桶川市合併問題について |
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これまでの合併をめぐる動き |
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03年12月3日 桶川市長・議長→北本市長・議長に…「北本市との合併は困難」 |
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・04年2月末 上尾市長・伊奈町長→桶川市長・議長に…「昨年8月の提案を受け、桶川・上尾・伊奈の枠組みで合併協議準備会を早期に設置したい」 |
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・3月5日 上尾市議会→桶川市長…「01年7月の住民投票の経緯もあり、慎重に検討すべき課題。今後は、事前準備会で概略協議を行い、基本的事項の合意ができれば、法定協議会へ移行することが必要、との意見が議会の多数」 |
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・3月11日 桶川市長→上尾市長、伊奈町長へ…「17年3月をめざし、合併協議準備会のテーブルに着く」と回答。 |
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・3月12日 桶川市長→北本市長へ報告
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・4月12日 第一回、上尾・桶川・伊奈合併協議準備会顔合わせ(市5人+議会5人…平成会2人、新風21・公明党・政友会各1人) |
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・5月22日 第2回 |
・5月29日 第3回 |
・8月25日 北本との合併協議会を求める住民発議 |
・9月「北本市との合併協議設置を議会に付議する」3756 人の署名 |
・9月議会 住民投票条例成立 |
・12月27日臨時議会。「桶川市・北本市合併協議会」の設置否決。「市長の意見」…現時点 での北本市との合併は大変厳しい。
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一般質問より |
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市長の見解 |
Q 将来に責任をもつ市長として、合併への姿勢がよく見えない? |
A 「北本・上尾・伊奈との3市1町の枠組みで合併したい」との議会の基本認識には何の異議もない。8月20日に文書で3市町に要請した。北本と先行すれば信義に反する。その話をしたことはない。 |
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市長のシナリオ |
Q 事実上吸収合併となる「上尾市」「上尾市役所」と、なぜ市民に諮らず、桶川の将来を判断したのか? |
A 私だけでなく、議会の合併推進協と真剣な討議で決めたことだ。「どこかで妥協しないと合併ができなくなってしまう」という、ぎりぎりの判断だ。 |
Q 上尾市との合併を考えた場合、事実上の吸収合併となる可能性が大きいが? |
A 何をもって吸収と考えるのかは非常に難しい。そういう考えもあるのかな、と思った程度だ。枠組みが決まったら、合併協議会の中で決めていくべきで、対等にお互いの立場を尊重していかないと、合併は難しいと思う。 |
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北本合併説はなぜ浮上しているのか? |
Q 一部議員の間に、以前から北本合併説が浮上していたと聞くが、この動きに市長はどのような姿勢だったのか? |
A 聞いていないので、答えようがない。上尾・伊奈との合併に全力投球したので、それ以外の答弁はできない。 |
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北本市中丸八丁目? |
Q ある日、北本市長と席を設け、岩崎市長の口から「市役所は(北本の)中丸八丁目でいいよ」という話が出た、と聞いた。桶川・北本境の畑で市長の家のそばだ。酒の席での事なのか、市長の真意を伺う。 |
A 私は、酒を飲めないので、酒を飲んで議論をするのはありえない。
※ 市長は、北本市長との話し合いそのものもを否定した。一度ならず、複数の証言があるにもかかわらずだ。 |
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なぜ北本との合併なのか? |
Q 市長は、上尾・伊奈との合併が破綻した直後、「合併は必要」と答弁。間もなく、北本市との合併を進める住民発議の署名が開始された。全体の署名数が5544名、うち1788名、32・25%の無効署名とは異例だ。署名集めをした者に、区長、保護司、人権擁護委員などの非常勤特別職や区画整理組合の理事や指名業者など、市の利害関係者が多い。 |
A
こういうものが政治的自由の中で行われ、有効数を出されたことは、それなりに尊重しなくてはいけないと思う。 |
Q 区長の仕事は、地域の連絡調整役。非常勤の公務員として報酬をもらい、市長から委嘱されている。総務省も区長の署名集めは微妙(違法性が)と言っている。市民の寄付と市の補助金で運営している社会福祉協議会の職員が、職場で署名を集めてよいのか? |
A どういう形で署名をしたか、私は聞いていない。自分の意思できちっと署名をしたと思っているので、それほど問題と思っていない。 |
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新駅、南北本駅の可能性は? |
Q 北本市は新駅と周辺の開発構想を作っている。合併以外に実現は不可能と思うが、合併特例債はいくら使うのか? |
A 桶川の市民意識調査でも、新駅要望は少なく、桶川市は新駅促進期成会に入っていない。合併特例債を使うには、法定協や北本市がどう考えるかという問題だ。 |
Q 市長の家もある『農住調和地区』は、固定資産税は農地とし、いつでも開発できる特例地区に規制緩和する計画だ。新駅の条件はこの地域の開発し、北本側の公共施設の利用が条件になり、合併は必要だ。桶川で一番大きな区画整理の問題を置き去りに、調整区域を開発して、どうするのか? |
A「何とかの勘ぐり」というか、個人のものを誘導する施策に、北本と合併すると、とらえるのはいかがなものか。桶川市が「上尾・伊奈でやろう」と決めたときに、議会サイドでは「あいまいにしておいてもいいのでは」という話はあったが、私は「北本にきちっと断るべきだ」と話をし、文書を出した経緯がある。私一人が北本市と積極的に合併をしようと、動いたつもりはない。区画整理との整合性を考え、調整区域の開発は、北本市は2百Fだが、桶川は3百F以上にしか許可をしない制限を設けたので、ご理解を。 |
Q 5つの区画整理を考えたら、調整区域の規制緩和は考え直すべきだ。 |
A 区画整理との差別化をはかり、土地購入層のニーズが競合しないようなまちづくりを進めるものだ。 |
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住民投票をなぜやらないのか? |
Q 9月議会で成立した「住民投票条例」は議会の意思。しかし、市長は議会終了後の9月21日の庁議で、「住民投票条例は静観していきたい。」と発言。条例が成立したら、住民投票への準備をするべきなのに、なぜやらないのか? |
A 住民発議で、60日以内に法定協議会設置を議会に諮らなければならない。その状況を見守ることが必要と考えた。しかるべき時期に議会と協議したい。 |
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特例債は本当に使えるのか? |
Q 総務省の今年9月現在のデータでは、合併特例債の許可率が16%と、どんどん下がっている。一件当たりも1・86億円に減っている。特例債を使えるという合併の魅力がなくなっているのでは? |
A 私もそう思う。国もかなり厳しくしていると感じている。最低限どういうものに使うのか、協議をし、身の丈にあった活用をする必要があると思う。つくることも決まっていないので、その段階ではないという気がする。最終的には、人件費の削減は避けて通れず、合併で管理部門を少なくしていく事が一番重要と思う。 |
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なぜ自立の検討はしないのか? |
Q 住民投票には『自立』の選択肢もある。「市民が選択する」という考えがあれば、自立の検討もするはず。「自分は合併推進なので、自立の検討はしない。」という姿勢に反省を |
A 合併の話し合いをしている片方で、自立の検討をするのはいかがなものか。「合併が難しい、当面自立」となれば、その間はどういう改革が必要なのかを、十分検討しなければいけないと思っている。 |
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自立への検討はしたのか? |
Q 合併が浮上した自治体では、市政の改革や市民サービスが疎かになり、モラルが低下している。桶川市も、自立の検討をしていないツケが現れている。反省を。 |
A 私としては、最大限の努力を払って市政を運営している。今、懸命に合併の取り組みをしている時期なので、今後、全体の動きを見て、「自立の検討の時期もあるのかな」というのが私の考えだ。 |
Q 合併は、短期的には、合併特例債を使うとき、自主財源が必要になるので財政が硬直化する。長期的には、巨大な箱物の維持管理費と交付税の削減で財政危機の危険性をはらむ。この問題も解決せず、自立の検討もせず、情報も出さず、「合併が良い」というのはおかしい。市長は桶川の経営者プラス全体の奉仕者だ。 |
A 財政的には、その通りだ。10年、15年のうちに特例債や財政支援を活用して、まちをどうつくるかで、考え方の違いだ。 |
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市役所庁舎はなぜ暫定か? |
Q 庁舎も「ざん定で」と説明があったが、北本との合併を考えているからでは。市の資料では3階プレハブリースで2億5700万円、4年で10億。土地・外溝工事で10億、南小の移転に10億と、基金31億が崩せる。分庁舎のように、大和ハウス系列に参加させ、いい加減なプロポーザルをするのでは? |
A 職員の検討協議なので、尊重はするが、私は決めていない。ご理解を。 |
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