運命が180度変わる経度時差と均時差

妖精女性

四柱推命では生まれた時間は絶対に必要です。そして生まれた場所も必要になってきます。

何故かというと経度時差と均時差の２つが大きく関わってくるからです。

日本では標準時刻というのを使っていて、北は北海道から南は沖縄まで全国何処でも時間は同じです。これを日本標準時刻と言います。この時間である以上、日本国内に時差はないと言えます。

ですが、太陽は東から昇り、西に沈みます。この自然の摂理から、同じ時間でも北海道と沖縄では日の出と日の入りにタイムラグが発生してきます。

つまり、利便性を考えた日本時刻では時差は存在しないけれど、日の出、日の入りにはタイムラグが発生するよ、ということです。

簡単に言えば、お正月、富士山のご来光を生中継していても、九州あたりではまだ真っ暗ということです。

地球はまん丸いので360度です。そして世界は24時間制を使用しているので、360度を24時間で割ると、15度で1時間時差が発生します。世界地図で縦に線が入っていると思いますが、あれが360度を15度間隔で記入した線です。

例えばイギリスと日本を例にあげます。日本とイギリスでは東西差で135度違いますので135÷15で9時間違うということになります。日本の真裏ブラジルでは180度違いますので、180÷15で12時間違うということになります。昼夜逆転ですね。

ということで国土が狭い日本でも太陽基準で考えれば時差は確実に存在と言えます。例えば東京と札幌は経度が1.6度違いますので6分ほどの時差で済みますが、東京と福岡だと9.3度も違いますので37分も時差があるということになります。

夏場は朝出勤するときでも明るいのですが、冬になると暗くありませんか？これは地球が太陽の周りを楕円形に回っているからです。

これが地球に春夏秋冬を引き起こし、さらに一日の長さにも影響します及ぼします。つまり、一日は24時間ぴったりではく、季節によって一日が長くなったり短くなったりしているのです。この時間の差を均時差と言います。

※地軸も傾いていることも影響します。

これはちょっと難しいです。計算方法は下記に記しますが、大変なので我々もマクロで自動計算させています。

均時差＝平均太陽時-視太陽時
　　　＝(時差-経度/15)＋12時-太陽の南中時刻

なお、詳細は最新の理科年表を参考にすると良いでしょう。

1999年12月31日23時46分　札幌生まれの女性。この人を例とします。

経度時差でお分かり頂けたように、国土が狭い日本とは言え時差は存在します。札幌の場合は時差+25分です。ですから、本当の時間を知りたい場合、時計の針から25分ほど進める必要があります。

均時差でお分かり頂けたように、一日は24時間ジャストではありません。この日は2分57秒短いす。ですから、本当の時間を知りたい場合、時計の針から2分57秒ほど戻す必要があります。。

これらを踏まえた上で計算します。

［計算前の女性の誕生時間］　＝　1999年12月31日23時46分

［計算後の実際に誕生時間］　＝　23時46＋［札幌の時差］25分-［均時差］2分57秒

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　2000年01月01日00時08分

四柱推命が自然科学である以上、標準時間ではなく、太陽時間が基準となります。

ちゃんと計算する事により、本当の生まれた年月日時と運命が分かります。生年月日の情報が違うと、あなたと関係のない全く別の人を鑑定してしまうことになります。つまり、運命鑑定の結果が180度、全く変わってしまう可能性があるのです。

これは四柱推命だけでなくほとんどの占いの共通事項です。つまり、経度時差と均時差はを知っているか否か。これがお金を支払うだけの価値があるか本物の占い師かどうかの判断基準と言えるでしょう。