骨肉腫とは?

再発(転移)について
 外科手術での腫瘍の取り残し、抗癌剤の効果が無かった場合、再発(転移)の可能性が高くなります。
 
 再発と転移の定義は、良く分かりませんが、自分の勝手な定義としては、下記と思います。
(1)再発
  治療した部位に同種の腫瘍が出来る事
(2)転移
  元の場所にあった腫瘍とは別に、違う
  臓器などに腫瘍が出来る(移る)事
 
 何れにしても、治療は、原発(最初に確認された癌の種類)の腫瘍の種類によって決まります。
 肺に転移するケースが最も多いのですが、肺に転移しても、肺癌の治療を行うのでは無く、原発に対する治療を行います。
 もちろん、手術可能であれば、肺に出来た腫瘍は、外科手術により除去しますが、使用する抗癌剤は、骨肉腫であれば、骨肉腫に効くと思われるものを使用します。
 但し、最初の治療で使用した抗癌剤は、効かなかった事が明白ですので、他の抗癌剤を使用します。
 
(りょうの場合)
 最初に骨肉腫と診断されてから2年半強の時点で、肺に転移が認められ、腫瘍の除去(手術)と抗癌剤は、これまで使用しなかった薬、
”イホマイド”
を4回使用するのみでした。
最初に入院した期間(約1年)に対し、再発時は、4ヶ月ほどでした。
 
 再々発は、再発が確認されてから、9ヶ月ほどの時点でした。
再々発時点での治療方針としては、最初に再発した時の右肺に腫瘍が発生したため、右肺の全摘出及び、抗癌剤は、再発時と同じ、”イホマイド”でした。
 
 この時点では、使用可能な抗癌剤は他に無かったためと思われます。
 
 しかし、前回効かなかった薬が効くとは、素人が考えても矛盾があるため、納得出来ず、
国内トップレベルの癌専門の国立がんセンターでセカンドオピニオンを受けました。
 
 セカンドオピニオンの先生の話しでは、これまでの治療は、正解。進行性の早い腫瘍があったのにも関わらず、2年半も再発が見られなかったのは、治療に使用した抗癌剤のどれかが、良く効いたのではないか。という事。また、再発部が1ヶ所ならば、右肺の全摘出は不要で一部で良い。
という事や、理論的に考えると矛盾があるが、外科手術のみで、完治する人もいるそうです。
この時点では、治癒する可能性が高いと言われ、僅かな希望が...
 
 しかしながら、手術(結果的には、内視鏡による確認に留まりましたが)では、内視鏡検査により、他にも2〜3ヶ所腫瘍が確認され、癌細胞が肺から飛び出している状況にあり、手術は、不可能。余命数ヶ月と診断されました。

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