観劇日記(映像編)


自宅で映像で見た芝居の感想です。(≠批評)
★は、自分のお気に入り度

ナツひとり/赤木五兄弟/東京タワー/ドラクル/八百屋のお告げ
さよなら僕の小さな名声/マイルドにしぬ/妻の家族


観劇日記(映像編)2007年
観劇日記(映像編)2006年
観劇日記(映像編)2005年
観劇日記(映像編)2004年
観劇日記(映像編)2003年
観劇日記(映像編)2002年
観劇日記(映像編)2001年


No:008  妻の家族 / ラッパ屋
★★★★
Theater:紀伊國屋ホール
Date:2007/3/28
 昨年に劇場で観た作品。やっぱり紀伊國屋は大きい気がする。設定と舞台の大きさがマッチしていない感じ。確かに、池に飛び込んだ入り、、自転車で横切ったりといった部分は、大きくなった分の演出がされているのかも知れないんだけど、役者さんの演技が大きくなりすぎている感じがして、ラッパ屋っぽくない。サザンの中年ロミオを映像で観た時は、舞台の大きさと設定が上手く出来ていた気がするんだけど。一仕事終わった4姉妹が全員メガネかけて出てくるシーンとかくすっとさせるのは、うまいなぁって思うけど、ちょっと説明的な台詞が多すぎかな。次も紀伊國屋、上手いこと代わっていることに期待、でも、劇場で観られるラッパ屋はそれだけで幸せになれるんだけど。
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No:007  マイルドにしぬ / プロペラ犬
★★
Theater:赤坂RED/THEATER
Date:2007/11/29
 コントオムニバス。
 なんか全部中途半端、寝ちゃった。女優水野美紀は好きなんだけどな。
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No:006  さよなら僕の小さな名声 / 五反田団
★☆
Theater:駒場アゴラ劇場
Date:2006/11/01
 彼女と暮している劇作家。彼女から岸田戯曲賞を2つもプレゼントされ、その会見で一つを恵まれない国マターンに寄付をするといい、マターンに旅立つ。マターンで人食いの蛇女のいる家族に会い、そして、家族とニューヨークへ。一方、彼女は蛇に飲まれ、だんだん体が飲み込まれていく。その中に共通して、蛇が自分の体を飲み込むと、ぐるっと人もわりしてしまうという話が出てくる。
 なんのこっちゃ? 自分には、全く方向性が分かりませんでした。渦やカオスみたいなもの??、う〜ん?
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No:005  八百屋のお告げ / グループる・ばる
★★★★
Theater:紀伊國屋ホール
Date:2006/1/
作:鈴木聡/演出:鈴木裕美
客演:加納幸和、井之上隆志、佐藤二郎
 仲の良い初老の3人の女性達。一人が、今日の夜の12時に八百屋から死ぬと告げられ、信じられぬもそれまでに何をしていいかも分からず右往左往。そこにやって来る訪問販売の男、同じくお告げをされた男に、最後だからと若い頃に恋心を抱いていた男に電話をかけたらやってきたその息子。死を目前にした人と、その回りの人たちの気持ちのあたふたと切なさを描いたコメディ。
 おばちゃんたちがとってもキュート。そんな中で誰にでもやってくる死を重くならずに、でもしっかりと描いている。佐藤さんがちょっと走りすぎ感があるけど、加納さん、井之上さんの意外な掛け合いも楽しい。
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No:004  ドラクル / 松竹・Bunkamura
★★★★
Theater:シアターコクーン
Date:2007/09/12
作・演出:長塚圭史
出演:市川海老蔵、宮沢りえ、勝村政信、永作博美、渡辺哲、山崎一、山本亨、市川しんペー、中山祐一郎、明星真由美
 幻想のジャンヌダルクを求めるために、悪魔に魂を売った旧貴族の男。吸血鬼となり数多の子供を殺し食い物にしていた。王子の嫁であった女は、罪を抱え国を離れ、その罪を償うため男を諭し、2人で暮らし許しを乞うていた。おんなに恋心を寄せる町医者は、思いあまり薬に毒をもり女は日々悪化していた。女のいた国は王子が王となり、旧妻を思うあまり気が進まぬも新しい妻を娶っていた。国は奇病が流行り、王女と大司教は人々を安心させるための犠牲として、女をメシアと化させ、一日中祈らせようと城に連れて来る。それに、怒った男は、昔に戻り吸血鬼となり、城を訪れる。女を思う2人の男は、向き合うが司教の薬に、吸血鬼は捕らえられてしまう。女の昔の罪とは、王との間に生まれるこのため、作為で他の男(司教)との子を作らされ、その子を殺したことにあった。女を愛する男達と、それぞれの償いのゴシックホラー。
 評判よくなかったみたい?だけど。とても、面白くみられた作品。1幕、2幕の片方にしかでない役者が大半という豪華さも素敵。海老蔵さんの過去の説明の長台詞はいらない気がする。他にも説明的な部分がちょっと多いかな。宮沢さんと勝村さんは、自分には合わない感じだけど、他のメンバーは皆さん好み。
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No:003  東京タワー / 日テレ・キューブ
★★★☆
Theater:天王洲銀河劇場
Date:2006/7/26
 昨年に劇場で観た作品。母親とのエピソードが映画やドラマに比べて、薄く作ってある舞台は、ちょっと抑揚の無い感じな仕上り。千葉さんが、すごくおかしいけど、三上さん、八十田さんはちょっと物足りない感じ。新谷さんのウサギは、やっぱりずるい。
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No:002  赤木五兄弟 / モダンスイマーズ
★★★★
Theater:THEATER/TOPS
Date:2006/8
 2006年8月に劇場で観た作品。もの凄くデフォルメされた兄弟だけれども、舞台ではありかなと。舞台の印象がよかったけれど、映像で観てもやはり面白かった。モダンは、津村さん以外の3人のキャラがかぶりがちなので、その辺に物語の展開の幅が出てくればいい気がする。
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No:001  ナツひとり / 松竹
★★★
Theater:新橋演舞場
Date:2007/11
 戦前のブラジル開拓に行く家族に病気を理由に離され、その後、預けられた親戚に虐げられて生活をする娘。逃げた先の酪農家に助けられ、彼の死後の戦後に、製菓会社を立ち上げて一財を成すが、常に回りの人が去っていくという不運の一生を描いた作品。
 仲間さん初舞台とは思えない貫禄。脇を固める人たちは、少しずつしか出てこないが、持ち味を生かしている。商業演劇ではあるけれども、見所結構あり。
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