観劇日記(劇場編)2016年


自分で足を運んで劇場で見た芝居の感想です。(≠批評、ネタばれあり)

観劇日記(劇場編)2010年  観劇日記(劇場編)2000年
観劇日記(劇場編)2009年  観劇日記(劇場編)1999年
観劇日記(劇場編)2008年  観劇日記(劇場編)1998年
観劇日記(劇場編)2007年  観劇日記(劇場編)1997年
観劇日記(劇場編)2006年  観劇日記(劇場編)1996年
観劇日記(劇場編)2015年  観劇日記(劇場編)2005年  観劇日記(劇場編)1995年
観劇日記(劇場編)2014年  観劇日記(劇場編)2004年  −−−−−−−−−−− 
観劇日記(劇場編)2013年  観劇日記(劇場編)2003年  観劇日記(劇場編)1993年
観劇日記(劇場編)2012年  観劇日記(劇場編)2002年  −−−−−−−−−−− 
観劇日記(劇場編)2011年  観劇日記(劇場編)2001年  −−−−−−−−−−− 


なるべく派手な服を着る/夫婦/そして母はキレイになった/あぶくしゃくりのブリガンテ/逆鱗
彼の地/同じ夢/人の気も知らないで/葉子/いつかの膿
裸に勾玉/家庭内失踪/焼肉ドラゴン/たとえば野に咲く花のように/スケベの話


No:015  スケベの話 / ブルドッキングヘッドロック
Theater:ザ・スズナリ
Date:4/17 M
Sheet:A-A-9
Price:\4,500
客演:木乃江祐希、安東信助、外村道子、角島美緒他
 ある国の軍人サルマン中佐の邸宅にて、中佐の部下の少佐昇進を祝う、ある日のパーティーで、あるスイッチを渡された大尉、スイッチは、一体どこへ繋がっているのか、中佐の意図は。軍人たちは、中佐の上官の少将の失脚を目論み画策、しかし、誰がスパイなのかの探り合い。そこに怪しげなメイド、絵の先生、妻たちも入り乱れ、何か分らぬ駆け引きがされている。卑猥な暗喩をこめた台詞と共に紡がれる物語。
 ストーリーだけ追っちゃって、心理戦な内容にもやもや。目的や意図、相関関係を巧く見つけられなかったので、駆け引きの動機や意味もピンと来ずだった。頭の悪い自分。前に観たお芝居とは全然違う感じのお芝居だった気がする。
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No:014  たとえば野に咲く花のように / 新国立劇場
Theater:新国立劇場 小劇場PIT
Date:4/10 M
Sheet:C1-2
Price:\5,400
作:鄭義信
演出:鈴木裕美
出演:ともさかりえ、山口馬木也、村川絵梨、石田卓也、大石継太、池谷のぶえ、黄川田将也、猪野 学、小飯塚貴世江、吉井一肇
 1951年夏、九州F県の、とある港町の寂れた「エンパイアダンスホール」。戦争で失った婚約者を想いながら働く満喜。そこへ、先ごろオープンしたライバル店「白い花」を経営する康雄と、その弟分の直也が訪れる。戦地から還った経験から「生きる」ことへのわだかまりを抱える康雄は、「同じ目」をした満喜に夢中になるが、満喜は頑として受け付けない。一方、康雄の婚約者・あかねは、心変わりした康雄を憎みながらも、恋心を断ち切れずにいる。そんなあかねをひたすら愛する直也。一方通行の四角関係は出口を見つけられないまま、もつれていくばかりだった......。(新国立劇場HPより)
 もつれ合いながらもそれぞれが純愛な物語。時代に沿ったその日と足しhの物語が紡がれているところに好感。ともさかさんはじめ、役者さんが自分のもっているイメージと役柄を演じているんだけど、それが巧くは待っているのも裕美さんの手腕なのかな。道化役を1人で背負う大石さんと、普段だったら道化を演じる池谷さんの演じる切なさが秀逸。池谷さんは、最近大きめの小屋の舞台に立つ事が多く、ちょっと演技が変わったかなと思ったけど、どちらにしてもほんとに素敵な女優さんだと思う。
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No:013  焼肉ドラゴン / 新国立劇場
Theater:新国立劇場 小劇場PIT
Date:3/21 M
Sheet:C5-16
Price:\5,400
作・演出:鄭義信 出演:馬渕英里何、中村ゆり、高橋 努、大沢 健、ナム・ミジョン、ハ・ソングァン、チョン・ヘソン他
 万国博覧会が催された1970(昭和45)年、関西地方都市。高度経済成長に浮かれる時代の片隅で、焼肉屋「焼肉ドラゴン」の赤提灯が今夜も灯る。店主・金龍吉は、太平洋戦争で左腕を失ったが、それを苦にするふうでもなく淡々と生きている。家族は、先妻との間にもうけた二人の娘と、後妻・英順とその連れ子、そして、英順との間に授かった一人息子......ちょっとちぐはぐな家族と、滑稽な客たちで、今夜も「焼肉ドラゴン」は賑々しい。ささいなことで泣いたり、いがみあったり、笑いあったり......。そんな中、「焼肉ドラゴン」にも、しだいに時代の波が押し寄せてくる。(新国立劇場HPより)
 当時の在日の人達の日常を変に思想的にならずに、偏った感じもなく、描かれているのが好感。そのおかげで、芝居を観ながら色々なことを想えた。日常のなかゆがみや差別や偏見は、小さなものはどこかしこに色々あるもので、戦争はそれを大きくしてしまう。どんな状況においても、人は生きていこうとするもので、厳しくっても笑ったりするものなのだ。強くなければ生きていけないのではなく、状況が人を強くするものなのかもしれない。そんなことやこんなことを想える素敵な芝居だった。幕前からの焼肉シーンから飛行機の爆音とともに芝居が始まる演出は上手だなぁって関心。役所の職員のおめくさんの描き方(立ち退きなどの仕事を自分の意思とは関係なく執行させる)も巧い。冒頭の中村ゆりさんは、WOWOWのドラマでものすごく素敵な女優さんだっていう先入観があったけど、舞台では全然違う感じだった、でもそれもまたよし。いい芝居観ました。
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No:012  家庭内失踪 / M&Oplays
Theater:本多劇場
Date:3/13 M
Sheet:C-2
Price:\6,500
作・演出:岩松了 出演:風間杜夫、小泉今日子、岩松了  後妻と暮らす男の家、先妻との娘が戻ってきている。そこには、娘の夫の会社の後輩が年中様子を見に訪れ、夫のサークル仲間はその後輩の様子を伺いに訪れてくる。主の友人は、いつも変装をして現れ、妻と別居して様子を伺っているらしい。主と後妻は夜の営みの価値観で確執。訪れてくる後輩は、後妻に密かな思いを寄せている。こんな状況での騙し騙され、腹の探り合いな人間模様。
 岩松さんの長台詞芝居に、前半ウトウト。ただ、覚えてはいないんだけど、巧いなぁって台詞が随所にあって、こういうところが楽しみどころなんだろうなとは思う。疲れと集中力のない自分には不向きなのか。主演二人の存在感は凄いし、ふと見せる小野さんの艶っぽさが素敵。いつも残念な思いをするけど、こういう芝居を集中して観られるようになりたいなぁ。なんかコツをつかむととたんに面白くなるって言うのは感じてるから。
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No:011  裸に勾玉 / MONO
Theater:シアタートラム
Date:3/6 M
Sheet:J-7
Price:\3,500(早期割)
客演:山本麻貴、もたい陽子、高橋明日香、松原由希子
 弥生時代、邪馬台国の隣の狗奴の国、国境に住む村八分にされていた男に育てられた男3人、女1人の兄弟。村の中心から離れて暮らし、村人からも疎まれている。そこに現代人がタイムスリップ、1人は彼らの中に加わり、他の2人は村の中枢で暮らしていた。邪馬台国との戦いが始まりそうな時勢に、志気を煽るために村のおきてに従わない彼らを見せしめに襲いにやってくる。兄弟の中の確執、村からの差別、村に入った現代人と彼らの中に入った現代人、男と女、色々な考え方や状況、思いの違う人達の物語。だけど、最後は現代人の夢落ち。
 「橋を渡ったら泣け」にも似たテイストがあって好きな芝居。よく描かれる集団が変わり行く様子よりも、より個人の多様性みたいな部分にスポットが当てられている気がする。嘘弥生言葉も土田さんお得意の嘘方言の台詞と同様、軽妙で聞きやすく、迷い込む現代人の使う言葉とのギャップも面白い。ただ、個人的には夢落ちじゃなくてもよかったのではないかと思う。
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No:010  いつかの膿 / VAICE★
Theater:駅前劇場
Date:3/5 S
Sheet:A-7
Price:\3,800
作・演出:松本哲也
客演:小林さやか、高橋紀恵、白川和子
 ある洋館、そこの集まったのは部屋を借りていた者、現在も借りている者。部屋は期間限定で40代以上の者たちに制約付きで貸し出されていた。その制約は洋館にあるソファーを住居人の誰かが引き取らねばならぬこと、そして、その為に集まった者達。しかし、それは口実で、そこに現れた家主は元障害があり自殺した同居人母であった。友達のできない息子を思い同居人を集った母であったが、息子は友達もできず命を絶ってしまった。元々さほど交流のなかった人たちは、責任を擦り付け合い、そこに恋愛事情まで絡んでの人間模様なお芝居。
 HOBOからおかやまさんと高橋由美子さんを引いたような構成のVAICE★(赤星って読むらしい)。もう、HOBOやらないのかなぁって言うのばかり心配になっちゃう。松本哲也さんの本はほんとに市井の人達のちょっとした感情にスコープを当てるようで面白いけど、自分にはもうひとつ何かが足りてない気がするのは何なんだろう。いつものメンバーは、好きって言う色眼鏡で見ちゃうから、舞台観てるだけで十分。白川さんはあんまり自分には合う感じのお芝居じゃないかなぁ、淡々としゃべる台詞が好きになる人と合わない人といて後者かな、完全に好みの問題。もう、古川さんの気持ち悪い男に拍手です。
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No:009  葉子 / アロンジ
Theater:
Date:3/5 M
Sheet:A-6
Price:\4,300
作:金塚悦子
演出:川口啓史
出演:松本紀保、岩崎加根子、深水三章他
 資産家の令嬢で、美貌にも恵まれ、史上最年少芥川賞候補者でもあった久坂葉子という女。戦後間もなく、その才能から将来を期待されながら21歳の若さで、大晦日阪急六甲駅にて、最終急行列車に飛び込み自殺。彼女の死を選んだ背景はなんだったのか。投身自殺者が多い現在の様子とともに身を投げる当日を描いた作品。
 過去は自殺した日が慌しく描かれるがその日一日で動機を説明するのには無理な気がする。また、現代のエピソードとどういう風に繋げたかったのかがピンとこなかった。演出も役者さんの熱演ばかりが前に出て、客席が置いていかれてしまっているような温度差を感じてしまう。総じて役者さんが器用でそつなくこなしちゃうので熱いのにメリハリもない感じ。紀保さんの佇まいも半減しているような気がしてもったいない。
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No:008  人の気も知らないで / ハイリンド番外公演
Theater:下北沢ギャラリー
Date:2/28 M
Sheet:自由
Price:\2,000
作:横山拓也
演出:有馬自由 \2,000 自由 客演:宮越麻里杏
 同僚の披露宴の余興の打合せに集まった女三人。別な同僚は、社内の花見の後に事故にあって腕を失っていて、ショックを受けている女とそれに何にも感じていないと非難される女。中に入った女は新郎の元彼女。非難される女は事故の要因の一つを作っていたが、自分は過去には片方の乳房を失う病気をしていた。女たちのいろんな感情が飛び交う一場のお芝居。
 企画公演だけど、きっちり濃密な1時間弱のお芝居。ハイリンドの芝居に対する真摯さと押し付けがましくない熱さを感じる小空間。女性の会話劇だけど、うなずける事もいっぱいだし、口論しているどちらの心情も分るって言うのがリアル。枝元さんの登場シーンで客席に瀬を向けて座るところは演出だったら巧いなぁって思う。
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No:007  同じ夢 / 世田谷パブリックシアター
Theater:シアタートラム
Date:2/14 M
Sheet:F-20
Price:\6,800
作・演出:赤堀雅秋
出演:麻生久美子、光石研、大森南朗、田中哲司、木下あかり、赤堀雅秋
 OLをしている娘を暮らす肉屋の主人。妻を事故で失い、父は寝たきりでヘルパーを雇っている。10年目の妻の命日、妻を引いてしまった男と近所の幼馴染の入り浸っている文房具屋、20年以上肉屋で働く手癖の悪い男とヘルパーが集った日の一日を描く。主人は、ヘルパーの女性に悪くない感情を持ち、娘はあまり良い印象を持たない。その娘は、妻をひいた男に思いを寄せる。家をかき回す文房具屋と従業員。どこか小さな悪意を持つヘルパーと弔うと言う目的すら忘れてしまったかの様な元運転手。偶然、集まった人々の奇妙な一日。
 コクーンの「大逆走」みたいなお芝居はちょっと苦手かなって思ったら、比較的以前のシャンプー風。ただ、設定に無理があるような気がした。ストーリーって意味じゃなくてもドラマがなく、人物それぞれのエピソードが浅く、さほど大きな事も起こることもない。笑いの感じも良いしも多いんだけど、このお芝居をより面白く観られる糸口みたいなものにたどり着けなかった。たぶん、ひとつ何か入ってくるととたんに面白くなるんじゃないかと思う。それにしても、贅沢で眼福なキャスト。
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No:006  彼の地 / 北九州芸術劇場プロデュース
Theater:あうるすぽっと
Date:2/13 M
Sheet:自由
Price:\3,000
作・演出:桑原裕子
出演:若狭勝也、佐賀野雅和、異儀田夏葉、寺田剛史、大神拓哉他
 2014年あうるすぽっとで観た作品の再演
 初演後にKAKUTAに入った多田さんを除いて同キャストでの上演。やっぱり前回ウルッときた異儀田さんのあのシーンでは涙する。ちょっと長くて散漫になる感じはあるんだけど、ひとりひとりが丁寧に描かれていて愛を感じる。プロデュース公演としてのコンセプトで大人数なのかもしれないが、もうちょっとコンパクトで濃密なものが観たい感はある。高野由紀子さんという女優さんは不思議な魅力があって今後東京に出てくるのであれば見てみたい。それにしても、バラちゃん、異儀田さん最高です。
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No:005  逆鱗 / NODA・MAP
Theater:東京芸術劇場プレイハウス

Date:2/11 M
Sheet:K-4
Price:\9,800
出演:松たか子、瑛太、井上真央、阿部サダヲ、池田成志、満島真之介、銀粉蝶、野田秀樹、他アンサンブル
 イルカショーならぬ“人魚ショー”を立ち上げようとする海中水族館を舞台に展開。人魚と出会う青年モガリや人魚を引き揚げる“潜水鵜”となるサキモリの物語と、人魚により語られる昔話が、時間と空間を超えて交錯していく。水族館と海底を行き来してスピーディーに展開される舞台で、彼らの物語は、水族館館長や、人魚の秘密を探ろうとする研究者・鵜飼ザコらの思惑を絡めながら、深い深い海の底へと潜り込んでいく……。(シアターガイドより抜粋)
 人魚が人間魚雷を思わすも前半はちょっと分りにくい暗示のいつもながらの野田さん。今回は、最後に全部説明しちゃう感があるんだけど、戦争がほとんど語られなくなった現代の若い世代を意識しているのだろうか。いつものことながら、セットと衣装がとっても舞台にあっていてその絵面がすばらしい、舞台の後ろ側に曲線の傾斜が付いているところでアンサンブルの動きがより効果的に見えるのなんかはさすがって思った。
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No:004  あぶくしゃくりのブリガンテ / 東京No.1親子
Theater:駅前劇場
Date:2/7 M
Sheet:A-16
Price:\4,500
作・演出:福原充則
客演:安藤聖
 ゴミ回収で清濁問わずに財を成した自信家の父親。ボクサーで対戦相手を殺してしまった罪(相手は元から死んでいた)で留置され、父の会社で働いている息子、そして、その嫁のお話。その傲慢なやり方の父と運すら見方に付けられない息子とその息子を愛する嫁の確執を破天荒な物語で紡ぐ。
 熱量一杯の親子に聖ちゃんもフル回転なお芝居。あまり相性の良くない福原さんの本だけど、今回は比較的入り込みやすかった。所々の台詞が絶妙で面白い。B作さんの声が嗄れていたのが残念かな。
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No:003  そして母はキレイになった / ONEOR8
Theater:シアタートラム
Date:1/31 M
Sheet:F-8
Price:\3,900
客演:高橋惠子、小野健太郎、白州本樹、瀧川英次、保倉大朔、成田沙織
 2012年RED/THEATERで観た作品
 ONEOR8の中でも思い入れの強い作品の一つ。劇場が大きくなった分、密度が薄くなった感があるけど、その分映像を使ったりと工夫がされている。ラストの水槽の演出は、セット大きくなっているのに、それともだからからか、ダイナミックさが前のほうがあった感じ。相変わらず、女優三人のからみがすごくよく、冒頭の高橋さんの佇まい、トミ姉と和田さんの内面の葛藤の滲み出させ方とか、ほんとこのお芝居の魅力。トミ姉の「でも、それは知ってるってことじゃない」で泣く。
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No:002  夫婦 / ハイバイ
Theater:シアターイースト
Date:1/24 S
Sheet:I-19
Price:\3,500
客演:山内圭哉、鄭亜美、田村健太郎、高橋周平、猪股俊明、菅原永二
 岩井さんの父親の死を描いたセミドキュメンタリーのような舞台。絶対君主であり、凄腕の外科医である父。家族に対する暴君ぶりは凄まじく、子供たちは信で欲しいとさえ思っている。父の死前後の家族たちの感情を過去のエピソードも交えて描いた作品。
 演劇でやる必要はみたいなところでなんか意見が分かれそうな気もするけど、自分は興味を持って見られた。家族の心情を中心に、上手く過去と現在を行き来していて、皮肉さで笑いを取ったりして、観易く仕上げてある感じ。母親役を山内さんが演じたり、末期の父親を人形にしてたり(終盤同じシーンでは役者さん)していて、ドキュメント的要素をちょっと嘘の世界(舞台上の世界)に捻ってるのとか、上手いなぁって思った。そして、平原さんは、すごく説得力のある演技をするなぁって。
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No:001  なるべく派手な服を着る / シアターコクーン・オンレパートリー
Theater:二子玉川セーヌ・フルリ
Date:1/24 M
Sheet:自由
Price:\3,500
作:土田英生
演出:加納幸和
出演:花組芝居の役者陣、伴美奈子、杉山薫、井上啓子
 2008年劇場で観たMONOの作品をこのユニットで上演。  ちょっと過剰と言うか、商業演劇側に傾いた感じの演出な感じもするので、エンターテイメント感が歩けど、MONO版よりブラックさが増している気がするのが面白いところ。前半の伴さんの演技が個人的にはあれ?な感じだけど、後半に向けての布石だと思うと納得。客席四方で、セットもシンプルなのは、迷路のような家を演出するのに吉と出たか凶と出たか。自分は、しっくり来なかったけど、工夫があって上手いって言いそうな人もいるかな。
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