ザ・ビレッジISA

[ 前のページ ] [ カリフォルニアだより ] [ サブメニュー ]

メニュー

カリフォルニアだより
サブメニュー
ビレッジの紹介
精神保健リンク
就労支援プラン
ネクストステップニュース
ビレッジ研修’99
ビレッジ訪問記
udakenのページ
英語でした講演の原稿
ピアカウンセリングマニュアル
2003年WFMHメルボルン大会
2007年WFMH香港大会
2004交流プログラム
2005年交流プログラム
2006年交流プログラム

日米精神障害者交流事業掲示板

 

 

金銭の管理に関するサービス

Financial Service

メンバーの独立に欠かすことのできないお金を管理する能力を、メンバーのための『ヴィレッジ銀行』やローンのプログラムといった実際的な体験を通じて養うためのプログラムである。

 

解説

金銭を管理するプログラムとは、『コーチ』のサポートのもとで、月々の予算を立てたり、家賃や光熱費やその他の経費をきちんと支払ったり、近くの銀行に口座をひらいたり、当座預金の帳尻を合わせる方法を習得するためのプログラムである。参加は個人の自由であるが、時には治療上の理由や裁判所の命令によって参加を余儀なくされる場合もある。経験を積んだメンバーが金銭管理のコーチとして雇われている。

メンバーは「ヴィレッジ銀行」に自分の預金口座を開き、入金したり引き出したり、ヴィレッジで各人に支払われる給与の小切手を換金したり、ローンの支払いをする。この銀行の出納係やデータを記帳する仕事はメンバーが担当する。

メンバーが自分のお金を管理できない場合は「村」が受取人となって管理する。

ローン(貸し付け)のプログラムはメンバーの誰でもが緊急な必要が生じたときに申し込め、メンバーと職員によって構成されるローン・コミティーの承認を得て借りることができる仕組みになっている。承認の前提としてメンバーの過去の信用状況は考慮されない。すべてのローンは無利息。限度額は500ドル。メンバーは返済の詳細を「ヴィレッジ銀行」のマネジャーと相談して決める。

 

その効果

金銭管理のサービスはメンバーが責任を持って自分のお金を管理し、自分で使う分と貯金する分の決定をできるように成長させる。

町の銀行の業務のサービスと同じサービスを提供する「ヴィレッジ銀行」は、地元の一般の銀行を利用するための足がかりとなる。

信用状況のはっきりしないメンバーでもローンを受けられる。

「ヴィレッジ銀行」で雇われるメンバーはすべての出納、残高計算、記帳等の業務の責任を持たされる結果、その経験が一般の銀行でも通用するようになる。

 


[ カリフォルニアだより ] [ サブメニュー ]

うだけん@カリフォルニアだより


(C) 1997-2006 Ken Udagawa All Rights Reserved