市議会レポート 向かい風 45号 |
新しい年がきた。今年は、鶫(ツグミ)が良く訪ねてきてくれる。靴脱ぎ台のすぐそば
まで来て、土の餌をついばんでいる。「よし、写真を取ろう」とガラス越しにカメラ を構えたら、飛びたった。以来、鳥との会話を楽しむことにしている。
時を止める、物を持ちたい…欲を持つと、見えない物がある。年の初めに鳥たちか ら教わった。 |
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史上最大といわれるスマトラ沖の地震と大津波。映像だけの世界か、と疑いたくな
る大惨事に、言葉を失う。改めて地球環境への意識を喚起させられた。 年末に開かれた臨時議会。北本市との合併を進める「法定協議会の設置」の是非を
決定する重要な場面だ。 |
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これまで、「どんなまちをつくりたいか」を忘れ、「先に合併ありき」の市長の姿 勢に異を唱えてきた。現状での北本市との合併は、市民生活に大きなマイナスをもた らし、合併特例債(箱物への借金)は、今後の財政に深刻な陰を落とすからだ。 |
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しかし今回、市長は「合併は断念」と、これまでの姿勢を一転した。合併を求める
住民発議の代表者も、意見を述べる機会を放棄した。従って、「北本との合併は否」 に。多くの皆さんの声が反映された結果、と思っている。
今議会、江川の改修工事の問題を追求。廃棄物運搬業を持たない業者に、残土処分 をしない、極めて高額な契約がされた。この問題に対し、市長の答弁は一転。また、
議会終了後の調査で、さらに工事費が過大だったことが発覚した。この入札 金額の幅はわずか2百万円。指名8社が同程度の金額を提示した。落札率が99%以上
の契約も軒並みだ。大型開発も水面下で動いているという. |
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前議会、訴えを放置し、『農薬入りかいわれ』を売り続けた秘書室長の市政の私物化。ここ数週間、同様な問題の匿名の手紙や電話が相次ぎ、市政のモラルが問われる
事が多くなった。 |
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このまちはどこへ行こうとしているのか。「何も考えずに権威を敬うことは、真実
に対する最大の敵である」〈アインシュタイン〉 現状を見きわめ、不正をただし、新しい市長を選んで欲しい。 4月17日は桶川市の市長選挙だ。 |
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