観劇日記(映像編)


自宅で映像で見た芝居の感想です。(≠批評)
★は、自分のお気に入り度

あしたのニュース/デンキ島-松田リカ編-/開放弦/いやむしろ忘れて草/ダークマスター
錦鯉/獏のゆりかご/衛兵達、西高東低の鼻を嘆く/恋の渦/橋を渡ったら泣け


観劇日記(映像編)に戻る

観劇日記(映像編)2006年
観劇日記(映像編)2005年
観劇日記(映像編)2004年
観劇日記(映像編)2003年
観劇日記(映像編)2002年
観劇日記(映像編)2001年


No:010  橋を渡ったら泣け / シアターコクーン
★★★☆
Theater:シアターコクーン
Date:2007/3
 今年の3月に劇場で観た作品。劇場で観たときよりも、のめりこめた感じがする。MONO版に比べるとずいぶんとシリアスな感じになっている気がする。なんか全体的に、役作りに違和感あり。もっと狭い劇場で観る作品なのかなって。
このページの頭へ

No:009  恋の渦 / ポツドール
★★★☆
Theater:THEATER/TOPS
Date:2006/12/6
 渋谷辺りに生息していそうな若者男女の恋愛話を、舞台上を4部屋区切り細々と繋いで数週間のエピソードとして綴る。足りない語彙、理不尽な切れ方、自分主義、携帯乱用、つきっぱなしのテレビと、リアルに今の若者を映しだす。
 かなりコメディ色の強い作品。エロに走らず、ストーリー本位だけど、舞台でチ○コ出すシーンあり。リアルって、そういう意味ではないような。役者さんたちが若いけど、意外にしっかりしている感じ。
このページの頭へ

No:008  衛兵達、西高東低の鼻を嘆く / MONO
★★★☆
Theater:アートコンプレックス1928
Date:2005/11
 誰も攻めては来ない城を守る衛兵達。有り余る時簡に、自分のアイデンティティを模索し始めるが、自分がなにであるのか、はたまた何をやっているか。人であることって。
 新たな境地のMONO、面白いけど物足りない。こういった場では、この劇団持つアンサンブルの素敵さは、かえって生かされないのか。 このページの頭へ

No:007  獏のゆりかご / シスカンパニー
★★★★☆
Theater:紀伊國屋ホール
Date:2006/9/21
 昨年の9月に劇場で観た作品。本が素敵、役者が素敵。明星さんがキュート、池谷さんが抑え加減が良く、小松さんとマギーさんのバックアップがまた絶妙。グリングとは、ちょっと違う感じのお芝居だけど、青木テイストはとってもあり、ラストがありきたりに落ち着かないのもまたよし。
このページの頭へ

No:006  錦鯉 / 銀河劇場
★★★☆
Theater:天王洲銀河劇場
Date:2006/11
 昨年11月に劇場で観た作品。MONO版に比べて、ずいぶんと加えられているシーンがあるなあと。役者さんの色違いすぎで、土田さんの本で必須なアンサンブルが全然よくない。演出している土田さんの方向性もあるのでは。
このページの頭へ

No:005  ダークマスター / 庭劇団ペニノ
★★★☆
Theater:駒場アゴラ劇場
Date:2006/1
 ある客の入らないカウンターだけの洋食店。小さなマスターと足の悪い女で営んでいる。そこにやってくるリストラされたサラリーマン、マスターに店を任せると言われ、FMの受信機を渡されリモートコントロールされて料理を作る。数ヶ月の後、店は反映していく。ある日の風景、しのぎを取りに来たヤクザに受信機を渡す男、食べ終わった客は、皆トイレに行き出てこない。男の妻らしき女と子供が入って料理を注文、子供もトイレからは出て来ない。暗転の後、舞台の上には同じような洋食屋のセット、それが崩れ下に落ちる。トイレから出てくる、ランニングとステテコ姿のヤクザ。
 う〜ん、一体何を暗示しているのか、前半と後半全然台詞が聞き取れない部分もあり。男がコントロールされ、料理しているシーンは面白い。足の悪い女、小さい男のマメ山田さんのシーンが、なんか肌になじまないジクジクした違和感。役者もあまり上手さを感じない。ある人のブログで、戦後のアメリカに支配される日本を暗示しているのではとのコメントがあり、ああなるほどなと。色々な捉え方が出来る秀作と言われているようであるが、自分の頭の悪さでは伝わってくるもの無し。
このページの頭へ

No:004  いやむしろ忘れて草 / 五反田団
★★☆
Theater:駒場アゴラ劇場
Date:2004/10
 ある地方の4人姉妹の話、八百屋を営んでいた父は、体調を崩し商売をやめ、母幼い頃に突然家を出て行ってしまっていた。入院している三女を見舞う家族の会話と幼少時の回想、次女は東京へ、四女は一人住まい、父と三女を支える長女には結婚の話が。過去の姉妹の関係を振り返らせながら、現在持つお互いの気持ちを描く。
 前田さんってどんな感じって思ったけど、なんか汎用は感じ。青年団の端田新菜さんは、ちょっと弱いかな、過剰なところもある感じだし、でも、青年団の舞台から見ると、こんな役もやれるんだと、感心。
このページの頭へ

No:003  開放弦 / パルコ・リコモーション
★★★★
Theater:PARCO劇場
Date:2006/7/26
 2006年に劇場で観た作品
 途中に、ちょっと余分に感じる部分もあり、2時間程度にしてもらうとすっきりするんだけど、ラストの20分くらいの空気は切なくていい。倉持さんらしくない作品のようだけれども、台詞を聞いているとやっぱり倉持さんらしさが。大倉君はちょっと、演技が大きすぎる感じ。
このページの頭へ

No:002  デンキ島 / モダンスイマーズ
★★★☆
Theater:中野ザ・ポケット
Date:2005/2/12
 小さな離島に住む柔道が得意な女子高生リカ、父の借金で貧乏生活を強いられ、バイトに明け暮れる。返せない借金のために、組の事務所でバイトをしだす。止める友人と自分の内面を出し切れず、島からも出られない葛藤に悩む。狭い島での周囲の人間関係や、どうしようもない家族に引きずられながら、島を出る決意をする。
 モダンスイマーズの中でも名作とされる作品だけど、ちょっとコメディ要素が少なく、役者さんも野口さんを除いて地味目なため、おとなしい作品に。台詞の力がすごいのが、蓬莱さんの魅力なのかなと。
このページの頭へ

No:001  あしたのニュース / ラッパ屋
★★★★
Theater:THEATER/TOPS
Date:2006/2
 2006年に劇場で観た作品。ラッパ屋っていうのは、見ている最中に本当に幸せな感じになる。
 作品としては、エピソード詰めすぎで、話が大雑把になっている感じと、役者の技量の差が出すぎている感。いい台詞がいっぱいあるなこの作品。
このページの頭へ