市川克郎さん

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日米精神障害者当事者交流会 報告


北九州精神障害者福祉会連合会  市 川 克 郎

10月23日 日曜日(現地時間)
我々はロサンジェルス空港に降り立った。

10月24日 月曜日
ディズニーランドに行く。スペースマウンテンと言うジェットコースターに乗ったが、すごいスピードで、カーブや急降下の振動で散々どつかれた上に、恐くて落ち着こうと思い目を閉じていたのが、出口のビデオカメラの静上画像に写し出され、デビィー(女性)から指摘され恥ずかしかった。

10月25日 火曜日
今日は、ハリウッドとビバリーヒルズを観光した。

10月26日 水曜日
ロングビーチからアリゾナのフィーニックスに移動。オルタナイティブ2005(全米精神障害者大会)の会場である、ハイアットホテルに行く。九百人来ているとかで、ディナーの会場はなかなか壮観。食事をしながら、スピーチを聞く。

10月27日 木曜日
オルタナィティブ2005の分科会で日米交流会。宇田川さん(リーダー男性)、堀さん(男性)、倉田さん(女性)、森田さん(男性)がスピーチ。米側からの質問に、堀さん、倉田さん共に積極的に回答

10月28日 金曜日
日本とニュージランドのコンシューマー(精神障害者当事者)の活動発表。
やっとフレッドと親しく会話。今年の6月、北九州市(私の地元)で、やはり日米交流会が行われた時、別れの朝で、フレッドが、「カルフォルニアで会いましょう」と言ったがまさか本当になるとは思ってなかった。
夜は、シーフードがうまいと言う店に行き、「ブリティッシュ―サーモンステーキ」を食べる。付け合せのホーレン草も旨く、サーモンも厚くて、ふっくらしておいしかった。

10月29日 土曜日
今日は、私達の宿泊するホテルからハイアットホテルまで行きフルーツとパン、ソーセージ(ハンバーグに似ている)ベーコンの朝食。オルタナイティブの一環で、サバイバー(医療に頼らずにいる当事者)の施設を見学。無料で食事や洗濯もできるそうだ。
夜、ハイアットでコンサート。当事者が代わる代わる歌ったり、演奏したり、スピーチしたりする。ここで謎の男ケビン(27歳)が遂に登場。この三日間、ハイアットで、なぜか我々の前に現れては話をしていくのだった。ケビンは、フォークギターでオリジナルの歌を披露。私は感動した。その後、ケビンのギターを宇田川さんが借りて、倉田さんのリコーダーと共演。曲は「上を向いて歩こう」だった。サホさん(サブリーダー、女性)が    「うだけん、マジにカッコ良かった」という。

10月30日 日曜日
フイーニックスからロサンジェルス迄、空路で移動。そして、ロングビーチへ。

10月31日 月曜日
昼からロサンジェルスのプロジェクトリターン(我々を招待しけくれた組織)の本部でハローウィーンパーティ。約30人ほど集まる。ダンスコンテストやカラオケがあり、私も一曲歌う。その後、リトル東京で観光とショッピング。 夜、ウエストサイドハリウッドで、車を進入禁止にした大通りを歩く。ハローウイーンの夜は、ここでは最大のお祭りだそうだ。ステージや屋台(テントを張ったもの)もあり、多勢の人が、いろいろな衣装を着て歩いていた。

11月1日 火曜日
アンテローブバリーディスカバリーセンターで全員がスピーチ。一仕事を終える。昼食はそこでピザ。ここもPRTNS(プロジェクトリターン、ザネクストステップ)の施設だそうだ。その後で牧場見学。ラマというラクダの一種の動物がいた。

11月2日 水曜日
パールジョンソンパワーセンターでプレゼンテーション。日米互いに、どのような目的でこの様な施設が作られたのか、とか、精神障害者への偏見をどのように失くす運動をしたか等の質問をする。ここでバーバラと再会。2,3日前、フイニックスのホテルで、朝、挨拶をしたのだが、「水曜日に会いましょう」と言われたが、「何故、水曜日なのだろう」と思った。それがバーバラだった。
司会をして、中心的な人物だった。ケビンといい、バーバラといい、不思議な巡り合わせだ。
ここでスピーチ。私は日本語でやるつもりだったが、倉田さんの「市川さんも英語でやりなよ」の一言で急転回。宇田川さんも、ホイッと英語の原稿を手渡したので、仕方なく英語でスピーチする。スピーチを終えた後、ゲインズ(この交流会の責任者)から「驚いたよ」と日本語で言われほっとした。更に「あなたの英語はパーフェクトです」と言われ、心地よい達成感と疲労感に包まれた。
その後ホームステイ。私はデニス(女性)のアパートへ。ディナーは、八時間かけて作ったと言うミートソースのかかったスパゲテイをいただく。無論旨かった。そしてチョコレートと生クリームのプティングを食べる。途中でデニスのボーイフレンドのスティーブも来て、彼から「あなたの家のように振舞って下さい」と言われた。

11月3日 木曜日
朝食のベーコンを焼いたのが旨かった。
デニスと午前10時からビーチに行き、散歩とショッピング。その後、メキシコ料理の店で昼食。スターバックスコーヒーでブラックコーヒーを飲む。
夜、六時からビレッジの456カフェでお別れ会。分厚いステーキが出る。
そしてサンキューメッセージ。
我々は、PRTNSの名誉会員となる。
夜、九時頃から、宇田川さんの部屋でみな集合。ビールやラム酒で乾杯。午前一時近くまで話す。

11月4日 金曜日
ロサンゼルス空港へ。

11月5日 土曜日(日本時間)
成田着。名残惜しいが皆と別れる。我々の旅は終わった。
さて、私は渡米する前に二つの目的を持っていた。一つ目は、プロジェクトリターンが、どの様な精神障害者への偏見を失くす運動をしているのかを知ることだった。しかし言葉が通じなかったせいもあり、聞き出せなかった。
逆に日本でデモやテレビコマーシャル等を行っている事を知った。二つ目はプロジェクトリターンのメンバーと帰国後も交流を続けると言う物だった。これはホームステイしたデニスとやることに決め、現在手紙の内容をあれこれと考えているところである。


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