天気が崩れる前は痛くなる?!

天気が悪い時やこれから悪くなるという時に痛みやダルさが強くなった経験のある方も多いと思います。
「テレビの天気予報より私の膝の方がよっぽど当たる」なんて冗談で言ったりしますが、
これって、温度や気圧・湿度の変化に身体がついていかないで起こる現象なんです。
とりわけ、気圧の変化は影響する割合が大きいと言えます。本来、人間の60兆ある1つ1つの細胞は
外の気圧の変化に合わせて体内の細胞の中の圧力を調整しています。
正常な細胞は外の気圧の変化に速やかに対応できるのですが異常な細胞はそれが遅れたり
できなかったりして、周りの正常な細胞との細胞内圧に差が生じてしまいます。
それが患部の血流を悪くしたり、疲労物質や痛みの物質が溜まりやすくなって
ダルさや痛みが出てしまうと考えられています。

筋力トレーニングは1日おきにするのが最も効果的?!

「筋力トレーニングは1日おきにするのが最も効率的」という事をご存知ですか?
筋トレはそもそも筋肉に負荷ををかけて無理をさせている状態なんです。
もっと言えばいじめている様なものなんです。その時筋肉細胞に細かい傷や炎症が起きて
「こんなに使うんだったらもっと筋肉を増やして強くしないといけない」
という生体反応により成長ホルモンの働きで筋肉が太くなっていきます。
その傷ついて修復されるまでのサイクルが約48時間と言われ、
毎日筋トレをするより1日おきにする方が筋肉への負担が少なくより効率的に筋肉を太くさせる
という事なんです。ですから、どうしても毎日筋トレをやりたい方は1日目は上半身の筋トレ、
2日目は下半身の筋トレというように、鍛える筋肉を分けて行うと、
より多くの筋肉が効率的に鍛えられる。という事になります。

ケガや事故にあった時は最初の1ヶ月が肝心?!

ケガや事故にあった時は最初の1ヶ月が肝心。いわゆる、自己治癒力、又は自然治癒力といって、
身体に痛い所・悪い所ができた時、自分の身体の中にその悪い所を「治そう治そう」とする働き
の事ですが、その治癒力は痛い所ができてから、つまり、受傷してから最初の1ヶ月は良く働いて
くれますが1ヶ月を過ぎると徐々に働きが弱くなってきます。その弱くなった状態を「慢性化する」
と言います。その1ヶ月で自分に合った治療をたくさん受けるか受けないかで予後(それからの治り)が
変わってきます。身体に痛い所ができたらなるべく早く適切な治療を受けて下さい。
この事を昔から「早期発見・早期治療」といって医療の鉄則になっています。

脳脊髄液減少症?!

脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)ってご存知ですか?交通事故のムチウチやハードコンタクト
スポーツ時のケガにおいて合併してしまう病気というか障害です。近年徐々に明らかに
なりつつありますが治療法が少ない障害の1つと言われています。そもそも脳や背骨の中を
通っている脊髄は脳脊髄液という液体に包まれるようにして外部の衝撃から守られるように
存在しています。そして、交通事故や激しいスポーツ等の衝撃により脳脊髄液の膜が破れ漏れ出して
脳や脊髄を守れなくなってしまい、頭痛や吐き気・めまい・倦怠感などの不定愁訴が出現する
と言われます。破け方が大きい人は受傷後すぐにその症状が出ますが、破け方が小さい人は
徐々に液が漏れ出て受傷後何週間もたってから症状が出てくる事もあります。
特徴として、身体を起こしている時に症状が出やすく、横になると症状が治まってきます。

関節のポキッて何?!

ポキッとなって関節がすーっと楽になった事はありませんか?これは、関節内にある気泡が
弾ける音なんです。関節は使っていると摩擦によって徐々に関節内に気泡ができてきて関節内の
圧力を高めていってしまいます。その関節内圧が高まる事により関節内の神経や組織を圧迫し、
違和感やダルさ、ひどい時には痛みとして感じてくるという事が解ってきました。
当院ではこの関節内の気泡を心地よく弾けさせて関節内圧を下げ神経や組織への圧迫を取り去る
施療をしています。中には本当に関節のズレが生じてそれが元の位置に戻る時にボキッと音がする
事もあります。「全身関節調整」では各関節に生じた微妙なズレを元の位置に戻す事も同時に行い
正常な身体に近づけていきます。