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リンク集

作成:仲田崇志

更新:2010年08月31日

ジャンル別




専門誌

Nature 科学一般 云わずと知れた自然科学の総合誌。自然科学の最先端の話題を追いかけるには必読の雑誌。 特に自然史、ナチュラルヒストリーへの関心が強い印象が有る。登録すれば目次、摘要が無料で読める。
Science 科学一般 自然科学の総合誌。Nature と同様に最先端の科学論文が載るが、 より科学技術への関心が強いような印象がある。
Proc. Natl. Acad. Sci. USA 科学一般 米国科学アカデミー紀要として新聞に紹介されることも有る。科学全般を扱うが、 比較的冒険的な論文も扱うため、読んでいて楽しい気がする。逆に、読み手の慎重さが要求されるとも言える。
PLoS Biol. 生物学 2003 年に出来たばかりの雑誌。生物学一般を扱っており、面白い雑誌。 今後の発展は未知数だが、チェックする価値はありそう。全文が無料で読めるのもありがたい。
PLoS ONE 生物学 あらゆる生物学の分野を網羅するオープンアクセスの雑誌。一切の分野制限が無く, 論文は分野ごとにまとめられている。論文へのコメントなども直接掲載されているのが特徴。
BMC Biol. 生物学 やはり最近できたばかりのオンライン雑誌。全文無料で読める。生物学に関する総合的な雑誌となっている。
BMC Evol. Biol. 進化学 無料のオンライン雑誌で、進化をメインに扱っている。興味深い話題もしばしば掲載されるが、 個々の論文はやや分量が多いようにも感じる。
EMBO J. 生物学 分子生物学の雑誌。20 年以上続く大手の一つ。現在 Nature グループに加えられている。
Curr. Biol. 生物学 生物学全般の最新情報を扱うレビュー誌。進化系の話題なども幅広く扱われている。
Cell 細胞学 一応細胞学と表記したが、近年の生物学のかなりの部分が細胞レベルの現象を対象にしているので、 生物学の総合誌と見ても良いかもしれない。しばしば重要な研究・レビューが掲載される。
Nat. Cell Biol. 細胞学 Nature グループの出している細胞学の雑誌。Nature 本誌よりは専門性の高い雑誌だが、 場合によってはその方が重要な研究であったりもする。余裕があればチェックしたい雑誌。
Mol. Cell 細胞学 分子細胞学の有名雑誌。機能分子の構造やメカニズムなどなど。
J. Cell Biol. 細胞学 50 年以上続く細胞学の大手の雑誌。とはいえ,最近の論文は遺伝子を扱うものが多い様子。
Development 発生学 発生学とのタイトルだが、動物・植物を問わず、生物の作りを理解するには発生の知見が不可欠。 その点では、この雑誌は結構重要なポジションを占めていると言える。
Genes Dev. 発生学 発生学の雑誌。"Genes" と雑誌名にあるためか,分子細胞学的な内容になっている。 一部は本当に発生学と言えないような気も。
Dev. Cell 発生学 発生学のメジャー誌の一つ。やはり分子細胞的な論文が多い。
Biologia 生物学 動物学,植物学,微生物学,とあらゆる基礎生物学をカバーする雑誌。
Naturwissenschaften 自然史 タイトルは「自然科学」だが、生物学がメインの雑誌。 分子メカニズムなどよりは、生物そのものや生物現象を扱っている印象が強い。
Proc. R. Soc. Lond., B, Biol. Sci. 自然史 自然史的な生物学を扱う雑誌、分子生物学から化石までとにかく全般を扱っている。
Biol. Lett. 自然史 自然史的な生物学を扱う雑誌、もともとProc. R. Soc. Lond., B, Biol. Sci.の補遺として始まり、 2005 年から独立の雑誌となった。短報中心の雑誌なので、興味深いトピックや読みやすい論文が多い。
Philos. Trans. R. Soc. Lond., B, Biol. Sci. 自然史 自然史を中心に扱っており、このシリーズでは生物科学を扱っている。しばしば重要なレビューが載る。
Nat. Genet. 遺伝学 癌や遺伝病など、遺伝子の変異が原因で起こる病気は多数有るが、 遺伝学の観点での研究が載る雑誌。
Genome Res. 遺伝学 ゲノム生物学の専門誌。ゲノムの解析やら構造的な特徴,進化など色々な話題がある。
DNA Res. 遺伝学 ゲノム解読や生物情報学など、分子遺伝学的な内容を扱う雑誌。かずさ DNA 研究所発行。
Nat. Struct. Mol. Biol. 構造生物学 Nature グループの雑誌の一つで,分子の構造解析や相互作用などの論文を扱っている。 もともとは Nature Structural Biology。
N. Engl. J. Med. 医学 医学雑誌の最大手。医学関連の論文一般を扱っている。
Nat. Med. 医学 Nature の発行している医学雑誌。やはり医学系の論文を広く扱っている。
Lancet 医学 医学系の雑誌の大手の一つ。総合的な内容を扱っている。以前にはトンデモ内容の論文も見た記憶が・・・
Bioinformatics 生物情報学 いわゆるバイオインフォマティクスの専門誌。最新の解析方法やプログラムなどの論文を扱っている。
Nat. Biotechnol. 生物工学 Nature のシリーズで,生物工学を扱う雑誌。目次を見ると, 医学系から遺伝子組み替え植物まで応用性の高い内容になっている。
Nat. Neurosci. 神経学 Nature グループの発行する神経科学の専門誌。Nature グループということで、 ある程度一般的な研究も載るようだ。
Syst. Biol. 進化学 系統学などを扱っている。方法論から具体的な系統解析の研究まで扱われている。
Mol. Biol. Evol. 進化学 様々な生物群の進化を、分子系統樹など分子の手法を用いて研究した論文を掲載する雑誌。 扱うテーマが広く、進化と分子テーマのバランス感覚が良いので、進化系統の分野では必読の雑誌。
Mol. Phylogenet. Evol. 進化学 分子系統学の専門雑誌。分類群は特に決まっておらず,分子系統と進化一般を扱う雑誌。 色々な分類群の進化について読めるので,なかなか勉強になる。
J. Mol. Evol. 進化学 分子進化の専門誌。生物の進化を分子系統から読み解こうとする論文と、 特定の遺伝子などの分子種の進化に関する論文の 2 大路線があるように見える。いずれもそこそこ面白い論文あり。
Cladistics 進化学 様々な生物の系統解析(分子と形態の双方)と、解析方法に関する専門誌。
Taxon 分類学 国際植物分類学連合の出版する雑誌。植物の分類に関する論文が掲載される他、タイプ標本の選定など、 分類学的な処置に関する論文や命名法に関する見解、提案など、植物分類学者にとって重要な情報が載っている。
Orig. Life Evol. Biosph. 進化学 生命の起源と初期進化に注目した専門誌。生命の起源の分野では欠くことのできない雑誌だが、 一般性の高い記事はあまり載らない。面白い記事もあることはあるのだが。
Viva Origino 進化学 生命の起源と進化をテーマにした学会誌。邦文記事と英文記事が混在しており、 ほとんどの記事が無料で読める(一部ウェブ公開されていない記事が有る)。
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 微生物学 原核・真核を問わず微生物一般を扱う進化の雑誌だが、この雑誌は細菌の命名規約上特殊な位置を占めている。 この雑誌に載らない限り、細菌の学名は正式に登録されない。細菌の学名のチェックには不可欠な雑誌。
Nat. Rev. Microbiol. 微生物学 Nature 系列の総説誌。微生物学を扱っている。最新の微生物学の関心をまとめた総説が掲載される。
Appl. Environ. Microbiol. 微生物学 微生物の生態から応用まで、微生物の生物学を扱っているような雑誌。タイトルにあるように、応用方面も重視しているが、 自然史の観点も押さえている。
NEW Zootaxa 動物学 動物分類学の雑誌。新しい分類群(新種など)を遅滞なく記載し, 生物多様性の解明を迅速に進めるために作られた雑誌。新種記載のみの論文でも掲載される。 動物分類学者は要確認。
NEW Phytotaxa 植物学 植物分類学の雑誌。Zootaxa と同様の目的で設立された。 やはり新種の記載論文など迅速な公表に意味がある論文が歓迎される。 植物分類学者は要確認。
J. Phycol. 藻類学 藻類学の専門誌。藻類学者必読の雑誌だが、一般の生物学との接点は濃くはない。 実験生物として重要な藻類もあるのだが。
Phycologia 藻類学 藻類学の雑誌。分類学など藻類学全般を扱っている。。
Eur. J. Phycol. 藻類学 やはり藻類学の雑誌。こちらも引用されることの多い、研究者にとっては重要な雑誌。
Phycol. Res. 藻類学 日本藻類学会の学会誌。藻類学全般を扱っている。藻類学を学ぶ人間は目を通しておきたい。
Algological Studies 藻類学 藻類学の専門誌。藍藻や緑藻など単細胞藻類の専門的な論文が多い。
Fottea 藻類学 チェコ藻類学会の学会誌。藍藻,珪藻,緑藻など単細胞藻類の論文が多い。
Algologia 藻類学 ウクライナの藻類学専門誌。藻類相の論文などが多い。英語の要旨が読める。
J. Eukaryot. Microbiol. 原生生物学 原生生物学の雑誌。新規の原生生物の記載や一部の原生生物の分子系統、微細構造研究などを扱っている。 下記の Protist と同様に要チェック。
Protist 原生生物学 原生生物の進化・分類などを扱う雑誌。進化上興味深い生物の記載や分子系統など、興味がある人には必読の雑誌。
Eur. J. Protistol. 原生生物学 「ヨーロッパ原生生物学会連合(FEPS)」の雑誌。原生生物学全般を扱っている。 上述の Protist と同様に新規の原生生物の記載や分子系統などを扱った記事も多く掲載されている。
J. Plancton Res. 微生物学 プランクトンの生物学を扱った専門誌。「微生物学」と書いたが, クラゲのような大型のプランクトンも扱っている。
Protistology 原生生物学 原生生物の生物学全般を扱う雑誌。ただしメインは各原生生物の詳細な分類。新しい雑誌。無料。
Acta Protozool. 原生生物学 原生動物学全般を扱った雑誌。比較的マイナーだが新種記載や微細構造研究などで気になる論文もある。
Mycologia 菌類学 菌類学一般を扱った雑誌。病原性の真菌から、生化学、生態学、分類学など広く扱っているようだ。
Fungal Biol. 菌類学 イギリス菌学会の学会誌(旧 Mycological Research 誌)。菌類学一般を扱っている。月刊。
Mycoscience 菌類学 日本菌学会の英文誌。隔月刊。菌類学全般が対象だが,分類学の論文が多い模様。
Mycotaxon 菌類学 菌類学の中でも菌類の分類学に特化した雑誌。粘菌などもテーマに含まれている。
Stud. Mycol. 菌類学 糸状菌や酵母のモノグラフのシリーズ。現在はオープンアクセス。 近年は年 2-3 冊のペースで刊行されている。
Persoonia 菌類学 菌類の系統分類学の専門誌。オープンアクセス。月刊。 新分類群の記載や分子系統解析がメイン。
Fungal Divers. 菌類学 菌類の多様性の専門誌。分類学の論文がほとんど。隔月刊。
Archaea 古細菌 おそらく唯一の古細菌専門誌。進化上からも遺伝子資源の観点からも、古細菌の重要性は無視できないものが有る。 興味がある人には面白いかもしれない。全文が無料で読める。
Plant Cell 植物学 植物学で最もメジャーな雑誌。
Bot. J. Linn. Soc. 植物学 現生から化石まで、高等植物の分類を専門とした雑誌。
植物研究雑誌 植物学 植物の分類や生物地理を扱った雑誌。英文・邦文いずれも扱う。オンラインでは要旨のみ読める。
武汉植物学研究 植物学 植物科学全般を扱った中国の雑誌。英文の摘要はあるが,基本的には中国語。 新種の植物,藻類などが記載されることもある。
Precambrian Res. 地質学 タイトルのごとく、先カンブリア時代の地質学に特化した雑誌。通常は地質系の論文ばかりだが、 時に先カンブリア時代の古生物学も扱っている。
地学雑誌 地質学 東京地学協会発行の地学の雑誌。古生物学の論文もたまにある。バックナンバーは PDF が読める。

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データサイト

NCBI 生物学 米国の生物学関連の公的データベース。文献検索(PubMed)、遺伝子検索(Protein、Nucleotide、Genome、BLAST)、 分類(Taxonomy)などはよく利用する。
Google Scholar 一般 大手の検索サイト、Google による文献検索専門のシステム。被引用文献の検索も可能で、 Advanced Scholar Search を用いることで詳細な条件検索も出来る。ロボット検索につき癖はあるものの、 極めて有用。なお、現時点では Beta 版である。
Journal@rchive 科学一般 日本で出版された学術雑誌のバックナンバーを全文無料公開しているサイトです。創刊号からの全文掲載を目指しているようで、 19 世紀のものから 2000 年以降のものまでかなり幅広く扱われており、今後データの追加が続けばかなり使えサイトになるかもしれません。
SciencePortal 科学一般 科学に携わる研究者や学生向けのポータルサイト。科学関連のニュース記事へのリンクや, 研究者へのインタビュー,研究職の公募などなど,様々な企画が掲載されている。特に最新ニュースをチェックするのに有用だが, サイト全体としての意図や方向性が見えにくい様にも感じる。
ION 分類学 Index to Organism Names。生物の学名のデータベース。下記の ZooBank なども包含している。 命名規約上問題のある名称も含まれているが,参考としては有用。原核生物はこれから追加されるとのこと。
LPSN 微生物学 原核生物(シアノバクテリアの一部を除く)の学名のリスト。これまで公式に記載された学名の全てを網羅しており、 どの学名が正式のものであるかが調べられる。非常に使いやすく、便利。ただし命名規約に厳密であるため、一部慣用法に反する場合有り。 なお名称が LBSN から LPSN に変更された。
Index Nominum Genericorum 分類学 国際植物命名規約のもとで記載された属名のデータベース。命名規約の仕組み上、 完全なリストであることは保障されないが、現在入手可能なデータベースでは最も完全なものと思われる。
IPNI 分類学 植物の学名のデータベース。学名や著者などの検索が出来る。
ZooBank 分類学 動物の学名のデータベース。属名や種名から検索できる。著者情報や書誌情報などはまだ完全ではなく、 命名規約に完全に従っているわけでもないが、データ量は多く、参考用には非常に便利な模様。
INDEX NOMINUM SUPRAGENERICORUM PLANTARUM VASCULARIUM 分類学 J. L. Reveal らによる維管束植物の高次分類群(属より上位)の学名のリスト。 完全ではないようだが,かなりのものが収録されており,非常に参考になる。
恐竜パンテオン 恐竜学 個人の恐竜サイト。ニュースが頻繁に更新されていて、 古生物関係のニュースとその解説が有用。「バックヤード」にある過去のニュース記事も豊富。
恐竜の楽園 恐竜学 恐竜関連の情報サイト。ニュースがほとんど毎日更新されている。 リンク、メールマガジンなどその他のコンテンツも充実しており、古生物学を追いかけるのに便利。
恐竜データ集 恐竜学 文字通り、恐竜関係のデータ集。恐竜をはじめとした古生物のデータを 50 音順に検索できる。 ややアマチュア色が強いが、日本語で読めるデータ集としては最も情報が充実していると思われる。
PALEOMAP Project 地球科学 大陸移動の変遷をフルカラーで、先カンブリア時代から未来に至るまで紹介してあるサイト。 とある論文でも引用されていたので、内容は十分に信用できそう(といっても仮説であることには違いないが)。
植物学リソース 植物学 植物学に関連したウェブサイトへのリンクが集められている。暇なときに散策したり、 目的を持ってウェブページを探すのにいいかもしれない。
渡邊 誠一郎 地球科学 名古屋大学助教授のページ。生物の系譜(未完成)、人類の歴史(未完成)などのコンテンツはかなり有用。 それぞれ生物全体の分類表と、人類の進化から歴史までをまとめた解説になっている。
原生生物図鑑 原生生物学 原生生物の情報を網羅したデータベース。写真,リンク,分類などの情報が極めて充実している。 日本語でここまでの情報が得られるサイトは他には存在しないと思われる。
micro*scope 微生物学 微生物の生物多様性のデータベース。微生物の写真や関連リンクなど,様々な情報が収集されている。
淡水プランクトンのページ 原生生物学 淡水プランクトンの写真集といったページ。個人ページながら、写真の数が充実している。 サイトの作成者も写真のクオリティ、同定に問題があることを認めているが、参考としての利用には耐える。
動物園と水族館 動物学 日本動物園水族館協会のページ。動物園や水族館に関する各種情報が手に入るのみならず、 「動物電子図鑑」から国内の動物園・水族館で飼育されている動物の検索が出来る。
FishBase 動物学 魚類分類のデータベース。既知の全種のリストの他,分布情報や写真など多彩な情報が入手可能。
Palaeos 古生物学 地球と生命の歴史のサイト。生物の分岐図なども幅広く網羅されている。 一時期更新を停止していたようだが,気がついたら復活していた。
山賀 進のWeb site 地球科学 「東京都内にある中学・高校(私立)の地学教諭」のサイト。「われわれは何者か-宇宙・地球・人類-」の項目に, 非常に詳細な宇宙から生物,そして人類の歴史までの解説がある。その他のコンテンツも色々あり。
Bacterial Nomenclature Up-to-date 微生物学 DSMN(ドイツ微生物・細胞培養コレクション)による原核生物の学名のデータベース。
WebLSD 生物学 ウェブ上の生物科学用語の辞書。英和・和英両方あるので利用価値は高い。ただし解説はない。 共起・用例検索というのもあるが、あまり使える印象がない。
EHRENBERG COLLECTION 微生物学 Museum für Naturkunde der Hunboldt-Universtät zu Berlin が管理している,Ehrenberg に関する情報を集約したデータベース。Ehrenberg は 19 世紀に活躍した博物学者で, 現在の微生物,微化石の研究の土台を作り上げた巨人。その著作や未発表の図などがデータベース化されている。
珪藻図鑑 藻類学 琵琶湖博物館の学芸員による珪藻図鑑。分類学的情報、光学顕微鏡写真、走査電子顕微鏡写真など、 クオリティの高い図鑑。
BGPlants 植物学 植物分類学関連のデータベース。学名と和名の検索や、分類体系などが調べられる。
珪藻の世界 藻類学 珪藻を専門とした真山研のウェブページのコンテンツ。珪藻に冠する様々な情報が掲載されており、 読み応えがある。
The Taxonomicon 分類学 生物の系統分類のデータベース。分類群の分類上の位置や、その系統・参照文献などのデータが充実している。 現在はプロトタイプ。
Index Nominum Algarum 分類学 藻類学者で命名規約の専門家でもある Paul Silva による藻類の学名のデータベース。 もともとカードで整理していたものをネット上にアップしているもの(まだ途中のよう)。 学名の範囲は種から界まで様々で、藻類研究者に極めて有用。
CyanoDB.cz 分類学 シアノバクテリア(藍藻)の学名のデータベース。正式記載された属の学名のリストで、 データとしては含まれる種のリスト、イラスト、系統樹など(この辺はないものも多い)、 重要な情報がてんこ盛りでありがたい。
医歯薬英語辞書 医学 とんでもないサイト。病名、専門用語、一般英語、その他(国名、都市名、貨幣単位 etc.)、 と考えられる限り、あるいはそれ以上の英語のデータ集。ちなみに解剖学の用語を調べていて出会った。
Myconet 分類学 子嚢菌の亜門から属レベルまでの分類表を扱っているサイト、journal の形式を取っていて、 最新情報も続々と取り入れている模様。専門書でも引用されていたので信頼性も高そう。
nomen.eumycetozoa.com 分類学 粘菌(変形菌・細胞性粘菌・原生粘菌)の学名のデータベース。属以下のあらゆる分類群を扱っている。 変形菌類はこのサイトの著者の一人により,大規模な学名の見直しが行われたばかりなので要チェック。
Systematic Biology 分類学 生物の分類体系のサイト(講義の一環か?)。 正式に記載されていない分類群名を使っているようなのが気になるが、大量の文献を参照しており興味深い。 Journal of Systematic Biology とあるのは学生のレポートをまとめたものと思われる。

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組織・団体

慶應義塾大学先端生命科学研究所 分子生物学 山形県鶴岡市にある慶應の研究所。筆者の所属。特にメタボローム解析の設備・技術は世界に類を見ない。 またこれらを応用に結びつけるシミュレーション研究や生物工学の研究も行われている。 最近では藻類を用いたバイオ燃料の研究も進めている。
生物系学際ゼミ 生物学 生物学に関連した学部・修士課程の学生が集まるゼミ。 ウェブページ上でのニュース紹介、掲示板での議論なども行っている。
理化学研究所 一般 理化学研究所は日本を代表する科学の研究所の一つ。しばしば重要な成果を挙げ, そのプレスリリースが掲載されるため,要チェックのページ。
国立科学博物館 一般 国内の自然史博物館の代表の一つ。常設展,特別展共に充実している。 ウェブページからは博物館の案内の他,幾つかのデータベースなど研究成果も公開されている。
東京大学附属図書館 一般 東大図書館のページ。利用案内の他、蔵書検索(他大学との横断検索も出来る)などの用途が有り。
多様性起源学研究室 進化学 野崎久義准教授率いる研究室。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻進化多様性生物学大講座所属。 基本的には研究室紹介のページ。
IAPT 植物学 International Association for Plant Taxonomy(国際植物分類学連合)のウェブサイト。 Nomenclature のコンテンツに、国際植物命名規約(ICBN)の電子版全文がある。分類学者向け。
日本植物学会 植物学 幅広い植物学全般を扱っている学会。何らかの形で植物学に関与している限り、 なるべく参加しておきたい学会。サイトには植物学用語集などのツールもある。
日本植物分類学会 植物学 植物分類学全般の学会のページ。ニュースレターなどのほか,Flora of Japan の検索が出来る。
日本変形菌研究会 菌類学 変形菌に関心のある研究者・アマチュアの構成する会。変形菌の美麗な写真なども見られる。 変形菌に興味を持ちたての方、さらに勉強をしたい方など必見。
東京大学生物学研究会 生物学 東大の生物系サークル。フィールド志向が強い。部員の撮った写真、活動予定・報告などがある。 部誌の記事なども読める。
日本進化学会 進化学 様々な生物や形質などの進化について扱っている学会。生物種について横断的に扱った学会は少ないため, 生物の進化全体に興味を持っている研究者向け。サイトからは進化学会ニュースの全文 PDF が閲覧できる。
生命の起原および進化学会 進化学 生命の起源や進化に関する幅広いテーマを扱う学会。 学会誌 Viva Originoや、学会の案内、メーリングリストなどがある。
Bergey's Manual Trust 微生物学 Bergey's Manual は細菌系統分類学の定番テキスト。細菌の種同定、分類、進化、いずれをとってもこの本抜きには語れない。 このサイトは Bergey's Manual の作成グループのサイト。広く用いられている細菌の分類表もここから手に入る。
日本微生物資源学会 微生物学 微生物の研究と微生物の株保存は切っても切り離せない関係にある。そんな株保存やその活用などに焦点を置いた学会。 原核生物や藻類などの研究者が対象。学会誌の公開も進められている。
日本藻類学会 藻類学 藻類学の研究者は所属しておきたい学会。ウェブページからは学会の案内、学会誌の目次、摘要(英文誌のみ)、 デジタル海藻図鑑(現在構築中)が閲覧できる。
小石川植物園 植物学 正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」。植物園の案内や、植物園所属の研究者の研究紹介。 「その他」の欄で学名・和名の検索も出来る。
WFCC 微生物学 World Federation for Culture Collections。培養株の保存機関の連合。 培養株のデータベースなどもある。大量の株保存機関へのリンクもあり,培養株の探索に利用できる。
NBRC 微生物学 製品評価技術基盤機構(nite)の生物遺伝資源部門。培養株の保存・分譲を行っている。MBIC から藻類株を引き継いだ。
NIES 微生物学 国立環境研究所の微生物系統保存施設。微細藻類,原生動物などの培養株を保持している。
CCAP 微生物学 イギリスの培養株保存機関。微細藻類,原生動物などの培養株を保持している。
SAG 微生物学 ドイツの Göttingen 大学に属する培養株保存機関。微細藻類の培養株を保持している。
CPCC 微生物学 Canadian Phycological Culture Centre。カナダの Toronto 大学の株保存機関(UTCC)から移転した。 微細藻類の培養株を保持している。
UTEX 微生物学 アメリカの Texas 大学に属する培養株保存機関。微細藻類の培養株を保持している。

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系統解析関連

Clustal 進化学 遺伝子の相同配列を並べるプログラム、ClustalW および ClustalX のサイト。 ソフトのダウンロードなどができる。系統樹の作成などにも使えるため、手元にあると便利なソフト。無料。
PHYLIP 進化学 有名な系統解析プログラム、PHYLIP を無料でダウンロードできる。 プログラム習得の難易度は CLUSTAL X より高いが、機能が多いので使えるようになりたい。
PAUP 4.0 進化学 汎用性の高い系統解析のプログラム(有料)。多くの系統解析研究で用いられ、 最尤法、最節約法、近隣結合法などの解析が使える。また Modeltest など、PAUP を用いる解析ソフトも多い。
Modeltest 進化学 PAUP などの系統解析において、塩基配列の進化モデルを推定するためのソフト。 最尤法を用いた系統解析などで重要な役割を果たす。動かすには PAUP が必要。
GeneDoc 生物情報学 分子配列のアラインメントを編集するソフト。ClustalX では塩基ごとの編集が出来ないので、 このようなソフトが重宝する。Windows にしか対応していないのが難点。
Life is fifthdimension 進化学 主として系統解析などの解説が掲載されているサイト。リンクなども充実している。 トップページは英語だが、日本語へのリンクが下部にある。
Johan Nylander 進化学 幾つかの系統解析関連ソフトがダウンロードできる。ベイズ法の系統解析ソフトである MrBayes 対応の、 塩基配列の進化モデル推定用ソフト、MrModeltest も含まれている。ただしこれを動かすには PAUP が必要。
MrBayes: Home 進化学 ベイズ法を用いた系統解析のプログラムをダウンロードできる。 プログラムの使い方については当サイトに解説があるので、ご参考に。
TreeView 進化学 系統解析ソフトで作成した系統樹を見るためのソフト。PAUP や MrBayes で作成した系統樹を見るために用いる。
PBIL 生物情報学 核酸やタンパク質配列の色々な解析ツールを公開している。 CLustalX と一緒に配布されている NJplot の最新版もこちらから入手できる。

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命名規約

ICZN 分類学 国際動物命名規約の全文。動物命名法国際審議会のサイトの一部。 原生動物や後生動物の学名は原則としてこの規約に従う。
ICBN 分類学 国際植物命名規約の全文。国際植物分類学連合のサイトの一部。 植物(藻類なども含む)や広義の菌類の学名は原則としてこの規約に従う。
ICNB 分類学 国際細菌命名規約の全文。NCBI のサイトの一部に掲載されている。 原核生物の学名は原則としてこの規約に従うが,シアノバクテリア(藍藻類)については ICBN に従って記載される場合が多い。
Draft Biocode 分類学 全ての生物の命名規約を統合しようとする試みである Biocode の草案全文。 国際植物分類学連合のサイトの一部に掲載されているが,現在ほとんど参照されていない。 将来的に Biocode が用いられるようになるのかは未知数。
PhyloCode 分類学 分類群を系統関係に基づいて定義するための命名規約の草案全文。 現在規約の発効に向けて準備が進んでいるが,一部では既に PhyloCode に基づいた名称が提唱されている。 他の命名規約に代わるものとして意図されている側面もあるが,他の命名規約は PhyloCode とは独立している。

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書店

Amazon.co.jp 一般 ネット書店。洋書、和書、ともに専門書も非常に充実している。ただし在庫管理が完全ではないようで、 洋書に関してはしばしば納期が遅れる。時々注文が取り消される。それでも日本語で取引できるのは便利。
Amazon.com 一般 ネット書店。アメリカ本社のサイトで、洋書の専門書は日本語サイトより充実している。 特に中古の扱いが多く、安く買えるのがありがたい。在庫も残り冊数まで表示されており、信頼性が高い。
紀伊國屋書店 BookWeb 一般 紀伊國屋書店のインターネットショップ。新刊情報がかなり充実しており, 生物学など理学書の新刊をチェックするのに最適。送料無料の条件が Amazon.co.jp などと異なっているので注意。
Koeltz Scientific Books 生物学 生物学の洋書を扱っている。自然史が中心。ドイツのサイトで、英語かドイツ語で取引する必要がある。 中々古い専門書が充実しており、頻繁にチェックすると意外な掘り出し物が手に入る。カタログを定期的に送ってもらうのも手。
BookFinder4U 一般 古書の横断検索のサイト(英文)。ジャンルは特に限定されていないが、 生物学の洋書も網羅している。Out of Print Books の検索が新刊の検索とは別に存在し、 ほとんどの有名な書籍が入手可能。本の購入はリンク先のネット書店で。
Abebooks 一般 ネット書店の連合のようなもの。このサイトにサインインして注文することにより、 書籍ごとに各書店に注文する手間が省ける。単純に扱う書籍数も充実しているので、BookFinder4U での検索結果がこのサイトに落ちることも多い。
日本の古本屋 一般 文字通り、日本各地の古書店の在庫を横断検索し、直接注文できるサイト。 洋書が BookFinder4 なら、和書はこのサイトが優れている。もちろん、他のサイトも併用するほうがより確実。
書虫 一般 中国書籍などを扱っているネット書店。在庫状況によっては中国からの取り寄せになる場合もある。 生物学関係も充実しており,中国語が読めるか漢文が得意で辞書を引く根性がある方は一度眺めてみるといいでしょう。 (読みは「しょむし」)
佐野書店 菌類学 菌類を中心とした自然史関係の洋書を扱っているオンライン書店。 ブログで新刊や在庫の紹介をしているので,眺めていると面白い。

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その他

Google 翻訳 一般 無料の翻訳サイト。Google による翻訳サービス。日本語を含む 30 以上の言語間での翻訳ができる。 ウクライナ語などを含む使用頻度の少ない言語もフォローしているので驚き。使いやすいのでおすすめ。
WorldLingo - Free Online Translator 一般 無料の翻訳サイト。基本は英文だが、日本語を含む 10 以上の言語から他の言語への翻訳が出来る。 日本語の翻訳はあまり優秀ではないので、他言語の翻訳をしたい場合は英語に訳したほうがよいかもしれない。
多言語入力 一般 様々な言語のキー配列を集めたサイト。翻訳サイトを利用するためには当該言語の文章を用意する必要があるが、 入力するためにはやはりその言語のキーボード設定を用いるのが便利。その際のキー配列の参照に便利。 なおキーボードの変更については「キーボード 言語 変更」などで検索のこと。
Textcheck 一般 英文校閲のサイト。詳しくは知らないが,特に高くはない模様。品質もそこそこなので, 必ず自分でも再確認するべき。
ThinkSCIENCE 一般 英文校閲のサイト。上記の Textcheck と比べて価格は大きくは異ならない。比較的最近できた会社だが, 日本語で取引ができる点では便利かもしれない。
Latin = English Dictionary 一般 羅英、英羅のオンライン辞書。入力欄にラテン語を入れても、英語を入れても勝手に検索してくれる。 学名の由来や、植物命名規約に基づく新種記載などで使う機会もあるかもしれない。

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