、休憩込みで2時間半の変則構成のおしばい。小出さんは、ブラックのイメージがないので、どうかなぁって思ったけど、比較的すんなり受け入れられた感じ。ただ、目に悪さが出てこないので、やっぱり純朴な感じのほうが好き。初舞台の黒島さんは、可もなく不可もなくな感じ。「ごめんね、青春」の中井さんを思い出させて欲しかったかなぁ。ともさかさんは、「鎌塚氏〜」とは全然違った大人の雰囲気。小松さんはああいう小悪党の役うまいなぁ。そして、ペンギンの面々のガヤ七変化に天晴。なんか岩松さんのにおいも感じるお話だった。
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No:037  スウィング・アウト・ペアレンツ / トローチ
Theater:駅前劇場
Date:8/22 M
Sheet:D-12
Price:\3,800
作・演出:太田善也
客演:林和義、藤崎卓也、杉山文雄、坂口侯一、瓜生和成、三鴨絵里子、福原舞弓
 少年野球の応援に来た親たち。将来有望な息子は影でチームメイトをいじめており試合に出られない、し仲間達が徐々に紋次から離れていく。昇り詰めた地位に固執する蘭は薄汚れた彼の手を離す。静馬はとうとう紋次を守りきれなくなり、陰山は紋次に見捨てられて恨みを抱く。追い詰められた紋次が起死回生を狙って打った一手が、やがて国を揺るがす一大収賄事件の引き金となり……。かし、父親は監督に詰め寄る。映画プロデューサーの男は、不倫相手の女優の卵が突然現れあたふた。女優には手放した子供がいて、その子供はちょっとちょっと生涯のあり一生懸命にはやっているが中々試合には出してもらえない。そんな子供たちの試合を応援しながら、大人たちが右往左往するお話。
 前半のコメディー色で笑いながらも、後半は結構シリアスに。結局、大人になっても正解なんて分からないし、なんでもこなせるわけじゃないって感じの話が結構好き。瓜生さんの使い方はもったいないなぁなんて思いつつも、やっぱり好みのお芝居。三鴨さん、林さん、小林さんに辻さんと好きな役者のオンパレードににやり。そして、福原真弓さん、眼福。
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No:036  五右衛門VS轟天 / 劇団新感線
Theater:赤坂ACTシアター
Date:8/12 M
Sheet:N-1
Price:\12,000
客演:松雪泰子池田成志、賀来賢人
特別ゲスト:渡辺いっけい
 現世で五右衛門の末裔が世界で悪事を繰り返しているため、その根元を絶つために400年の時を遡り五右衛門の種を絶やしてこいとの命を受けた轟天。そこで、五右衛門とその周りの諍いに巻き込まれ、ああだこうだの大騒ぎなチャンピオン祭り。
 轟天、五右衛門に限らず、濃いキャラ続々のオールスターチャンピオン祭り。これでもか、これでもかでもうお腹一杯。成志さんが可笑し過ぎ。みんなに見せ場作るも、やたらとガヤをこき落とすシーンがあるのがちょっと残念。アドリブの部分があるならもっと残念。いっけいさんの飛び入りゲストでちょっと得した気分。
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No:035  算段兄弟 / 土田英生セレクション
Theater:三鷹芸術文化センター 星のホール
Date:8/9 M
Sheet:自由
Price:\3,000
出演:村岡希美、竹井亮介、尾方宣久、もたい陽子、七味まゆみ、本多力他
 同じ父親ながら母親の違う兄弟姉妹が父の臨終前に初めて集まった。それぞれの生活をもっていて、価値観も違う兄弟たちが父の残す遺産を受け継ぐかどうかでもめるが、実際に無くなってみると残っていたのは借金。しかも、最後の愛人とアシスタントは、家に居座っていた。そんな兄弟たちの会話を土田ワールドで描いた外部提供の作品をプロデュース公演で再演。
 ちょっと間延びしてる感はあるんだけど、土田作品の独特の間合いと台詞が楽しい舞台。話的には、ちょっとな気もするけど、役者さんが素敵な人ばかりでうっとり。昔戯曲を読んだことあるはずなのに全然覚えてなかった。もたいさん、本多さんがいつもとちょっと違う感じの役柄なのも面白し、そして、七味さんの眼力、村岡さんの声が素敵。チケットの値段に関心、三鷹と土田さんに拍手。
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No:034  女は過去でできている / 東京マハロ
Theater:赤坂RED/THEATER
Date:8/8 M
Sheet:C-11
Price:\4,500
出演:今藤洋子、福田ゆみ、田実陽子、工藤潤矢、お宮の松、本間剛他
 コンドームを作る工場で、哺乳瓶のくわえる部分の製造することに。そこに働く女性たち。媚びを売り色々な男性と関係も持つが子供ができてしまい結婚した女、美しさを売りにしてきたが結婚したけど子供のできない女、社長の息子と付き合っている女とその妹、工場長の愛人のまま勤務し続ける女、コンプレックスを持ちながら十数年ぶりに彼氏ができた女、そんな女たちの内側の気持ちを抉り出す作品。
 前回同様、かなり切り込んでくる内容だけど、真実に迫ろうとしすぎて、なんか舞台上のリアルさがなくなってる気がする。工藤さんは、芝居が大きくなり過ぎな感じだし、本間さんの出番が少ないのももったいない。全体的に、昔のマハロのグルーヴ感みたいなものがなくなってるのかなぁ。モダンの客演で、好印象だった今藤さんは、今回も好感、ナチュラルさと他の役者さんとの間が絶妙。
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No:033  墓場、女子高生 / ベッド&メイキングス
Theater:東京芸術劇場シアターイースト
Date:7/25 M
Sheet:E-11
Price:\5,000
出演:清水葉月、根本宗子、青山美郷、望月綾乃、山田由梨、杉ありさ、葉丸あすか、佐藤みゆき、猫背椿、竹森千人、中山祐一朗、富岡晃一郎
 2012年に劇場で観た作品。キャストはほぼ総入れ替え。
 福原さんの本はあんまり好みじゃないんだけど、このお芝居は大好き。前回はキャストが素敵すぎたので、今回どうかなって思ったけど、やっぱり面白かった。先生役の猫背さんの壊れっぷりが素敵。会話の飛びっぷりが面白いと思って前回観てたけど、結構重たい台詞がいっぱい。そういうところが評価されてるところなのかなぁ?
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No:032  ポンコツ大学探険部 / ラッパ屋
Theater:紀伊國屋ホール
Date:7/5 M
Sheet:E-1
Price:\4,800
客演:松村武、ともさと衣、寺本一樹、青野竜平、林大樹、加藤未和
 大学の90年祭を機に集まった探険部のOB達、部の縮小と活動紹介に食の探検って言ってパンケーキ焼いてる姿に喝。現在の生活の中から懐かしむノスタルジーは、昔の仲間と会うと蘇るけど、今の若者たちに失望。過去を思い出してワイワイも、それぞれ抱えている現状になると・・・。部のマドンナと結婚した夫婦は別れ、広告代理店のOBと付き合っていて、その男は昔探険先のマドンナのテントにあわられた河童(夜這いしただけ)だったりなエピソードや、次世代に音の探険とバンド活動をはじめ、友を事故で失った後にスターになったミュージシャンの出世作は亡くなった男の作品の倒錯だったりなエピソードなどを交えた大の大人がドタバタあたふたなシチュエーションコメディー。
 いい大人がバカやって、大騒ぎして、でも現実はいつも脇にあって的な中年の悲哀を感じるいい台詞がいっぱい。そして、共感。予定調和やご都合主義な部分もあるけど、そこはあえてのエンターテイメント。息の合ったメンバーが、笑わせるし、泣かせるし。俵木さんとおかやまさんのコンビや、もはや娘とは言えない看板の三人娘の絶妙なスパイス加減。福本さんのやんちゃさや宇納さんのとぼけたインテリ感、そんな中に若手のエキスが入って、うまく融合。そして、なんともな客演の松村さんの怪演っぷり。もう幸せ〜。
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No:031  不倫探偵 / 日本総合悲劇協会
Theater:本多劇場
Date:6/27 S
Sheet:O-24
Price:\6,800
作・演出:天久聖一、松尾スズキ
出演:松尾スズキ、片桐はいり、二階堂ふみ、伊勢志摩、皆川猿時、村杉蝉之介、近藤公園、平岩紙
 依頼者の人妻と不倫関係を持つ不倫探偵。浮気調査を依頼された人妻と一夜を過ごした事務所のとなりで、依頼者の夫が首切り死体で発見された。事件の真相に迫っていくと、やがて自分の過去と繋がっていく。殺人者だった父、失踪してしまった母、死んでしまった妻、そして、妻の兄とスラム街の人々。依頼者の夫の死は、探偵を悲劇に貶める仕業であった。
 「ふくすけ」なんかに比べると、かなりライト。松尾さんのくねくねの体芸?満載で、場面切替えになんかもいたずら心いっぱい。ストーリーも分かりやすいけど、どんどん後半に向かって核心に迫っていくつくりも好感。荒川さん、クドカン、猫背さん、池津さんいなくてもキャラ祭り的要素がいっぱいで楽しい。紙ちゃんの役が余り自分好みのキャラじゃなかったのと、映画観て最近好印象だった二階堂さんがちょっと一本調子な感じが残念。
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No:030  新・冒険王 / 青年団
Theater:吉祥寺シアター
Date:6/21 S
Sheet:自由
Price:\7,000(新冒険王とセット)
脚本・演出:平田オリザ、ソン・ギウン
出演:太田 宏、大竹直、村井まどか、河村竜也、佐藤誠、木引優子、森山貴邦、ブライアリー・ロング、佐藤滋、チョン・ジョンハ、ソン・ミョンギュン、マ・ドゥヨン、ペク・ジョンスン、チョン・スジ、パク・ミンジ、カン・ヒジェ
 2002年6月18日、イスタンブールの旧市街にある貧乏旅行者専用の安宿。その安宿の一室で、日韓のバックパッカーたちが倦怠と喧噪の日々を過ごしている。2001年の同時多発テロと、それに続くアメリカ軍のアフガニスタン侵攻によって、アジアとヨーロッパを陸路でつなぐバスのルートが遮断され、多くのバックパッカーがイスタンブールで足止めを食らう結果となったのだ。この日は、日韓ワールドカップのベスト16の試合日。すでに、この日の午前中に、日本はトルコに1-0で敗れて、日本人たちは意気消沈している。おりしも、韓国−イタリア戦が始まり、韓国人たちはテレビのあるロビーで大騒ぎになっている。世界情勢とは無縁なように見える、両国の若者たち。ただ、この部屋には、彼らの未来に対する漠然とした不安が漂っている。試合終了は17時、イスタンブールの長い夕暮れが始まろうとしている。(青年団HPより)
 初めて「冒険王」観たときの様な新鮮さがあった。マチソワで「冒険王」を観た後で、途中飽きちゃうかなって思ったけど、なんのなんの引き込まれていく。民族と言う視点がプラスされた分、それ以上に話の膨らみが出て来ている。特に、アルメニア系のアメリカ人って設定がうまいスパイスになっている。ワールドカップ中継そのものが別の部屋で観ている設定なので、人の出入りが無理やり感があるのと、無知な自分にはちょうどいいのだけれど、分かりやすくするためか、史実のエピソードがちょっとステレオタイプな感じがする。平和ボケを痛感するお芝居。
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No:029  冒険王 / 青年団
Theater:吉祥寺シアター
Date:6/21 M
Sheet:自由
Price:\7,000(新冒険王とセット)
冒険王 出演:秋山建一、小林 智、太田宏、鈴木智香子、大竹直、村井まどか、河村竜也、佐藤誠、海津忠、木引優子、石松太一、伊藤毅、菊池佳南、富田真喜、森山貴邦、佐藤滋、李そじん、代田正彦
 2002年に劇場で観た作品の再演。
 最初の印象より劇場が大きくなった分かダイナミックにコミカルに。10年以上たった今、前に観た時には1980年はちょっと前の過去だったけど、今回はずいぶんと昔になった。当時リアルだったものが、ちょっと演劇的ものへと変化しているのかもしれない、それは観る年代も変わってと言う意味で。佐藤滋さんて役者さんがすごく印象的だった、コミカルなんだけど邪魔しない、そして、その裏側にある気持ちみたいなものが表に出ているいい役者さんだなぁって。初見だと思ったけど、「暗愚小傳」、「S高原から」など去年2度も観ていて、元KAKUTAの人でソニー損保のCM人だったってことが分かった。KAKUTAの舞台映像でも観てもいたんだなぁ。これから注目の役者さん。
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No:028  彼女の起源 / 劇団鹿殺し
Theater:CBGKシブゲキ!
Date:6/7 M
Sheet:I-18
Price:\5,500
客演ミュージシャン:石崎ひゅーい、Piggy(G)、辰巳裕二郎(Dr)
 キューポラのある町の鋳物工場を営む男、愛しすぎた妻を交通事故で失い、後妻のフィリピン人の妻をめとった際に元妻に似た娘を部屋に監禁をする。姉弟は、カセットテープに吹き込んだ声でのみお互いの確認をしあう。弟は、長年の画策で姉を救おうとするがついには自分が監禁されてしまう。そして、それを期に姉は外に出るが、過去や家に縛られ自由はなれないまま弟の心配をする。そして、弟は部屋からの脱出に失敗して転落死をする。その後、母の死の真相が明らかになるが・・・な家族大河的ロックオペラ。
 チョビちゃん帰国後初の舞台出演。ロックオペラと銘打っているけど、普段でも歌満載で楽団も使っているので、生バンド使ってよりライブ感が増した感じ。その分お芝居の部分は置き去りになっている感もあって、ライブ演劇って言ったほうがいい感じ。なのでミュージシャンの方々の台詞もすんなりな感じだけど、チョビちゃんの歌は石崎さんの歌と並べちゃうとどうかなって思っちゃう。門人さんの面白みがあんまりでないののと、丸尾さんの本が最近暴力が多いのがちょっと残念。全体的にお話も観やすく、最近の鹿殺しの中では好きな作品。なにはともあれチョビちゃんが舞台で観られたのは良かった。
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No:027  ひとよ / KAKUTA
Theater:神奈川芸術劇場 KAAT 大ホール
Date:6/6 M
Sheet:A-14
Price:\4,300
 2011年の初演を観た作品
 KAKUTAが好きから大好きになった作品の再演。キャストも7割方一緒だけど、セットは下手と上手が入れ替わっている部分があったり、出入りの口が上手から舞台奥に変わったりと若干の変更在り。客席が6,7割(ソワレ公演が雪山素子ショー付きでマチネは少ない?)せいか、全体のグルーブ感が足りない感じがしてしまった。ただ、後半加速しだしてからは、やっぱり好きだった作品、たまらない。大好きな異儀田さんは予想通り前回原さんがやっていた役。最初なんか戸惑っている感じがしてどうなのかと思ったけど、ラスト突っ走るための口火の演技に心鷲づかみ、前半はその心情を映したための迷いの演技だったのではとあまりにも贔屓目な解釈。客演の阿佐スパの伊達さん、昔の伊達さんっぽく、細さと危うさが同居した感じがすごいく良かった。そして、成清さんの使い方が旨いなぁ、物語を壊さないぎりぎりの絶妙なスパイス。4年間経って、ちょっと皆さんふけたかな。
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No:026  女のみち2012 再演 / ブス会
Theater:東京芸術劇場 シアターイースト
Date:5/24 M
Sheet:I-7
Price:\4,000
脚本・演出:ペヤンヌマキ
出演:安藤玉恵、内田慈、もたい陽子、高野ゆらこ、松本まりか他
 2012年の再演。女性キャストは変わらず。
 いない人の陰口連発な女子的会話って印象だけど、結構人としての普遍的なダメダメ感も描かれていたりしてるんだなあって思って関心。下世話に終始しながらも、なんか生きてくしんどさやどうしようもなさにもがいてる感がまたよし。
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No:025  スワン・ダイブ / カムカムミニキーナ
Theater:本多劇場
Date:5/17 M
Sheet:D-8
Price:\6,300
客演:武田航平、明星真由美、村岡希美、福田転球他
 大阪天王寺動物園、隠された檻は破られ、一羽の白鳥が東の空へ飛び立つ。それを見て物言わぬ少年は口を開き、母は歓喜に震え、父は恐怖に打ち震えた。やがて白鳥は信州諏訪湖に舞い降りる、その湖底に眠るのは秘密を抱いて死んだ兄の謎。河内の小さな金属精錬工場に始まり、ヤマトタケル神話をなぞって、湖底に沈む古代王国に繋がる、白鳥演舞三千年の因縁戯画。(カムカムミニキーナHPより)
 以外にもカムカムは初観劇。あらすじとはちょっと違ったけど、松村超大河な物語。恒例と言われているストーリーに関係ない八嶋さんと松村さんのどつき合いにはニヤリ。客演さんも上手に使い、劇団ならではチープな小道具でも、見事な舞台の使い方と演出。八百屋舞台四組で構成された抽象舞台が、場面場面でその場所に思えてくる。よくわかんないんだけど、雰囲気で吸い込まれていく感じ。村岡さん、声の張りかたの押し引きが上手だなぁ。
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No:024  すべての犬は天国へ行く / ぬいぐるみハンター
Theater:王子小劇場
Date:5/6 M
Sheet:C-1
Price:\3,500
作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:池亀三太
出演:ザンヨウコ、月野木歩美、たなか沙織、工藤さや、今城文恵、志賀聖子、松本みゆき、袋小路林檎、鳴海由莉、矢頭睦、中西柚貴、宍泥美、青山祥子、岸茉莉、小川夏鈴、飯塚美花、やないさき、西村由花
 2001年にナイロン100℃が本多劇場で上演した観た作品
 面白かった印象と場面場面は思えてるけど、話は大筋しか覚えてなかった。こんなにナンセンスな笑いが多かったけとか、こんなにえぐかったっけとか色々思い出しながら、にやにやして観ちゃった。本多でやったあのセットを王子でどうするんだろって思ったけど見事にダウンサイジング。テンポもいいし、うんざりするような役者さんがいないので、とても面白かった。ただ、どうしても原作の役者さんのイメージがあるところはそれがぬぐえないのが残念、特にイヌ子さんのエルザ、松永さんのクレメンタイン、村岡さんのガスはすごくはまっていたので。
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No:023  幕が上がる / PARCO Production
Theater:Zeppブルーシアター六本木
Date:5/4 M
Sheet:1-12
Price:\6,800
原作・脚本:平田オリザ
演出:本広克行
出演:ももいろクローバーZ(百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏)、伊藤沙莉、芳根京子、金井美樹、井上みなみ、多賀麻美、藤松祥子、坂倉花奈
 遊び半分だった女子高の演劇部の副顧問に元小劇場界のカリスマ的女優がやってきたことにより、本気になった女子高生たちが全国を目指して演劇にのめり込んでいく映画の舞台化作品。舞台版は、予選を通過した後の稽古場面のみで生徒たちの心の動きが描かれていて、大人たちは一人も出てこない。
 ストーリーを大きく削り、心情と劇中劇のベースになる「銀河鉄道の夜」を前面に押し出した構成は、大きなチャレンジだと思う。小劇場でなく、ベテラン俳優でもなく、彼女たちに託しことと、受けた彼女たちに拍手。映画版では、気にならなかった演技は、何人かはどうだろうって思っちゃうような人もいた。百田さんは、なにかものすごく説得力のある何かを持っている気がした。青年団のお芝居っぽいところがいくつかあってにやり。もうちょっと、小さな劇場でみたいなぁ。
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No:022  スーパーエンタープライズ / 東京ハートブレーカーズ
Theater:Star Pine’s Cafe
Date:4/29 S
Sheet:自由
Price:\4,800
脚本・演出:黒澤世莉
出演:岡田達也、みのすけ、山崎彬、小多田直樹、永嶋柊吾、西井幸人、荻野崇、西山宏幸、石川よしひろ、首藤健祐
 世界一になると言って粋がっていた高校時代バンドを組んで一旗揚げようも学校と対立、その後教師になると教え子は背負って飛ぶロケットを開発して屋上で打ち上げようと。青臭さが大人の都合につぶされたり、打ち破ったりの物語。
 この舞台はなんかそんなに上手とも思えない首藤さんの歌のグルーブ感がいいんだよね。そして、西山さんのくにゃくにゃしたベースのパフォーマンスがまた。今回は、みのすけさんがドラムたたいてうれし、石川さんがギターと歌だけなのがちと残念。
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No:021  俺たちなりの、旅。 / グラウンド02
Theater:OFFOFFシアター
Date:4/29 M
Sheet:C-4
Price:\3,500
作・演出:松本哲也
出演:古川悦史、西條義将、川田希、鈴木理学、頼経明子、蓬莱貴子、松本哲也
 幼い時代を分かち合った男女たち、高校時代にやってきた美少女の同級生がなくなり久々に会った面々、昔遊んでいた公園で、今と昔の物語が交差、生活に浸っているもの、昔のままのものそれぞれの気持ちも交差。
 古川さん、川田さんが出てて、比較的いい印象だった小松台東の松本さんが作演なんで観に行ったけど、なんか感情移入できなかった。頼経さんっていう女優さんがとてもいい印象だったので、他の舞台でも観てみたい。
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No:020  ゼブラ / ONEOR8 B面公演
Theater:SPACE雑遊
Date:4/26 M
Sheet:自由
Price:\3,000
客演:枝元萌、椿弓里奈、鈴木朝代、生津徹、松本亮、遠藤隆太、笹野鈴々音、田口朋子
 2005年に初演2007年に再演を観た作品。
 大好きゼブラ。今回の演出は田村さんじゃないけど、あまりオリジナルを崩してない感じ。笑いのところに力入れていて、テンポよりも間をものすごく丁寧に作りこんだような気がする。キャストは総入れ替えで、今回出ているオリジナルの出演者も役は違う役。富田さんが長女夫の愛人→長女、恩田さんが四女のおバカな同級生→長女の夫となっているけど、この役同士が対峙する場面があって面白し。オリジナルでの和田演じる母は強さと優しさのバランスが両立してたけど、今回はちょっと優しさが前に出て強さがぼんやり。弘中麻紀ちゃんが演じた長女は、裏にあった強かさが、今回の冨ネエは表に出てる感じ。その他のキャストもかなりいい感じ。次女の星野園美さんを枝元さんが、津村さんと野本さんの柿沼葬儀屋兄弟を伊藤さんと山口さんで見事に演じてたのは拍手。圧巻は、三女の椿さん、めちゃくちゃはまり役だった。あの自分の中の渦をうまく表現していたと思う。お母さん、愛人は今回ちょっと残念感があったかなぁ。
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No:019  売るものがある性 / 財団、江本純子
Theater:アトリエヘリコプター
Date:4/25 M
Sheet:自由
Price:\3,700
出演:市川しんペー、佐久間麻由、荻野友里、本山歩、江本純子
 江本純子の母を中心に江本家のエピソードと、江本純子らしき人の劇団、働くパン工場での場面を、ちぎっては投げ、ちぎっては投げして、コラージュにしたほんとか嘘かわからないお話。
 猫ホテのしんペーさん、ナイロンの長田さん、青年団の荻野さんと出るのでチケット買ったけど、長田さん病気で降板、代わりに立てたナイロンの安澤さんもなぜか取り消しになって、江本さんと本山歩さんが出演というゴタゴタ。テイストは江本さんっぽいんだけど、なんかお芝居自体ものめりこめず、しんペーさんも荻野さんもこれと言ってな感じ。そして、江本さんは佐久間さん使うのほんと好きだなぁ。
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No:018  ベター・ハーフ / ニッポン放送・サードステージ
Theater:本多劇場
Date:4/19 M
Sheet:I-7
Price:\7,800
作・演出:鴻上尚史
出演:風間俊介、真野恵里菜、中村中、片桐仁
 始まりは、嘘と誤解だった。若い諏訪は、中年の上司から「自分の代わりにネットで知り合った女性とデートして欲しい」と言われる。なぜなら、「お前の写真を俺だと言って送ったから」と。諏訪を待っていたのは、トランスジェンダーの友人に頼まれて、身代わりのデートに来た平澤だった。友人もまた、自分の写真を送れなかったのだ。こうして、若い男女と、中年の男と、トランスジェンダーの女性の四人がぶつかり、笑い、別れ、慰め、歌い、闘う恋の物語が始まった。(サードステージHPより)
 最近プロジェクションマッピング使いすぎな感じがするなぁ、演出自体は第三舞台を思わせるような部分もあってやっぱりかっこいいと思う。お話はとってもベタだったけど。中村中さんは、演技も素敵、でも歌とピアノの弾き語りに吸い込まれちゃいそう。ピアノも一緒に歌うのよ。仁さんが一手に笑いの部分を引き受けてるけど、この辺は百戦錬磨。風間さんはあまり好みの演技じゃないかな、朝ドラの雰囲気は好きだったけど。真野さんは「悼む人」以来だけど、やっぱりなんか印象に残らない感じ。
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No:017  禁断の裸体 / シアターコクーン・オンレパートリー
Theater:シアターコクーン
Date:4/12 M
Sheet:2F-BR-7
Price:\5,000
作:ネルソン・ロドリゲス
演出:三浦大輔
出演:内野聖陽、寺島しのぶ、池内博之、野村周平、宍戸美和公、池谷のぶえ、木野花、米村亮太朗他
 エルクラーノは妻の死後、息子であるセルジーニョと彼を溺愛する3人のおばたちと共に暮らしていた。おばたちはエルクラーノが妻の死を乗り越えられていないことを心配し、彼の弟であるパトリーシオに神父に相談するように勧めるが、彼は神父さまのところへは行かず、馴染みの娼婦、ジェニーのところへ行き、エルクラーノと関係を持つよう持ちかけ、彼女の裸の写真を持って帰る。弟の言うことに憤怒するエルクラーノだったが、写真を見て心を乱し、泥酔状態でジェニーを訪ね、そこで3日間ともに過ごしてしまうが、彼に心を奪われたジェニーを振り払って、自分の日常へと帰ろうとする。その後、エルクラーノはジェニーにだんだんと想いを寄せるが、彼女が売春婦であることや、妻の死後に息子のセルジーニョに「二度と女性と関係を持たない」と約束したことで、もう一歩を踏み出すことができない。 パトリーシオはエルクラーノへの憎悪から、ジェニーに「私ともう一度関係を持ちたいのなら結婚して」と言うようにと助言するが―。母親の死によって歪んだ父子関係、売春婦と結婚するための嘘と計画 、そして家族を襲う悲劇とは―。(シアターコクーンHPより)
 パルコの三浦さんより、小劇場時代の過激さが前に出た感じの演出。本は自分のものでないので、あんまりどろどろ感はなし。変にコミカルにふるような場面があるけど、宍戸さん、池谷さん、木野さんとおば三人を用意したのだからいらないのではと。まあ、メインキャストは体当たり、いやらしさが前面に出ないのがさすがだなぁって思った。エルクラーノ、ただのだめ男じゃないのって、思っちゃうのは私だけ。
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No:016  たぶん世界を救えない / 東京マハロ
Theater:
Date:3/28 M
Sheet:C-11
Price:\5,500
出演:永井大、百瀬朔、工藤潤矢、能世あんなほか
 震災の原発事故の後の原発から30km離れた水道屋。3人の男兄弟のうち、次男が嫁と一緒に切り盛り。長男は初期の若年性アルツハイマーで、妻が震災時にスナックをやっていて、息子は多感な時期。三男は、岩手の嫁の実家にいたが震災を気に居候。この一家は、保証金があるためそれぞれの仕事を再開できず(せず)にいた。従兄弟には、原発を有する電力会社の社員。保証金を目当てに働かず、仮設住宅に暮らす人々。自ずから戻ろうとする人々。そんな人々の考え方の違い、怠惰や欲や正義感が渦巻いた、水道屋の中の群像劇。
 役者さんたちは、ほとんどいい感じ。女優陣は、綺麗だし、雰囲気もある。能世さんは、がならずも怒りの雰囲気を出せる気がして芝居のトーンが好み。永井さんは台詞噛み過ぎでしょ。工藤さんは、なんかちょっとたどたどしい芝居になってた気が、商業演劇の影響なのかな。かなり皮肉を込めて、裏側を書いた感じだけれども、どこまで取材して、どこまで事実なのだろう。事実の裏付けなく、あえて想像で書いて、このテーマ選んだのだとしたら、いかがなものだろうと思ってしまう。そればっかり観ていて気になってしまった。そして、なぜ今?
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No:015  TOKYO HEAD / ディー・バイ・エル・クリエーション
Theater:東京グローブ座
Date:3/21 M
Sheet:1F-O-18
Price:\6,800
原作:大塚ギチ
作・演出:上田誠
 90年代伝説のサブカルチャームーヴメント『バーチャファイター』ブームを題材にしたノンフィクション小説、『TOKYOHEAD:REMASTERED』(大塚ギチ著)を原作にし、最新のモーションキャプチャー技術を応用して開発されたリアルタイムCG再生システム「DL-EDGE(R)(ディーエルエッジ)」を駆使して、脅威のテクノロジー舞台、前人未到のゲームセンターコメディー。(TOKYO HEAD HPより)
 ヨーロッパの面々のやり取り以外は、あんまり面白みを感じなかった。もともとゲームに興味が無いので、リアル対戦しても、よく分からないし。モーションキャプチャも効果的とは思えず。キャストも煮え切らないキャストだし。尾上さんも、もっと鬱屈として暗いお芝居が好き。
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No:014  家族 / オーストラ・コマンドー
Theater:吉祥寺シアター
Date:3/15 M
Sheet:A-10
Price:\3,500
作・演出:倉本朋幸
音楽:MOGMOS
出演:趣里、松本紀保、久保貫太郎、枝元萌、康喜弼、伴美奈子他
 亡き友平山司の七回忌。その学生時代の悪友3人組は、酒を酌み交わしながら四方山話に花を咲かせている最中ふと紀子のことを気にかける。司の妻であった紀子は、今も変わらず夫の姓を名乗っている。年を経てますます美しくなりながらも、慎ましく生活を続ける紀子へお節介心を起こした3人組は松永という男との見合いを提案しようとする。それから間もなくして、紀子の義両親である多賀士と安子が司の七回忌をかねて東京見物にやってきた。あてにしていた子供たちはみな都合がつかず、結局二人は紀子の部屋で世話になることになる。子供たちにも親を思いやる気持ちがないわけではないが、日々の暮らしに精一杯で、上京してきた両親の扱いを持て余していたのだ。しかし元は他人の紀子に頼りきるという心持ちの悪さから、長男の宏と長女の雪はどうしたものかと画策していた。そんな周囲の思惑を知ってか知らずか、多賀士は安子のそばでいつも通りのおならをするのであった。
 小津監督の「東京物語」をオマージュした作品。「東京物語」好きだし、TBSの終戦60年の特別企画にやっていた宇津井健さんと松たか子さんのドラマ版は、DVDも買っちゃったし、山田監督のオマージュ作品「東京家族」も好き、そして、紀保さん、枝元さんが出るのでとても楽しみにしていた作品。楽しみにしていた分って言うのはあるけど、ちょっと肩透かし感。紀保さん、枝元さんともいつもとちょっと違った役も良かったし、伴さん、康さん演じる老夫婦は、実際よりも若い年代が演じていると言うアドバンテージも乗り越え好演だった。特に、康さんの終盤はすばらしい。ちょっと余計な気がしたエピローグ、1mくらいの下駄を履かせた八百屋舞台、現代なのに三十年代風のセット、そして、映画を真似た台詞口調、これらがなんか邪魔してた気がする。趣里さんは、個人的になんか肌に合わない感じ。趣里さんのお父さん、紀保さんの旦那さん、伴さんと同じ劇団の扉座の方々と、なぜか「相棒」繋がりな舞台。康さんも出たことあるらしい。
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No:013  ここにある真空 / 浮世企画
Theater:駅前劇場
Date:3/14 M
Sheet:B-6
Price:\3,800
作・演出:今城文恵
出演:片岡礼子、市川しんペー、鈴木歩己、四浦麻希他
 男気あふれる仕事っぷりで、同僚から患者から厚い信頼を集める精神科医・爽子。亡き父の“患者さん第一”というモットーとクリニックを受け継ぎ、父を尊敬してきた爽子には突然の腹違いの弟の登場は天変地異とも言える出来事だった。それでも爽子は持ち前の意地と根性と明るさで、精神科医をけなしまくるような弟とも正面からぶつかり合い、少しずつ認め合うようになる。しかしそんな爽子を支えるポジションを余儀なくされていた夫や娘とのひずみが、遂に限界に達して−。絶対が崩れて、ドロドロになって、息さえ出来なくなって、その先に見えるもの。浮世企画の群像家族劇。(浮世企画HPより)
 嫌いじゃないテイストなんだけどなんかしっくり来ない。軸が無く感じちゃうのと、なんだかんだでハッピーエンドな感じなのが。役者さん達にも巧拙にむらがある気がして、気持ちが入っていくと、外されちゃうようなときが。しんペーさんは、ちょっと普通の人の役になると見せ所が少なくなっちゃう感じ(自分の見たい部分が)。片岡さんは肩の力が抜けて、舞台を楽しんでる感じが良かった。四浦さんはKAKUTAとはちょっと違う役が観られた。
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No:012  結びの庭 / M&Oplays
Theater:本多劇場
Date:3/8 M
Sheet:A-14
Price:\6,800
作・演出・出演:岩松了
出演:宮藤官九郎、麻生久美子、大賀、安藤玉恵
 弁護士・水島慎一郎(宮藤官九郎)は、経済界の大物・来宮信介の一人娘、来宮瞳子(麻生久美子)との結婚を控えていた。二人のなれそめは、財閥の令嬢である瞳子に殺人の容疑がかかった事件の弁護を水島が担当した、5年前のことだった。水島の活躍もあって、瞳子の無罪が証明され、二人は結婚することになる。二人は歴史を感じさせる旧家の館で新婚生活を始めることになる。水島の秘書・近藤(太賀)と、家政婦の丸尾(安藤玉恵)は、ある憧れを持って二人に尽くすが、突然現れた末次(岩松了)という男によって不穏な過去の出来事が蒸し返される。穏やかに見えた生活が、少しずつ、その姿を変え、末次の出現によって事態は思わぬ方向へ転がり始める。覆い隠されていた真実が、やがて暴かれ、それぞれの裏切りと疑惑が大きく動き始めると、信頼は音を立てて崩れ、次の罪へと暴走を始める。はたして、その時、水島がとった行動とは、瞳子が語る真実とは・・・(M&Oplays HPより)
 どうも岩松さんの本にはのめりこみ難かったり、なんかいまいち登場人物の気持ちの動きがピンと来ないことが多い。今回は、愛するが故に、見て見ない振りをするところまで持っていくところの動機付けと言うかなんと言うか。本によるんだろうけど、麻生さん、安藤さんにはもっとコメディエンヌぶりを発揮して欲しい感じだった。とはいっても2人とも素敵。クドカンは、あんなにのびのびで役者の仕事も好きなんだろうなって。何のセットも無しのプロローグから、家と庭のセットが回り舞台で出てきて、場面によって庭と部屋を使い分け、エピローグで何もなしに戻るセットがなんか素敵だった。
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No:011  ぶた草の庭 / MONO
Theater:ザ・スズナリ
Date:2/22 M
Sheet:B-11
Price:\3,700
客演:山本麻貴、もたい陽子、高阪勝之、高橋明日香、松原由希子
 横山病という原因不明の病気にかかり、離島に隔離されている人々。治療方法は見出されておらず、最後は死にいたってしまう病で、国がある過疎の地域に立てた研究所が原因でないかといわれている。約一年間、人々の暮らしは、悲しみや苦しみを共有し、うまく行っていた。ある日、新しい隔離者が訪れ、国の保護が薄くなる気配が出てきて、コミュニティーが崩れ始める。そして、過去の死者は老年のみだったが、ついに若い世代にも死者が出て、末期症状が現れだしてしまう。壊れた関係と彼らの運命は、そして、彼らは何をするのか。
 ちょっと間のずれた会話と勘違いから起こる笑いは健在ながらも、背筋が寒くなるようなお話。「_初恋」、「きゅうりの花」、「燕のいる駅」、「橋を渡ったら泣け」なんかの要素が全部入っている感じで土田さんの世界にどっぷり。MONOメンバーは、やっぱり土田さんの演出の間と相性がよく、客演の女性陣もそれを壊さない。客演の男の人の感じがちょっと自分には合わない感じなのが残念。いつもより、ちょっとだけ長めだけど、全然長さを感じなかった。そして、とってつけたようなエピローグが無いのも好感。
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No:010  三人姉妹 / シスカンパニー
Theater:シアターコクーン
Date:2/15 M
Sheet:2F BR-3
Price:\5,000
上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:余貴美子、宮沢りえ、蒼井優、山崎一、神野三鈴、段田安則、堤 真一、今井朋彦、近藤公園、猪俣三四郎、赤堀雅秋他
 原作を知らないけれど、ほぼ内容は変えていないのではないかと思われる。飽きちゃうかと思ったけどなんのなんの。
 3人の豪華さに、堤さん、段田さんって、それに、赤堀さん、山崎一さん、神野三鈴さん、なんと眼福なお芝居なんでしょう。気のせいかもしれないけど、1F後方列は通常がS席のところがA席になっていたような。パンフの値段千円も他の公演から比べると安い。意図的にやっているのだとすれば、ケラさん、シスカンパニーに拍手だよ。
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No:009  完熟リチャード三世 / 柿食う客
Theater:吉祥寺シアター
Date:2/14 M
Sheet:E-16
Price:\5,000
出演:安藤聖、内田亜希子、岡田あがさ、七味まゆ味、葉丸あすか、深谷由梨香、八坂沙織
 セットはほぼなしの平場の舞台に、黒一色の衣装をまとった女性七人のキャスト。主役リチャード三世の安藤聖さん以外は、衣装替えもせずいくつもの役柄をこなす。物語は、リチャード三世が狂言回し的に、1時間20分のダイジェスト駆け抜ける。
 もういろんなカタカナの次々と名前が出てきて、衣装も変わらず役が変わるので全くついていけず。しかも、前半ウトウトしちゃったので、もう何がなんだか。安藤さん、内田さんは、舞台のたびに違った顔に見えるなぁ。七味さんは、他の芝居観てて、もっとコミカルな感じだと思ったけど、なんのなんのひきつけられます。女優さんは、結構印象もいいんだけど、なんでか全然集中できなかった。
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No:008  あつ苦しい兄弟−港のふたり編− / 道学先生
Theater:東京芸術劇場 シアターイースト
Date:2/11 M
Sheet:D-9
Price:\4,700
作・演出:中島淳彦
出演:村田雄浩、青山勝、東てる美、井之上隆志、小林美江、桑原裕子、福島勝美、かんのひとみ、山口森広他
 宮崎日向の小さな港町。皆と一番の漁師の兄と何をしても続かない弟の物語。兄の東京に出た息子、弟の離婚した妻とその娘、町の食堂の人々、東京から来た間抜けな詐欺師、男に寄りかかっていられないと生きていけない女、70年代のディスコブームもやってきた町で、そんな人々と織成すあつ苦しい兄弟の物語。
 物語的にはとっちらかっちゃってる感じもするけど、中島さんの本は基本的には安心して気楽に観られるお芝居。井之上さんのあの感じはほんといいなぁ、カクスコ復活しないかなぁ。桑原さんのいつものようにすっ飛んだキャラクタもいいし、小林さん、かんのさんの柔軟さや懐の深さの上でキュートな感じも。吉田芽吹ちゃんって娘が踊りだした時が一番見所だった。
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No:007  暗く暖かな日々 / 小松台東
Theater:OFF・OFFシアター
Date:2/8 S
Sheet:自由
Price:\3,300
出演:瓜生和成、小林さやか、浅野千鶴、小園茉奈、松本哲也他
 出て行ってしまった父と離れ母、兄と暮らしていた娘。母が病に倒れ死期も近い日、父は突然返ってくる。拒絶する娘と、ふがいない兄、とりなそうとする叔母、父親の友人。そんな人々の物語。
 一度観てみたかった劇団で主宰の松本哲也さんが作・演出・出演。笑いどころもたくさんありながらシリアスで、すごく好きなテイスト。OFF・OFFゆえにセットがちょっと貧相なことや、もうちょっと伏線があって心の動きが見えるといいなぁと思った。浅野千鶴さんは、ONEOR8の「世界は嘘〜」に続いていい印象。ただ、自分には覚えられないタイプの顔。瓜生さんは、ほんと場の空気を作るのが上手。父役の役者さんが自分にとってはなんか違和感があったのが残念だけど、役者さん全体の雰囲気が同じ空気を共有してる感じがって好感。
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No:006  わたしを、褒めて / タカハ劇団
Theater:駅前劇場
Date:2/8 M
Sheet:D-10
Price:\3,900
出演:異儀田夏葉、江原由夏、高野ゆらこ、眼鏡太郎他
 ある女優の死体が発見された。女優の部屋には、清水邦夫の名作「女優」の舞台のパンフレットがありその女優もキャストの一人になっていた。その舞台、トップグループのセンターから脱退して初舞台に挑むアイドル、朝ドラで人気になっていたが行方をくらましていた女優、元有名劇団の看板女優、海外で賞を撮った映画上がりの女優で、キャストが組まれていた。朝ドラ女優は、物すごく太ってしまった上に、テレビの自分と本当の自分に悩んでしまい心を病んで休業後の復帰であった。朝ドラ女優、自信喪失で、わがままな女優とプローモート先の政策に翻弄され若手演出かも大爆発。朝ドラ女優が舞台を降りると、そこそこ有名だった女優を休業してマネージャーだった女が代わりに舞台に立つとカンパニーはうまく回りだす。しかし、公演直前朝ドラ女優は戻ってきて公演は行なわれる。死体は自殺、死んでいたのマネージャーの女だった。
 お話が、事件を調査する刑事たちの今に、舞台の稽古場の過去がくるまれている構造になっていて、その上に開演時と終演時には、本当の演出家(高羽彩)が出てきて、この舞台の段取りと終わりをチェックする小芝居が入ると言う用意周到な複層構造。ちょっとデフォルメしすぎ感があるけど、裏ってほんとにこんななのかな。若手演出家役の神戸さんって女優さんはちょっと注目。異儀田さんは役柄的に自分の好きな役ではなかったので残念。どっちかって言うと、演出家の役で観てみたかった。太っちゃう朝ドラ女優は「夢見る二人」で阿部サダヲに騙される重量挙げの女の子役が印象的だった子、濃い。
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No:005  悲しみよ、消えないでくれ / モダンスイマーズ
Theater:東京芸術劇場 シアターイースト
Date:2/1 M
Sheet:K-2
Price:\3,000
客演:でんでん、今藤洋子、伊東沙保
 山小屋に居候する男、主の亡くなってしまった長女とと付き合っていた。次女が山を降りる前日、長女の命日でもあるその日に男の学生時代の山仲間が訪れる。男は歩荷をする夫婦の若妻に誘惑され過ちを犯していた。その夜、綻びから不倫がばれ、過去の長女が死んだ際の事実が明らかになって行く。長女を悼む気持ちで山小屋に残っていると思われた男であったが、本当に男は長女を思い続けていたのか、父はなぜ男を山小屋に居留まらせていたのか、そして、事実の一端を知っていた次女はなぜそれを明かさなかったのか。
 人を思う気持ちとは、真実を伝えることとは、寂しさとは、そんないろんなことを考えさせてくれるがつんとくる物語。モダン久々に来たぁって感じ。この物語の中では、不倫の二人は嘘で隠そうとするが、長女との事実は、嘘はなくすべてが伝えられていないことによるもの。男は、それを伝えられなかったのか、そして、気付いて欲しいから、山小屋に留まっていたのか。男、主、山仲間、歩苛の夫婦、前に進めない人達の葛藤や自分自身への苛立ちやごまかし、色々渦巻いて考えさせてくれる舞台。でんでんさんが最後に歌う「贈る言葉」から、出て行った男の背中に「行かないでくれ」と言うまでの切ない演技がたまらない。そして、今藤さんのキュートさとしたたかさの裏腹。終盤明かされる男を離れた山ふもとで災害にあう長女が妊娠していたことの関連付けで、前半仲間夫婦の不妊の話を出しちゃうのはちょっとズルイ漢字がした。\3,000です。
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No:004  URASUJI2105「綱渡り」 / 敦−杏子PRODUCE
Theater:ザ・スズナリ
Date:1/31 M
Sheet:B-8
Price:\5,000
出演:杏子、深沢敦、小川菜摘、松田凌、俵木藤汰、池田有希子、草野とおる、岩ア大、西村直人、森貞文則、中野順一朗、藤田紀子他
演奏:山田晃士。十倉彩子
 江戸幕府、血筋に男が絶えて女将軍の時代がやってきていた。綱吉は、子を宿すも次々と幼い命を亡くしいき、跡目の一人娘を残し、死んでしまっていた。しかし、女老中頭が陰謀で綱吉の夫と不義を犯し生んだ子であった。裏で動き回るライバルに家との跡目争いの中、綱吉には隠し子がいたとの説が、そして、それが杏姉さんだと。な感じで、今回もURASUJI軍団が大暴れな物語。
 スズナリにサイズダウンしたけど、豪華絢爛さは変わらず、舞台狭しとみんな歌うは暴れるは。松村さんの話は、お下劣ながらも、しっかりした筋書きで楽しめる。いつもながら、笑わせどころはつかんでるし。深沢さんとプリタさんは若干抑え目。西村さんとゲストの小川菜摘さんの歌が素敵。俵木さんがモモクロ歌って踊ったときには、おじクロ思い出して大笑い。いいね、URASUJI祭り。
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No:003  ランドスライドワールド / 劇団鹿殺し
Theater:本多劇場
Date:1/25 M
Sheet:N-16
Price:\4,900
 田舎の村「滑谷」暮らす複雑な家族、二人の息子のいる夫婦の元に、離婚した息子2人の子連れで戻った姉。子供たちは、元から4兄弟のように暮らしていたが、姉は男と逃げ、妻とは死別した男は、引き取った子供に暴力を振るう。そんな過去を背負いながら育った子供たち、実子の一人は東京を出たが、屋根から落ちて死んだ男の葬儀に戻った日、忌まわしい過去と一番下の子の精神世界が入り乱れたパラレルワールドに。閉塞した村での生きなければならなかった彼らの虫眼鏡で中を覗き込むような行き詰るような鬱屈とした物語。
 チョビちゃん帰国後の復活公演、演出のみで出演しないのが寂しい。チョビちゃん、隣の隣の席で観てました。楽団の見せ方とか、セットの使い方が物すごく上手になった気がする。わぁ、すげぇって思っちゃう。話の内容的には、自分はあまり好みではなかったし、丸尾さん、オレノさん、山岸さん、傳田さんとかの個性的な部分があまり出されていないのも残念。ただ、あの舞台観ると、今後に期待しちゃうなぁ。
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No:002  いやおうなしに / パルコプロデュース
Theater:埼玉会館 大ホール
Date:1/18 M
Sheet:11-16
Price:\9,000
作:福原充則
演出:河原雅彦
音楽:Only Love Hurts(面影ラッキーホール)
出演:古田新太、小泉今日子、田口トモロヲ、高畑充希、三宅弘城、高田聖子、山中崇、政岡泰志、駒木根隆介、三浦俊輔、高山のえみ
 甲子園出場を決めたのち、彼女をレイプした相手を暴行して、出場取り消しになった男。男と彼女は結婚し、男の子を授かるが本当に男の子供なのか、レイプされた時の子なのか。そんな二人は30歳で女の子を授かる。二人の生活は安定すると崩れを繰り返し、海老名にホルモン丼屋を開業、ヒモと暮らすわけあり女の従業員、体を委ねる事を愛と呼ぶ無節操な娘、甲子園の恨みを持ち続ける先輩の男たちが、絡んで繰り広げられる男と女の愛憎劇。面影ラッキーホールの楽曲をつなぎ合わせて紡がれた物語。
 河原さんのお祭り芝居、好きだなぁ。福原さんの話はどうなるかと思ったけど、元々ある曲をベースに話が作られているらしく、あまり??にならなかった。まあ、話はドロドロなんだけど・・・ 充希ちゃん歌すごくいい声で雰囲気あっていい。高田さんと古田さんが並んで歌ってるところなんて、昔の新感線観てるみたいでウキウキしてきちゃう。ヒモ役の三宅さんはほんとこう言うのはまり役だし、田口さんの壊れたおっさんも良し。政岡さんは、ガヤやらせたら日本一じゃないの、ほんとにもう。そして、キョンキョン、岩松さんの舞台なんかよりも存在感あって、これでもかって感じ。楽しかった〜。
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No:001  プルートゥ / シアターコクーン・オンレパートリー
Theater:シアターコクーン
Date:1/17 S
Sheet:2F BR-3
Price:\6,000
原作:浦沢直樹×手恷。虫 演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ
出演:森山未來、永作博美、柄本 明、吉見一豊、松重豊、寺脇康文他
 人間とロボットが共存する時代。世界最強といわれるロボットが次々と破壊される事件が起こる。高性能刑事ロボット、ゲジヒトは犯人の標的が、自身を含めた7体の大量破壊兵器となり得るロボット達だと確信。日本に渡り、限りなく人間に近い存在であるロボット、アトムと共に謎を追うことに。内戦で家族を失った世界最高峰の頭脳を持つ科学者アブラー、人間を殺害した唯一のロボット、ブラウ1589との接触により核心に迫っていく。葛藤を抱えながらも事件の解決に向けて尽力するアトムとゲジヒトであった。時を同じくして、アトムの妹で悲しみを察知する能力を持つウランが廃墟の壁に花畑の絵を描く不思議な男と出会う。そこにアトムが駆け付けると、男に異変が起こり…(コクーンHPより抜粋)
 高さ20〜30cm、縦横1m前後の色々な形や大きさの台形の箱を組み合わせてアンサンブルが抽象セットを組上げる。時には、それを壁として映像を写す。そして、アンサンブルは3人一組で、ロボットの骨組みのように、ロボット役の役者の周りで舞う。そんな、特徴的な演出が印象深い舞台。メインキャストの中で、たくさん踊るのは森山さんだけ。映像が上田大樹さんでものすごくあっている。役者さんはこれといって誰がって言うのはなかったけど、柄本さん、松重さん、吉見さんって小劇場系の人がまとまってコクーンの舞台に立っているのがなんか面白かった。ただ、原作漫画を映し出しちゃうののと、外国の演出家なのに劇中曲が和テイストであったりはいかがかと。寺脇さんは、ちょっと自分には嫌な暑苦しさがあってやっぱり苦手、地球ゴージャスはこれからも見たいと思わないだろうなぁ。
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