観劇日記(映像編)2002年


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観劇日記(映像編)2001年

自宅で映像で見た芝居の感想です。(≠批評)
★は、自分のお気に入り度

せんごくぷー/夏の魔球/廊下は静かに/猫型物語/職員室5:15pm

正月どうすんの?/うれしい朝を木の下で/三姉妹
ジンジャーブレッド・レディーはなぜアル中になったのか/泉鏡花の婦系図

蝿男/悪い人も積もれば金となる/優曇華の花待ち得たる心地/ゴメンバーデショウ/カガクするこころ

神南ビルヂング物語/北限の猿/今日までどうもありがとう/日本の女/ストロベリーハウス

バルカン動物園/火宅か修羅か/冒険王/プリオシンの竜骨/シンクロナイズトウェディング

ペーパーマリッジ/メルダイバー/愛してる。いや言わんでいい。/キャノンボール・ハイ/ポルノ

十字架/春子ブックセンター/売り言葉/国語元年/ライアーガール

ロングディスタンス/ダブリンの鐘つきカビ人間/朝日のような夕日をつれて’91


No:038  朝日のような夕日をつれて’91 / 第三舞台
★★★
Theater:紀伊国屋ホール
Date:1991/2
 ずっと見ようと思って取っておいたビデオをやっと見る。80年代後半から90年代にかけての演劇の金字塔のような「朝日」に腰が引けていた。実際に見ていて、やっぱり訳がわからなかった。話は、玩具会社がインタラクティブな新製品の玩具を作り出す過程の話。その中に、色々なものがコラージュされて、話はあっち行ったりこっち行ったり。見ていると当時新しかったであろう手法や、今でも他で真似されている手法が盛り沢山。勝村さん、筧さん、小須田さん達がやたらとかっこいい。今自分がこの芝居を選んでみるかというと???
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No:037  ダブリンの鐘つきカビ人間 / G2プロデュース
★★★★
Theater:PARCO劇場
Date:2002/6
 6月に劇場で見た作品。画像で観ると役者の表情が良く見られていい。大倉さん、あたり役。やっぱり、役者としての長塚さんはすごく好き。
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No:036  ロングディスタンス / マザー
★★★
Theater:紀伊国屋ホール
Date:2002
 香港の裏世界、大泥棒の一味とマフィア、そして、癒着した警察。麻薬密輸に絡んだ事件とそのだまし合いのストーリー。マザー最後の作品と言うこともあって最後のシーンは別れのシーン。G2のプロデュース物は面白いんだけど、脚本は?。客演の近江谷さんも岩橋さんも必然性を感じない。
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No:035  ライアーガール / DIRT1600
★★★
Theater:アートスフィア
Date:2002/8/11
 出演:小池栄子、持田真樹、坂本明、あめくみちこ、木村靖司
 継母になつかない息子と引きこもり娘をもつ玩具会社の社長が、若い女に変身してしまう。その女の目を通して家族とは、会社とはを自分に問い直す。話し盛り込みすぎで、みんなにいいとこ与えすぎててメリハリがない感じ。現代家庭の問題と寂れかけた遊園地の回転木馬のノスタルジックな話も一緒に持ってこられると、もうお腹いっぱい。
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No:034  国語元年 / こまつ座
★★☆
Theater:紀伊国屋ホール
Date:2002/3/20
 この春に劇場で見た作品。なんか劇場で見たときに比べてたいくつ。佐藤B作さんの熱演もさめざめ見てしまう。
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No:033  売り言葉 / 大竹しのぶ一人芝居
★★★
Theater:スパイラルホール
Date:
 作・演出:野田秀樹
 千恵子抄の高村千恵子の半生を千恵子、ストリーテラーとのしてのその女中の二役を演じ描く。
 パンドラの鐘の時もそうだったけど、大竹さんなんかすごい。でてるもん、なんか。野田さんの舞台美術や使い方はいつ観ても美しい。
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No:032  春子ブックセンター / 大人計画
★★★★
Theater:本多劇場
Date:5/18
 場末の温泉のストリップ劇場、昔漫才トリオ「春子ブックセンター」の一人だった春子(男)が働く。ここに、独り立ちしてそこそこ売れたブックとそのマネージャーをしているセンターがやってくる。目的は、落ち目のブックと春子を組ませて話題作りにするため。明日には、小屋を閉じる劇場、踊り子の追っかけ、踊り子の一人がブックの妹であったりとの話を織り交ぜ、当時は3人の中ではカリスマだった春子を説得し、劇場最後の舞台には彼らは立つ。
 松尾さんの本に比べてストーリーがあってライトな感じで、テンポも好き。個性の強い役者が集まってもとっちらからなくうまくまとめている。
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No:031  十字架 / 阿佐ヶ谷スパイダース
★★★★☆
Theater:グローブ座
Date:3/15
 貧乏に暮らす夫婦とその娘。強姦によって娘を身ごもったクリスチャンの妻と不能の夫。妻は薬局に働き毎日の様にそこで万引きを繰り返すが、妻に邪まな気持ちを持っている店主は見逃すと共に妻に近づく。一方自殺癖のある夫は、チンピラ達から買った薬の中毒になり幻覚を見るようになる。しかし、そのチンピラ達もご法度を破り組から追われ、夫婦の家に身を隠す。そんな夫婦の間の娘は、母を刺して男と駆け落ちするがソープランドで働かされてしまう。そして、そのソープランドは組の息のかかった店で、最後には娘を探しに夫婦がなだれ込むが、妻を思う薬局店主は火をつけてしまう。すべてキャストが糸一本で繋がるような関係の中で、わずかに歪んだ感情を肥大化させ、恋愛、夫婦愛、親子愛を描きながら、神とは何なのかを問う。
ラストのシーンで、チンピラたちを殺しにきたヒットマンが、罪悪感に耐えられず自ら十字架に架かる。そこへ火災から逃れて妻が戻ってきた時のシーンが圧巻。千葉雅子さんの切れっぷりがすごい。
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No:030  ポルノ / 阿佐ヶ谷スパイダース
★★★★
Theater:TOKYO FMホール
Date:8/14
 8月に劇場で見た作品。人間のちょっとした歪んだ感情や行動をちょっと誇張した形で話にしていく感じ。そんな感じで見ていると劇場で見たとき+αの面白みがある。尖がっていないけれどもそれぞれの個性をもった俳優陣がより面白みを増す。
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No:029  キャノンボール・ハイ / 猫のホテル
★★★
Theater:ザ・スズナリ
Date:2002/7/16
 通り魔事件で刑務所に入った男、その男のファンと称する男が刑務所に面会に行き、無実の罪を晴らそうと走り回る。そこに、犯人の元妻との会話、同級生のサラ金社長と野球選手の裏での仕事を絡めたシーンで構成される話。「愛している〜」よりは、話がすっきりしている感じ。しかし、KERA MAPの「暗い冒険」の時の中村まことさんの印象は、あまり良くなかったんだけれど、ここでの中村さんはすっごくいい感じ。
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No:028  愛してる。いや言わんでいい。 / 猫のホテル
★★★
Theater:ザ・スズナリ
Date:2002/2/9
 昔コンビを組んでいた漫画家と脚本家、一度華を持った漫画家と鳴かず飛ばずの脚本家の確執を軸にした話。ストーリーは、あるんだかないんだか?その間にも関係のないシーンがバシバシ入る。理不尽に怒り出したり、怒鳴りまわすシーンがなんか面白い。長塚さんと一緒でなんか役者としてのほうが魅力を感じる千葉さん。
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No:027  メルダイバー / TEAM 発砲・B・Zin
★★★★
Theater:アートスフィア
Date:2002/6
 6月に劇場で見た作品。ビデオで観たときのほうがきださんらしさを感じる。それにしても、ちょっと前に見た芝居なのに、こんなシーンあったかな?というのが何度も。劇場で見るのがもったいない。。。
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No:026  ペーパーマリッジ / サードステージShowCase
★★★★☆
Theater:
Date:
 母と離婚した父の下に母元から飛び出し他娘は、ホモの夫と偽装結婚し、他界した父の後を継ぎパン屋を営む。そんな二人の下に結婚に二の足を踏む妹。出合い系サイトで知り合った男に会いに上京する母親。この4人それぞれの結婚観をたどりながら話の進むコメディー。
 特に笑わせる場面が多いわけではないけれど、自分にはとても面白かった。主演の長野里美さん、とても素敵
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No:025  シンクロナイズトウェディング / PLAYMATE
★★★☆
Theater:恵比寿エコー劇場
Date:1/3
 1月に劇場で観た作品。劇場で観たよりもストーリは面白く感じた。役者の魅力は半減だけど。。。後半の話がやや冗長になる感じ、前半の勢いで言ってくれるともっと○。自分の観た日そのものの作品であるが、映像で見ると武藤ちゃんちょっとはひりすぎに感じる。
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No:024  プリオシンの竜骨 / BQMAP
★★
Theater:シアターサンモール
Date:2002/4/23
 宮沢賢治の銀河鉄道の夜にインスパイアされた戯曲。ジョバンニとカンパネルラはたどり着いた先は、発掘現場のプリオシン海岸。カンパネルラはそこで会う人たちと会話と回想、幻覚が入り乱れるが本当は周りの死んでいった人たちが見えているよう。なんかボーっと見ちゃったので良くわからなかったし、のめり込めなかった。でも、竹内さんと高瀬さんは、すっごくいい。
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No:023  冒険王 / 青年団
★★★★
Theater:アゴラ劇場
Date:1996/6/5
 今年の冬に見た作品の初演版。役者的には、くせが強い感じの再演のほうが好き。両方に出ている山村さんは再演のほうが若い感じがする。混沌とした時代に放浪の世界旅行に出ている青年達の話であるが、彼らの現実逃避成るものが随所に出てくるようであるが、その逃避行為にすら及べない自分の不甲斐なさを実感してしまう。
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No:022  火宅か修羅か / 青年団
★★★
Theater:アゴラ劇場
Date:1995/
 若くして妻を無くし、3人の娘を家に置いたままの作家が、ずっと寄宿している海沿いの旅館の待合が舞台。作家とそこに訪れてくる3姉妹、作家の婚約者、子供と大人の間の年頃の娘と作家の父子関係。そして、婚約者と作家、初めて会う娘たちとの関係。原稿をとりにくる編集者。そして、同じ場所で学生時代に友人を事故で無くした者達が待ち合わせ。現在の自分達と過去の事故や過去のお互いの気持ちを引きずるもの会話が、途中に出入りする従業員達と共にアクセントとなる。このビデオで観ると、青年団特有の同時多発会話がちょっと聞きにくい。
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No:021  バルカン動物園 / 青年団
★★★★★
Theater:アゴラ劇場
Date:1997/6/18
 本当にいつ観ても新鮮なものを与えてくれる作品。先日戯曲を読んで、映像を見てみるとまた面白みがます。この作品があったから、色々な演劇を観るようになったんだなあって。
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No:020  ストロベリーハウス / 星屑の会
★★★☆
Theater:世田谷パブリックシアター
Date:2001/11
 昨年暮れに劇場で観た作品。色々な国からの留学生の住人という設定だが、使っている日本語が難しすぎで、セリフの訛りが中途半端でリアリティが無い。ただよくよく見ると、色々な伏線とかあって面白かった。舞台見たときには眠すぎたのか?
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No:019  日本の女 / 阿佐ヶ谷スパイダース
★★★
Theater:ザ・スズナリ
Date:2001/11/14
 客演 松村武/中村まこと他
 単身赴任から帰ってきた男は妻の浮気現場を見つけてしまい、妻を半殺しにする。そこへ様々な男が出入りして来て、半殺しのままの妻を監禁し、傷つけつづける。同時に、男の息子の恋愛話が絡み話は進む。結局、地震で終焉を迎える。そして、その後男達は、男性だけの社会を作るための胡散臭い政治結社を作るが、人間関係は乱れ、女性の取り囲まれ、最後を迎える。いつもながらに、ナンセンスな笑いと共に話は進み、自分には訳分からないまま終わる。女性へコンプレックスをもった男達の歪んだ憤り?
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No:018  今日までどうもありがとう / カクスコ
★★★★
Theater:THEATER TOPS
Date:2001/10-2002/1
 3ヶ月連続の解散公演の総集編。最後の集大成はもうマンネリ化しているネタなんだけど、やっぱり滅茶苦茶面白い。この劇団がなくなっちゃうのは本当に寂しい。
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No:017  北限の猿 / 青年団
★★★★☆
Theater:アゴラ劇場
Date:1996?
 カガクするこころの続編。
 出演者は変わっているが基本的な設定は”カガク・・”と同じ。実験動物にボノボが加わり、進化させる過程が進展している。扱っている話題が不倫だったりしてちょっとシリアスな感じと軽薄な感じが交差する。セールスマンとして入ってくる志賀さんに?平田さん、志摩さんが良い味
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No:016  神南ビルヂング物語〜唄う便利屋大売出し / カクスコ
★★★☆
Theater:
Date:1994.10
 カクスコの便利屋シリーズのオムニバスをテレビ用に特別に撮影した作品。たぶんスタジオで。
 みんな若いし、間の取り方がいまいちギクシャクしている感じ。面白い場面は、最近の作品の中にも流用されているが、矢張り今一なのはなくなっている。カメラ目線、客席から見えないアングルが面白みを削っている。
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No:015  カガクするこころ / 青年団
★★★★
Theater:アゴラ劇場
Date:1996
 一昨年、劇場で観た作品の初演版。
 脳の研究を行っている大学の研究室には、様々な学部の研究員が出入りしている。その中の一日を切り取った作品。科学に接する若者たちの社会観や恋愛感等をちりばめながら時間が過ぎる。山村崇子さん、すごっく良い感じ。バルカンに比べるとくだけた感のある作品。
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No:014  ゴメンバーデショウ / TEAM 発砲・B・Zin
★★★☆
Theater:スペースゼロ
Date:2001/10/6
 昨年、劇場で観た作品。
 劇場で観たときよりもスピード感なし。武藤ちゃんは、空回りしている感。ただ改めてみてみると、どこかに暖かさのあるきだテイストの詰まった作品。
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No:013  優曇華の花待ち得たる心地 / ヤルッツェ・ブラッキン

Theater:シアターサンモール
Date:2002/1/26
 きだつよし脚色・演出  現世に未練を残し成仏しきれない死人たちが妖怪になって集まる森。そこで生き残れれば人間に戻れる為、妖怪達は殺し合いを続ける。砕牙は戦う中、妖怪を成仏させて冥土に送る女に惚れ、女を守るために戦う。最後には、森を支配する人間をも倒し、愛を貫く。
 自分には滅茶苦茶つまらない、途中日替わりゲストでコントをする宇宙レコードが一番面白い。
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No:012  悪い人も積もれば金となる-刑務所の民営化- / 大川興業
★★★☆
Theater:本多劇場
Date:2001/9/22
 刑務所を民営化したら。。。。各地の刑務所はそれぞれの特色を競い合い、その個性を強めていく。そんな中の巣鴨プリズンの様子が話になっている。刑務所の中では服役囚達で陪審員裁判のエチュードが行われたり、極左過激派の精神治療による更生が行われたりと、色々なトピックがちりばめられる。
 大川興業、もっとふざけてるのかと思ったら以外にまじめ。思想的な話も盛り込んだり、笑わせるとこは笑わせたり、というところはいいのだけれど、なんか話まとまってなくて冗長。刑務所の民営化で話が最後まで行かないのが残念。
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No:011  蝿男 / THE SHAMPOO HAT

Theater:ザ・スズナリ
Date:2001/10/13
 ある若者の家のダイニングルームを舞台にバイト仲間の友人達が繰り広げるシュールな会話劇。兄からの借金の方に妹の体を売ったり、自殺癖のある男が出てきたりで、最後にはみんな死んでしまう。
 なんか訳わからなかった。最近とっても人気の出てきた劇団がけれど、自分にはあわない。
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No:010  泉鏡花の婦系図 / 花組芝居
★★★
Theater:
Date:
 ドイツ語学者に師事する早瀬主税は、妻のある身ながら師の娘と恋をしてしまい、静岡に追いやられる。そこには、娘に求婚していた友人河野の妹達が主人達と暮らす。河野の一家は医者をしている名家で、娘を物のように値踏みしていた。それに憤りを感じていた主税は、もって生まれた魅力からかその妹達もとりこに。静岡に行っている間に妻が逝ってしまった主税は、河野の主人に復讐を。。。
 ちょっと壁が高かった花組芝居、観てみると以外にくだけていていい感じ。半分歌舞伎のような劇中に使われる音楽が、シャンソンだったり、クラシックだったりするがこれが妙にあっている。使っているメリーゴーランドのようなまわり舞台も、上手い使い方。
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No:009  ジンジャーブレッド・レディーはなぜアル中になったのか / 劇団MOP
★★★☆
Theater:シアターサンモール
Date:2001/11/10
 仕事に見放された歌手のエヴィは、そんなすさんだ生活を危惧され、手元においておいた娘も元の夫に引き取られてしまう。そんなエヴィのその後の酒と男に溺れていく日々を親友、昔のバンド仲間達を交えて描く。詐欺師にだまされ、売れない若い歌手の男とは傷を舐めあい日々を送るエヴィ。
 元はニールサイモンのジンジャーブレッドレディーという作品を、マキノノゾミがやりたくて、その作品の前のエヴィを話にしたものだそう。キムラ緑子の存在感が凄い、こんなに華のある女優さんは少ない。また、ストーリーテラーで出ている小市慢太郎は、最初はなんてもったいない使い方だろうと思ったけど、最後にはうなずける展開、そして、素晴らしい存在感。
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No:008  三姉妹 / 岩松了演出
★★
Theater:シアターコクーン
Date:2001/10/20
 室井滋、緒川たまき他
 父が上流の軍人だった一家は、父の死後一般の市民になってモスクワを去る。勤勉な長女。結婚しているが旧知の妻子持ちの軍人に恋する次女。人生、愛に不信を抱いてしまう三女と、秀才でありながら常識の無い妻に身を滅ぼされてしまう長男達を描く。生きていくとはどういうことなのか?労働とは何であるのか?などをテーマに話が構成されている?自分には難しいのと哲学的な独白が長いのがつらい。なんか太宰の”斜陽”っぽい。
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No:007  うれしい朝を木の下で / 劇団八時半
★★☆
Theater:東京芸術劇場小ホール2
Date:2001/12/8
 会社をやめて田舎暮らしを始めた男とそれについてきた女。若い2人の住んでいる家に、郵便局勤めの女の姉が訪れてきた数日を描く作品。生活力の無い男と暮らす女は、地元で村八分にされていると思っている郵便局長相手に体を売りお金を稼ぐ。女はどちらのか分からない子供を宿してしまう。フィリピン人の妻をもち家庭が上手くいかない局長。グロテスクな漫画を描くのが趣味の姉。家の中にある不思議な昔話を持つ井戸などで、色をつけながら、現実には難しい田舎暮らし、現実と立ち向かわない若者達などを描く。自分にはちょっと難しい。
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No:006  正月どうすんの? / カクスコ
★★★★★
Theater:THEATER TOPS
Date:'97/12/17
 便利屋を営む男達の話。正月目前の年末、一人は仕事に行った小学校の先生にほれてしまう男が話の中心に。ある種のマンネリマンネリだろうけれども、この人たちの息のあった芝居は、ほっとするし、笑えるし、極上のエンターテイメント。
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No:005  職員室5:15pm / 弘前劇場
★★★
Theater:世田谷パブリックシアター
Date:2001/11/17
 ある日の職員室の1シーンを切り取った一場の会話劇。話の中心に大きなテーマをおかずに色々な切り口で会話を広げ、媚びない笑いもそこそこに面白いのだけれど、会話が基本的に青森弁なのでとにかく聞きにくい。意図的なものではあるのだけれど、自分にはつらい。また、学校の外部の人間が、沢山出てきてちょっと違和感を感じる。
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No:004  猫型物語 / 演劇弁当猫ニャー
★★
Theater:ザ・スズナリ
Date:2001/7/21
 ナンセンスなショートオムニバス。もうほとんど意味わからない。一編一編は結構面白いけど、それだけ、劇場で観たら感じが変わるかもしれないけれど、こういうのは観に行かないだろうな。。。池谷のぶえはここでもほんとに面白くて、いい味出してる。
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No:003  廊下は静かに〜サツキ荘の初夏 / カクスコ
★★★★★
Theater:THEATER TOPS
Date:
 93年くらいだと思うが、サツキ荘シリーズの最初の作品?今と比べると一人一人の人物がちょっと粗野な性格に描かれている。中村さんは変わりないが、他のみんな若い。今まで見た中でも一番面白く思った作品。見てるだけでも幸せになれる。
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No:002  夏の魔球 / ランニングシアターダッシュ
★★☆
Theater:シアターアプル
Date:2001/6/16
 長島茂雄に憧れ、対決を夢みた阪神ファンの甲子園のグランドキーパーの半生を、その男を描き続けた画家の妻との間に生まれスポーツ新聞の記者になった娘を通じて描く。前半ダルダルで、きっかけの多い吉本みたいなギャグばかり、後半に話の展開すべてが詰まっている。とにかくコテコテなのに熱い劇団。
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No:001  せんごくぷー / TEAM 発砲・B・Zin
★★★★
Theater:本多劇場
Date:2001/1
 昨年劇場で観た作品。昔の発砲が戻った感じが劇場よりも強く 感じる。平野、武藤は発砲の中の個性派の味をよく出している。 NYLONの松永さんがHPで、きださんて役者的にどうだろう? と書いていたが、自分は好き。
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