トップへ 生物の起源 雑記 新刊紹介 地質年代表 生物分類表
Genera Cellulatum 系統解析 リンク集 プロフィール 掲示板

地質年代表

印刷は PDF 版からどうぞ

作成:仲田崇志

更新:2013年05月08日

累代 Eon 代 Era 紀 Period 世 Epoch
現在
顕生累代 Phanerozoic 新生代 Cenozoic 第四紀 Quaternary 完新世 Holocene
1万1700年前
更新世 Pleistocene
258万8000年前
新成紀(新第三紀) Neogene *1 鮮新世 Pliocene
533万3000年前
中新世 Miocene
2303万年前
旧成紀(古第三紀) Paleogene *1 漸新世 Oligocene
3390万年前
始新世 Eocene
5600万年前
暁新世 Paleocene
6600万年前
中生代 Mesozoic 白亜紀 Cretaceous 新世(後期) Late
1億0050万年前
古世(前期) Early
1億4500万年前
ジュラ紀 Jurassic 新世(後期) Late
1億6350万年前
中世(中期) Middle
1億7410万年前
古世(前期) Early
2億0130万年前
三畳紀 Triassic 新世(後期) Late
2億3700万年前
中世(中期) Middle
2億4720万年前
古世(前期) Early
2億5217万年前
古生代 Paleozoic ペルム紀 Permian 楽平ルーピン世  Lopingian
2億5980万年前
グアダループ世 Guadalupian
2億7230万年前
南ウラル世 Cisuralian
2億9890万年前
石炭紀 Carboniferous ペンシルバニア亜紀 Pennsylvanian 新世(後期) Late
3億0700万年前
中世(中期) Middle
3億1520万年前
古世(前期) Early
3億2320万年前
ミシシッピ亜紀 Mississippian 新世(後期) Late
3億3090万年前
中世(中期) Middle
3億4670万年前
古世(前期) Early
3億5890万年前
デボン紀 Devonian 新世(後期) Late
3億8270万年前
中世(中期) Middle
3億9330万年前
古世(前期) Early
4億1920万年前
シルル紀 Silurian プシドリ世 Pridoli
4億2300万年前
ラドロウ世 Ludlow
4億2740万年前
ウェンロック世 Wenlock
4億3340万年前
ランドベリー世 Llandovery
4億4340万年前
オルドビス紀 Ordovician 新世(後期) Late
4億5840万年前
中世(中期) Middle
4億7000万年前
古世(前期) Early
4億8540万年前
カンブリア紀 Cambrian 芙蓉フーロン世 Furongian
“4億9700万年前”
第三世 Epoch 3
“5億0900万年前”
第二世 Epoch 2
“5億2100万年前”
テレヌーブ世 Terreneuvian
5億4100万年前
原生累代 Proterozoic *2 新原生代 Neoproterozoic エディアカラ紀 Ediacaran  
6億3500万年前
氷成紀 Cryogenian  
8億5000万年前
拡層紀 Tonian  
10億年前
中原生代 Mesoproterozoic 狭帯紀 Stenian  
12億年前
伸展紀 Ectasian  
14億年前
覆層紀 Calymmian  
16億年前
古原生代 Paleoproterozoic 剛塊紀 Statherian  
18億年前
造山紀 Orosirian  
20億5000万年前
熔岩紀 Rhyacian  
23億年前
鉄鉱紀 Siderian  
25億年前
太古累代(始生累代) Archean *2 新太古代(新始生代) Neoarchean    
28億年前
中太古代(中始生代) Mesoarchean    
32億年前
古太古代(古始生代) Paleoarchean    
36億年前
原太古代(原始生代) Eoarchean    
40億年前
“冥王時代” Hadean *2*3      
46億年前

このページのトップへ

地質年代表について

この地質年代表は,Gradstein et al. (2012) の地質年代表(通称 “GTS2012”)を基に編集・翻訳し, 国際層序委員会(ICS)による最新の 地質年代表(v. 2013/01) を参考に修正したものです。年代推定の誤差など詳細については原典を参照して下さい。 日本語表記はオッグほか (2012),「古生物学事典 第 2 版」(日本古生物学会, 2010)および日本地質学会による ガイドライン (ただし 2012 年 8 月時点の年代表に基づく)を参照しました。 非公式の名称や,境界が未定義の年代,特定されていない年代は引用符で括られています(例:“冥王時代”,“4億9700万年前”)。

この表では地質年代区分(geochronologic classification),すなわち地層が堆積した年代の区分を示しています。 一方,各年代に堆積した地層の区分は年代層序区分(chronostratigraphic classification)と呼ばれ, 基本的には地質年代区分と同様の名称で呼ばれますが,累代,代,紀,世,期の代わりに累界(eonothem),界(erathem), 系(system),統(series),階(stage)の階級が用いられます(例:「新生代」に堆積した地層を「新生界」と呼ぶ)。 また古世(前期),中世(中期),新世(後期)などの年代は下部統/階(lower),中部統/階(middle), 上部統/階(upper),という地層の相対的位置を示す用語に言い換えられます(例:「白亜系上部統」)。


このページのトップへ

日本語表記について

2004 年度版の地質年代表(通称 “GTS2004”;Gradstein et al., 2004)が出版されて以来, 各地質年代の日本語表記の不統一が目立つようになってきました。主な日本語表記としては,「古生物学事典 第 2 版」 (日本古生物学会, 2010)の付録,日本地質学会によるガイドライン(日本地質学会執行理事会, 2010;2013 年 1 月に 改訂版。同じ表が ICS にも掲載されている。 以下,「ガイドライン」),“Concise Geologic Time Scale”(通称 “GTS2008”; Ogg et al., 2008)の邦訳である「要説 地質年代」(以下,「要説」;オッグほか, 2012)などがあります。

まず階の名称など定着した日本語表記がないものについて,原語のまま表記する場合(例:“Changhsingian”: 「古生物学事典」など)とこれをカタカナ表記する場合(例:「チャンシンギアン」:「ガイドライン」など), そして原語に即した訳語にこだわる場合(「要説」)が見られます。「要説」では独自の日本語表記にこだわっていて (「訳者あとがき」参照),地質学的な特徴や性質に由来する名称については漢字表記の訳語を, 地名などの固有名詞に由来する名称については,名詞形に戻した上でカタカナまたは漢字(漢字圏の固有名詞の場合) 表記をあてています(例:“Changhsingian”→“長興(チャンシン)階”。中国浙江省煤山の長興石灰岩に由来)。 なお「要説」では,元の言語の発音に近い形でのカタカナ表記を目指しているため, 英語表記と異なって見える場合があります(例:プシドリ世=Pridoli。チェコの地名 “Přidoli” に由来するため)。また地質年代区分の世の階級の “Early, Middle, Late” の訳語には従来「前期,中期,後期」 があてられていました(「古生物学事典」,「ガイドライン」)。しかし「要説」では八尾 (2011) の提案などを受けて 「古世,中世,新世」の訳語を用いています。

“Paleogene” と “Neogene” の日本語表記については,「古生物学事典」と「ガイドライン」 では「古第三紀」,「新第三紀」の訳語が,「要説」では「旧成紀」,「新成紀」の訳語が採用されています。 これらの日本語表記を巡っては,鈴木および石田 (2005) で議論されています。 また “Archean” に対して「太古累代」と「始生累代」の訳語が使われています(語尾を「代」とする用例も多い)。 “Paleoarchean” に対しても「古〜」以外に「旧太古代」の用例(「要説」)や, “Eoarchean” に対する「暁始生代」の用例(「古生物学事典」)もあります。


このページのトップへ

注釈

*1:新生代は従来,第三紀(Tertiary)と第四紀(Quaternary)に分けられていましたが, 第三紀は既に公式な地質区分としては用いられないことが決まっています。これに合わせて,Neogene (いわゆる「新第三紀」)や Paleogene(いわゆる「古第三紀」)の日本語表記も見直しが必要で,オッグほか (2012) ではそれぞれ「新成紀」と「旧成紀」の表記が採用されています。

*2:原生累代,太古累代,冥王時代(つまりカンブリア紀より前)は一括して先カンブリア時代(Precambrian) とも呼ばれます。

*3:“冥王時代”という区分や冥王時代の開始年代は正式には定義されていません。「冥王代」とも表記されます。


このページのトップへ

引用文献

Gradstein, F. M., Ogg, J. G., Schmitz, M. D. & Ogg, G. M. (eds.) The Geologic Time Scale 2012 (Elsevier, Oxford, 2012).

Gradstein, F. M., Ogg, J. G. & Smith, A. G. (eds.) A Geologic Time Scale 2004 (Cambridge University Press, Cambridge, 2004).

鈴木寿志 および 石田志朗 Palaeogene と Neogene に対応する日本語について. 地質学雑誌 111, 565-568 (2005).

日本地質学会執行理事会 地質系統・年代の日本語記述ガイドライン. 日本地質学会ニュース 13(6), 8-9 (2010).

日本古生物学会 編 古生物学事典, 第 2 版 (朝倉書店, 東京, 2010).

Ogg, J. G., Ogg, G. & Gradstein, F. M. (eds.) The Concise Geologic Time Scale (Cambridge University Press, Cambridge, 2008).

オッグ, J. G., オッグ, G. M. および グラッドシュタイン, F. M. 編 要説 地質年代 (京都大学出版会, 京都, 2012).

八尾昭 地質系統・年代の日本語表記. 地質学雑誌 117, 303-306 (2011).


このページのトップへ

トップへ 生物の起源 雑記 新刊紹介 地質年代表 生物分類表
Genera Cellulatum 系統解析 リンク集 プロフィール 掲示板