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「魔女とラフレンツェ」に登場する、ラフレンツェ、オルフェウス、エウリディケの3人をどう解釈するかがこの物語を読み解く中で大きなポイントのひとつになっていると思います。この曲はギリシャ神話がもとになっていますが、ラフレンツェの存在やオルフェウスの所業など神話と異なる点があって、それを「Elysion〜楽園幻想物語組曲〜」(以下、エリ組)という物語とどう結びつけるかで解釈が変わってくる部分です。
説の一つにこの3人はエリ組に実在したわけではなく、エルの母親、アビス、エルをオルフェウスの神話になぞらえた比喩表現である、というものがあって私もそれが一番しっくりくるのかなと考えていました(そう解釈すると同じ絵本の楽園パレードも比喩だと解釈出来て楽だったりするんですが)。ですが「Moira」でオルフェウス(と見られる人物)が登場し、冥府へ降りた(と思われる)表現があったのでラフレンツェの物語も比喩ではなくエリ組に存在したと考えてもいいのかなと思いました。ラフレンツェ萌えとしては彼女が存在したと考える方が嬉しいので、つい妄想が暴走してしまって3年前から作ってみたかったこの妄想ページを作るに至ったわけです。
「Moira」未聴の方の為に、エリ組のオルフェウスが登場したとされる根拠を書いておきます。
▼「オルフ」と言う名前の(に聞こえる)キャラが登場する(「アルフ」とも聞こえます。セリフのみで歌詞にはありません)。主人公エレフの部下として登場するが、敵方レオンの部下も含めてシリウス、レグルス、ゾズマ、カストルと星座に含まれる星の名前であるのに対してオルフだけが違う。
▼「或る男の手により冥府の扉が開かれる」という歌詞があり、その曲の冒頭に「魔女とラフレンツェ」の旋律が流れる。
▼通常版のジャケ絵に竪琴を持った青年が描かれているが当て嵌まるキャラがMoiraの主要な登場人物の中にはおらず、その格好が楽園パレードライブに登場したオルフェウスに似ている。上記2つと併せてここでオルフ=オルフェウスではないかという推測が生まれる。
▼ジャケ絵の裏側は冥府側の絵になっていて、その竪琴を持ったキャラのみがそちら側へ足を踏み入れている絵になっている。
▼「Moira」はギリシャ神話をモチーフにしているのでエリ組のオルフェウスではなく「ギリシャ神話のオルフェウス」がいてもおかしくはないのですが、「Moira」では「冥府の扉を開き」、その後「死人戦争」が始まっているのでギリシャ神話とは異なっています。こういったことが起こりうるのはエリ組の設定である「最後の番人の鍵を開けてしまった」という状況でしかありえません。
以上の点から、「Moiraのオルフ=エリ組のオルフェウスである」という説が完成するわけです。
実はMoiraオルフの「小雨がちらちらと煩わしいですね(・∀・)ニヤニヤ」とエリ組オルフェウス「哀しい瞳をした麗しき青年」があんまり結びつかなかったりするんですけどねー。でも「どうしたのパパ?」「うふふ…うふふ…」から「おほほほほ!さあ生まれておいでなさいイヴェール」と別人のように変貌したミシェルの例もあることですし無いとは言えませんよね(´・ω・`)
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