観劇日記(映像編)2003年


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観劇日記(映像編)2001年

観劇日記(映像編)2002年

自宅で映像で見た芝居の感想です。(≠批評)
★は、自分のお気に入り度

裏切り御免/新春座長まつり/お弁当/俳優の幸福/居残り佐平次
エメラルド/雨が来る/人、人にパンチ/隣のベッド/砂に沈む月
トーキョー・ボディ/スチャダラ2010/安部定と睦夫/ら抜きの殺意/詩のしの詩
お正月〜女傑版〜/トーマの心臓/さくら/アンフォゲタブル/マシーン日記
ビフテキと暴走/STRASER/オス!/東京のSF/40
持ち上げる人/陣内孝次郎の肖像/ビルの中味/パレット/オールディーズ・バット・ゴールディーズ
ストリッパー物語/青十字/ライフ・アフター・パンク・ロック/カメラ≠万年筆/熊沢パンキース
トランスホーム・リフォーム/みつばち/約三十の嘘/ナイスエイジ


No:039  ナイスエイジ / NYLON100℃
★★★★★
Theater:本多劇場
Date:2000/9/
 やっぱり何度見てもこの作品はいい。廻り舞台の使い方、伏線の引き方、笑いとどれをとっても自分の好みで、役者がまた素晴らしい。45,64,85,2000,2018年と時代が、あちこちに飛ぶタイムトリップコメディーなのに、全然話がとっちらからない。むしろ効果的。自分にとって、この作品を超える作品が現れるのだろうか?
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No:038  約三十の嘘 / MONO
★★★★☆
Theater:AI・HALL
Date:2001/9/
 再演版を2001年に劇場で観た作品。今年、初演版の戯曲を読んだり、多劇団がやっているのを観たが、ちょっと印象が違っていた。実際に、再演版は役者の人数も減っているのだけれど。
 劇場で観たときのいい印象は、そのままだった。MONOの役者たちのアンサンブルは絶品である。この舞台に出ていない金替さんを除けばそれほど上手い人はいないのだけれども、なんせチームとしての息がぴったりである。だから、今年は老舗劇団の若手の上手い人たちが、何度か土田作品を上演しているが、やっぱり何かが違うのである。本当の素敵なMONO。
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No:037  みつばち / 阿佐ヶ谷スパイダース
★★★★
Theater:かめありリリオホール
Date:2003/6/18
 6月に劇場で見た作品。改めてみてみると、タイトルのみつばちが劇場で見たときよりも、重要なのに気付く。長塚さんの描くどこか歪んだ愛情が、色々な形で表現されていて面白い。
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No:036  トランスホーム・リフォーム / TEAM発砲・B・Zin
★★★★
Theater:シアターサンモール
Date:1998/6/21
 5年前に劇場で見た作品。英語版の公演があるため予習で見てみる。若くて勢いがあったな、この頃の発砲。川津さんが懐かしい。
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No:035  熊沢パンキース / ウーマンリブ
★★★☆
Theater:本多劇場
Date:2003/8/2
 地方の町熊沢のとあるカラオケスナックに集う野球好きの若者たち。海外旅行に行ったメンバーの一人が、奇病にかかる。そこへ忍びでやってきた医療機関の男と、メンバー達。仲間とその妹達のドロドロとした愛憎劇を、エキセントリックなキャラクタたちで描く。クドカンの描くはちゃめちゃな世界は、その場で見ていると面白いが、終わってみると何がなんだか分からない。医療機関の男を演じた田辺誠一が、ちょっと色が変わってて自分には好感。
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No:034  カメラ≠万年筆 / NYLON100℃
★★★★☆
Theater:ザ・スズナリ
Date:1997/8/9
 1985年の大学の映画研究会の部室を舞台にした作品。一度か二度映像で見たことがあったが、1985年という年と映画にかける若者となんとなく映画にかかわっている若者との対比などがすごくうまくできていて、面白く見られてた。特に、大学生にあこがれて付きまとう女子高校生演じる新谷さんと、なんとなく映画を作っているグループの松永さんと村岡さんの普段あんまり見ないからみのシーンが面白い。こういう舞台を繰り返しているから、NYLONの役者たちはどこにいてもうまさを感じさせるんだなと思った。
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No:033  ライフ・アフター・パンク・ロック / NYLON100℃
★★★☆
Theater:ザ・スズナリ
Date:1997/8/9
 前に、ビデオに録って見たことあったが、より面白く感じた。なんといっても1980年というどこか浮世離れした時代を、何とも馬鹿馬鹿しく描いていて、自殺やグロの話題になっても全然からっとしているところが、ケラさんのいいところだ。長田さんが、全然違う感じなのと、犬山さんと峯村さんが、めちゃめちゃ若い。
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No:032  青十字 / KERA・MAP
★★★★
Theater:三鷹芸術劇場 星のホール
Date:2003/8
 8月に劇場で観た作品。長いけど飽きないで見ることができるのは変わりなかった。小劇場界のスターたちを、もったいないくらいに贅沢に使っている。企画物としてはすごくいいのではなかったかと思う。
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No:031  ストリッパー物語 / 北区つかこうへい劇団
★☆
Theater:紀伊国屋ホール
Date:2003/3
 ひもとその男の家族の為に、身を削って働くストリッパーとその周りの人たちの話。男とブロードウェイを目指すその娘の為に体を売り、病気になり死んでいく女。そして、同じ小屋で働く人々も色々な不幸を背負っている。
 前半、話があっちこっち行ってよくわからないし、途中にアメリカのテロの話も混じってもう訳分からない感じ。随分前にみた十六夜社の公演の方は、もっとストレートな話だったような。なんか凄く古いお芝居を観ている気がした。
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No:030  オールディーズ・バット・ゴールディーズ / M.O.P.
★★★★
Theater:紀伊国屋ホール
Date:2003/7/24
 7月に劇場で観た作品。劇場で観たときのほうが、良かった感じがするが、クライマックスのシーンで三上さんが涙を流しているは、映像をみて気が付いた。全体的に、話に矛盾を感じてしまうようなところがあり、入り込めなかった。でも、キムラさん、三上さん、山内さんっていい感じのお芝居に仕上がっているのは確か。
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No:029  パレット / TEAM発砲・B・Zin
★★★★
Theater:三鷹芸術劇場 星のホール
Date:2000/7/7
 3年前に劇場で観た作品。発砲の魅力ここにありって感じ、軽妙な地球防衛軍の苦情処理係の話の中で、本当の気持ちを伝えること、最後は人の心と心であることを描く。木田さんらしさ満載。
 この舞台にしか出ていない、当時新人の菅野さんはすごい良かったのに。。。その他、もういない女優陣が2人も。
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No:028  ビルの中味 / Me&Herコーポレーション
★★★★
Theater:本多劇場
Date:2003/10/12
 昨年の10月に劇場で観た作品。池田鉄洋さん好き放題で、自分は色濃すぎな感じがした。その他のメンバーもしっかり個性が出せていたのかもしれないないが、猫のホテルの役者陣の濃さに押されている。千葉さんの出番が少ないのがやっぱり残念。
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No:027  陣内孝次郎の肖像 / 陣内孝則プロデュース
★★★★
Theater:博品館劇場
Date:2003/5/24
 出演:陣内孝則、佐藤江梨子、竹下宏太郎、後藤ひろひと
 陣内孝則の祖父孝次郎の半生を、孝次郎が天才マルチアーティストだったと仮定したフィクションとして、その孝次郎の脚本作品を、オムニバス形式にして、途中彼の作品に影響を受けたという有名人の証言映像などをはさみ、後藤ひろひとがストーリテラーとなって、話が構成される。とにかくおバカに徹しているので飽きないで観られるが、佐藤江梨子嬢はどうなんだろう?かたや、竹下さんは以外に達者な気が。演奏で参加しているゴーグルエースっていうバンドが、めちゃかっこいい。
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No:026  持ち上げる人 / ダンダンブエノ
★★★★
Theater:THEATER/TOPS
Date:2002/
 あるボディービルジムのロッカールーム。そこでは、さえない男達がひ弱なインストラクターから裏講習を受けていた。そこに鍛えられた美男がやってくる。受講生の男は、知らぬ間に講師と入れ替わって、妙な動きの講習を行いだす。このメンバーで綱引き大会に出ることになる。そこに離婚危機を迎えているさえない男の妻がやってくるが、その妻は綱引き経験者だった。結局、綱引きは負けてしまうが、夫婦は復縁する。そんな話の中に、おかまチックな男と良い男、全然体力の無いインストラクターなどのコネタをはさんで繰り広げるコメディー。
 阿部さんがまじめに切れた演技をしているのようでなんか違和感があるのだけれど、話がわかりやすいしテンポが良くて、非常に楽しめる作品。
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No:025  40 / 柳葉敏郎二人芝居
★★★
Theater:博品館劇場
Date:2002/6/5
 有力議員の私設秘書が、休暇を取らされ海外の離島にいると、そこに公設秘書の男がやってくる。議員の不祥事をもみ消すために自殺をしろと私設秘書を脅迫する。しかし、2人のいる島へ道は閉ざされ、2人共が死を強要される事がわかる。あたふたとする2人であるが、公設秘書は、議員への恩から薬を飲んでしまい、遺言を託す。しかし、薬は私設秘書にすりかえられたただの胃薬であった。結局、2人は希望を持って生きることにする。
 平賀さんの出ている芝居なので、脚本はやっぱり樫田さんだった。なんかこの人の本は、自分にはあわないなぁ。舞台自体も、無難にまとめた感じで、面白みが無い。
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No:024  東京のSF / NYLON100℃
★★★★
Theater:シアターアプル
Date:2002/12/21
 昨年12月に劇場で観た作品。観た時に、後半の部分が全然訳分からなかったが、映像で観てより分からなくなった。しかし、個々はすべてといっていいほどのシーンが面白い。犬山さんと峰村さんの演じるインガとアイゴールは、面白いを越えてしまっていて、「汚ねーよ、それ」っていいたいくらい。新谷さん演じる少年がまたいい。渡辺えり子さん、中村まことさん、清水宏さんは客演のわりに、出番少ないので、なんか中途半端。
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No:023  オス! / TEAM発砲・B・Zin
★★★★
Theater:本多劇場
Date:2003/1/15
 一月に劇場で観た作品。愛ちゃんの役どころを考えると、客演の伴さんが必要だったのか疑問。これからの愛ちゃんの発砲でのポジションは?
 きださんの作品は、ご都合主義って言われるが、と言うよりはある種のデフォルメなんだと感じた作品であった。
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No:022  STRASER / 腹筋善之助プロデュース
★☆
Theater:サンシャイン劇場
Date:
 整体師マッシュは、人間の意識を刺激するスパーストレーザーを使って征服をしようとする男達に追われる。ボロボロになって逃げ込んだ先のミヌー族に助けられ、彼らと親しくなるが、追手はほぼ地球を征服し、ミヌー族の下へ。そして、マッシュは自分を犠牲にして戦う。
 腹筋さんのパワーマイムを中心にしたファンタジックな話。でも、周りの人の演技が、自分にはいまいちで、全然入り込めなかった。
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No:021  ビフテキと暴走 / NYLON100℃
★★★☆
Theater:青山円形劇場
Date:1996/9-10
 ビフテキ工場の社長は、社員の暴動によって工場を失う。その男の行く先でであう、くろんぼの肉屋の親子、墓穴デカが当り役の俳優、そば屋の店員から間違ってアイドルになってしまったさえない女。そんな人々が絡み合う超ナンセンスコメディーで、ストーリーなんてほとんど無い。その場、その場を観ていると、キャラメル、第三舞台のパロディーなんかもあって、滅茶苦茶笑う。でも、なんだったんだろうって感じ。
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No:020  マシーン日記 / スズキビリーバーズ
★★☆
Theater:本多劇場
Date:2001/7/8
 弟が強姦した娘を妻にした男は、弟に足かせをして町工場を営んでいる。そこにパートとして現れたのは、学生時代いじめられていた妻の恩師の教師だった。教師は、弟の部屋に居座り結婚してしまう。そんな兄弟夫婦の偏執的な愛憎劇。安部さん、片桐はいりさんの動きがおかしすぎるほど、なんか前衛芸術みたい。宝生舞さんの声が全然出てなくて辛そう。本当に訳わからなかった。
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No:019  アンフォゲタブル / キャラメルボックス
★★★
Theater:シアターアプル
Date:2002/3/27
 2002年春に劇場で観た作品。劇場で観たときよりもキャラメル臭さ強く感じる。坂口さん、客演の平野さんは観ていて安心できるが、若手の人たちは何か観ていて不安。キャラメルの今後への迷いが見え隠れする。
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No:018  さくら / 明治座公演
★★★☆
Theater:明治座
Date:2003/3
 演出:ケラリーノ・サンドロビッチ
 NHKの朝の連続テレビ小説”さくら”のその後。日本に戻ってきたさくらは、はっきりしない桂木の態度に不安を覚える、そんな二人が分かり合うまでを、下宿先の若主人の町議員選挙出馬と共に描く人情コメディー。
 ほとんどが客席を向いてしゃべるという舞台に違和感を覚える。所々に、ケラさんらしさを見つけるとそれだけで笑ってしまう。桂木先生は見ていてつらすぎるが、教頭役の笹野さんテレビと一味違っていて、すごく面白い。
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No:017  トーマの心臓 / Stadio Life
★☆
Theater:シアターサンモール
Date:2001/1
 一場、ドイツのある男子校で謎の事故死をしたトーマ。その直後に、やってきたエーリクはトーマにそっくりだった。人気者だったトーマとダブらせて見られることを嫌がったエーリクは、学校を抜け出してしまう。
 二場、エーリクを連れ戻しに行った同室の優等生ユーリ。最初は反抗していたエーリクは、ユーリに惹かれていくが、そんなユーリを愛していたのは、トーマであり、元ユーリと同室だったオスカーだった。ユーリは自分の暗い過去を明らかにしていく。
 なんか変な雰囲気の舞台。みんな中性的で、男同士で好きになったりと。どうなんだろう?萩尾望都の原作が読んでみたい気がした。
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No:016  お正月〜女傑版〜 / 中嶋らも事務所プロデュース
★★★★
Theater:三鷹芸術文化センター星のホール
Date:2002/1/14
 作、演出:わかぎえふ
 旧家鈴木家の明治初期から現代までの正月を描いた作品。おせちの高野豆腐の味の変遷や、戦争など時代時代を正月だけを抜き出して舞台にしている。
 時代の拾い方が嫌味がなく好感。わかぎさんの作品はいつも暖かさを感じる。楠見薫さん、植本潤さんがスパイスを加える。
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No:015  詩のしの詩 / 宇宙堂
★★★
Theater:本多劇場
Date:2002/6/26
 作、演出:渡辺えり子
 近郊農村で体験農業をする元政治家の妻がいる夫婦と女。有機栽培を指導する男の下で、週末の畑いじりをしていた。そこの隣の畑にいたのは、女の婚約者を奪って逃げた妹だった。舞台はこの畑と、姉妹の回想を繰り返す。結局、妹は女を愛せない婚約者と結婚する姉を思っての行動だった。親同然に育ててくれた姉と妹の愛と、日本人の農業感を描いた作品。
 もうちょっと訳わからないのかと思ったけれど、意外にすんなりと入れた。篠井さんは、独特の存在感。片桐さんはちょっと好みでない。
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No:014  ら抜きの殺意 / テアトルエコー
★★★★
Theater:俳優座
Date:2002/6
 作、演出:永井愛
 零細の通信販売を営む会社の事務所、夜間のアルバイト募集に来たのは公立高校の国語の教師の男。常々人の話す日本語が気になる男は、小金を着服しているら抜き言葉が目立つ男に対し、着服をばらすと脅しら抜き言葉をしゃべらないようにさせる。一方ら抜き言葉の男は、教師のアルバイトを脅し、ら抜き言葉でしゃべるようにさせる。こんな二人の顛末とその周りの人々を言葉使いに焦点をあて、コミカルに描いた作品。
 作者の日本語に対する思いが伝わる作品。若者の言葉使いを乱れと変化の観点から、ユーモアを交えて舞台にし、2幕の長い作品も飽きさせない。ただ、自分にとって役者に華のないのが残念。
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No:013  安部定と睦夫 / 燐光群+グッドフェローズプロデュース
★☆
Theater:紀伊国屋サザンシアター
Date:2002/12/14
 作、演出:坂手洋二、出演:石田えり、手塚とおる他
 大量無差別殺人を犯した戸井睦夫が安部定と会っていたらという仮説で書かれた話。睦夫は東京に出て、定の幻影と出会い猟奇殺人へと至る。そういう話を舞台化しようとしているという設定であるが、ほとんどが芝居の中のシーン。
 なんか設定の矛盾や押し付けがましさを感じてしまう。
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No:012  スチャダラ2010 / 遊園地再生事業団+スチャダラパー

Theater:青山円形劇場
Date:
 コンピューターウィルスにより、街が消滅して10年後、生き残った人々がスチャダラ社の63階にいるという前提だけで、それと関係あるようなないようなコントが永遠と続く。としか自分には思えなかった、宮沢さんの舞台は自分にはまるでピンとこない。
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No:011  トーキョー・ボディ / 遊園地再生事業団

Theater:シアタートラム
Date:2003/2/1
 果てしなく訳わからなかった。スリットで区切った舞台の奥で芝居をしてそれを映像で見せたり、映像と舞台をシンクロさせたり。台詞の洪水。なにかの新しい試み?
 表現したかったものは何?カラダ、蝕んでいく街?ん?
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No:010  砂に沈む月 / 遊園地再生事業団

Theater:ザ・スズナリ
Date:1999/2/25
 出演:温水洋一、原金太郎他
 砂漠警備隊の男達の虚無な日常をナンセンスな笑いと共に描く。なんだか全然訳わからなかった。笑いのポイントは結構好きなんだけど、それも笑えない。でも、加藤ちかさんの舞台美術は本当にきれい。
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No:009  隣のベッド / PLAYMATE
★★★
Theater:よしもとrise-1シアター
Date:2002/10
 昨年10月に劇場で見た作品。映像での作品は、大阪公演の時のもの。愛ちゃんが落ち着いた感じで、すごくいい感じになっていた。でも、楠見さんの魅力が出きってない感じがするのがすごく残念。
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No:008  人、人にパンチ / 動物電気
★★☆
Theater:よしもとrise-1シアター
Date:2002/11
 遠洋漁業のマグロ漁船に乗り込む男達の話。自己顕示欲の強く、スパルタの現場監督。違う目的で船の舵を取ってしまう船長。結局、船は無人島へ。
 もうやりたい放題の感じで話は進んでいく。寒〜い笑いの後の間を楽しむようなシーンが次々と。社会派が売りの劇団だそうだが、自分にはピンとこなかった。笑えるけど。
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No:007  雨が来る / THE SHAMPOO HAT

Theater:ザ・スズナリ
Date:2002/5/22
 事故によって足を悪くしてしまった女とその夫、そして、一緒に住む弟夫婦の家の部屋。事故を起こしてしまった学生やいんちき祈祷師とマッサージ師が訪れて繰り広げられる静かな会話劇。
 自分には???だった。最近人気があり、玄人受けしている劇団であるが、同吸収してよいのやら。客演の青年団の松田さんは、なんか違和感。その他客演に、温水洋一さん、みのすけさん等。
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No:006  エメラルド / カムカムミニキーナ
★★★★
Theater:シアターアプル
Date:2002/12
 略奪を繰り返し大海を巡る海賊達、宝石店の強盗、この二つのシチュエーションが、回帰的な物語となっている。二つに共に登場する男と女。キャプテンと召使の女、もう一方では強盗と店の客、この二人のエメラルドに纏わる逸話が物語を結びつける。そして、幸福とは何か、愛とは、略奪とは、言葉遊びを交えながら表現していく。
 松村さん作品で初めて面白いと思った作品。主役の山崎みちるさんがすごくいい。八島さん、山崎樹範さん、出所を心得た脇振りがまた良い。藤田さんは、ちょっと自分にはきついな、池谷のぶえ系を目指してる?
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No:005  居残り佐平次〜次郎長恋の鞘当て〜 / 明治座公演
★★★
Theater:明治座
Date:2002/5
出演:風間杜夫、平田満、余貴美子、高橋由美子、ラサール石井他
 明治座公演に小劇場の役者達を集めた新企画の公演。幕末、品川の遊郭に金も持たずに居残りをきめた佐平次。この男が、口八丁手八丁で遊郭の揉め事を解決する。そこに、幕末浪士の居座り、清水の次郎長の恋を絡めた顛末記。
 豪華絢爛、エンターテイメント満載、おじさん、おばさんたちに大受けしそうな舞台。舞台への出と消えの時に拍手が起こるのが違和感。
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No:004  俳優の幸福 / 篠井英介の企画
★★☆
Theater:シアター・トップス
Date:1998/1/27
 商業演劇の大部屋の楽屋での、それぞれの役者を描いた作品。静かなお芝居で、様々な立場や夢をもった役者達の心情を細かに描く。
 草野徹さんが出ているのに終わりのスーパーを見て気が付いた。
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No:003  お弁当 / ラックシステム
★★★☆
Theater:三鷹芸術文化センター 星のホール
Date:2002/5/25
 映画館だった寄席小屋の楽屋にある喫茶店。そこの女主人か芸人たちの弁当を作りながら、芸人達と過ごした半生を時代と共に描く。
 わかぎさんの作品は、お正月の2作など時代をつまみながら、何年も一気に駆け抜けていく。なんかそういうのが好き。役者さんにもうちょっと華があるといいんだけど。。。
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No:002  新春座長まつり / 猫のホテル他
★★★
Theater:ザ・スズナリ
Date:2003/1
 千葉雅子、松村武、村上大樹、江本淳子、政岡泰志の各劇団の座長と猫のホテルの役者達の企画物のお祭り公演。
 第一部は、賭場を仕切るやくざの話の寸劇。第2部は、それぞれの座長が企画したエンターテイメントショー。
 お芝居と思って見ると???(あたりまえ)ファン相手の企画者として見れば、あまりにくだらなくて笑える。千葉雅子のお馬鹿具合は妙にツボに入る
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No:001  裏切り御免 / キャラメルボックス
★★★★
Theater:サンシャイン劇場
Date:2002/12/25
 幕末、仲間を刺客に殺された新撰組の立川は、倒幕派に潜り込み犯人を探すように命ぜられる。誰よりも足が速く、純真な心を持った男は、倒幕派の浪人の居候している屋敷に一緒に暮らす。そこで、以前偶然助けたことのある坂本竜馬と出会い、屋敷の娘に恋をする。そして、浪人たちには、新撰組であることがばれるが、竜馬と娘に助けられる。
 キャラメルもちょっと変わったなって思った。笑うところの作り方が、自分にはあわない感じ。新人とベテランの差、くっきり。でも、キャラメルの時代劇は、あまり好きではなかったが、比較的面白かった。
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