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雇用・就労

(Employment)

 

働いて給与を得るということは、個人にとっては自信を植えつけ、社会的には個人の価値を示す大きな指標である。ヴィレッジの雇用・就労プログラムは、ヴィレッジの内外の就労を問わず、メンバーの長所を中心に技能を修得するように働きかけている。

 

解説

 

ヴィレッジの雇用・就労プログラムではできるだけ地域社会での就労の機会を選び、雇用され、長期間にわたって就労できるようにアシストする。

ヴィレッジではメンバーの地域社会での就労のための経験となるように三つのビジネスを行なっている。(1)カフェー456:通常のレストラン、一般社会への出張ケータリングサービスも行なっている。(2)清掃サービス:地域の会社やビジネスと契約している。(3)施設内のミニマーケット:おやつ等の雑貨を扱っている。

その他、内部での有給の仕事には、受付、事務所でデータをインプットする係、ヴィレッジの銀行の出納係と金銭管理のコーチ、リクリエーション等のプログラムのアシスタントなどある。

ヴィレッジで雇用された場合、仕事上でのスーパーバイザーとメンバーの関係は精神保健のスペシャリストと障害者の関係ではなく、あくまでも雇主と従業員の関係である。

仕事上のスーパーバイザーはメンバーがその仕事を成功するために綿密なオリエンテーションとトレーニングを行なう。

スタッフチームは働いているメンバーへのサポートを惜しまない。仕事上の問題や仕事と直接関係なくても仕事に影響を及ぼすような事柄について絶えず話し合う。そのサポートの度合いは絶えずメンバーのニーズに応じて変化する。

 

その効果

 

メンバーが一市民として就労するに必要な態度や決まりを身につけることができる。

チームのサポートによって、メンバーはより働く意欲を持ち、長期間同じ仕事に定着できるようになる。

一生自分で働いて稼ぐことなどできないと思っていた人が、給料を家に持って帰るという喜びを経験できるようになる。

メンバーは自分を『万年障害者』の立場から一転して、自分自身に誇りを持って生産的な働き人として見られるようになる。

 


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