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パーソナル・サービス・プラン と ライフコーチ

(Personal Service Planning and Life Coaching)

ヴィレッジでは、メンバーは既成のシステムに自分を合わせる必要はなくサービスの内容は各メンバーのニーズに応じて作られる。

 

解説

メンバーは精神科医、ソーシャルワーカー、ナースと二人のサイコソーシャル・スペシャリストによって構成される三つのヴィレッジの一つに割り当てられる。チームの中で、メンバーは『ライフコーチ』であるパーソナル・サービス・コーディネーターの助けを得て、一緒に自分の目標や目的をどのように達成するかのプラン、パーソナル・サービス・プランを作り上げる。

パーソナル・サービス・プランは各メンバー個人の就労、リクリエーション、精神障害の治療法、健康管理、住居や金銭の管理の必要と選択に合わせて形成される。それはメンバー各個人の能力を最大限に引き出し、障害を軽減することに重きがおかれている。

パーソナル・サービス・プランは精神病の専門家によって精神病の患者のために処方された従来通りの治療のプランとは異なる。それはメンバー、パーソナル・サービス・コーディネーター、家族やメンバーにとって重要な位置を占める人たちが共同して作るプランである。

『ライフコーチ』であるパーソナル・サービス・コーディネーターは必要とあればどこへでも出かけていく。コーディネーターはメンバーの就労先や学校を訪ねたり、住むところを探しに行ったり、日用品のショッピングに付き合ったり近所のレストランでコーヒーを飲みながらミーティングをしたりすることに忙しく、ほとんど机に向かっている時間はないのが現状である。

また、チームは必要なサポートの源である。職員は緊急事態や、時として安心感を与えるために交代で24時間対応できる体制にある。

ヴィレッジのその分野の専門家がチームに協力してアルコール・薬物の乱用、雇用、金銭管理などの問題解決にあたることが可能である。

その効果

メンバーにとってパーソナル・サービス・プランは最大の関心事であり、自分の掲げるゴールに対して責任を持つようになる。

メンバーとパーソナル・サービス・コーディネーターとの関係は、『助ける者と助けられる者』といった上下関係ではなく、お互いに一人の人間としての関係で結ばれている。それ故、メンバーはサービス・プランではお互いに平等な立場のパートナーであることを学ぶことができる。

メンバーは多少のリスクを犯しても目的達成のための機会を広げることを奨励される。

 


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