独り言 |
メニュー
|
なぜ神経細胞は、レセプターの数を変えるのか。 その神経細胞が生き残るための手段、死んでゆくための手段、DNAのエゴとかいろいろ考えたのですが、最終的には学習、条件反射における強化〔心理学の用語だったような気がする〕の過程や、脳の可塑性とつなぎ合わせて考えるのに、脳全体のレセプターの数は変りつづけ、神経細胞によるネットワークは常に作りつづけられ、壊れつづけ、外部からの刺激にあわせて、脳は変化しつづける。と言うのが僕の意見です。内部からの刺激に脳が変化してしまったのが、我々なんだとも思う。 だから勉強は数をこなせば何とかなる、という考え方もまんざらはずれじゃない。 それからストレスによって精神病は起こるとか、精神科医はストレスに気をつけないと再発するとか言っていますが、要するに薬だけを使って完治することは、期待しないで欲しい、と言うことなのではないかと感じています。けっこうDNAの問題でもあるのだろうし、環境の問題もあるのだろうし。回復する過程には薬以外のファクターが大きいと思う。 だからといって家族のせいにばかりするのは、お門違いだと思う。 精神科の薬はいわゆる対処療法だから、症状は無くなっても薬は飲みつづけなければならないのは、薬で操作することができる部分は、神経伝達物質の代謝だけで、それ以上いじくることは今のところできないから。 代謝を操作するだけで、ネットワークは変わってくれないのでは、完治のための薬は望めないと思う。 カウンセリングや、心理療法、作業療法は、だから効くのです。感情を開放したり、作業に熱中するのはするのは、意識の中身を掃除することだと思います。 |
|