●ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル (LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL) 舞台は1980年、1982年に映画化 『人生狂騒曲』の脚本に煮詰まっていた頃にオファーが来て、息抜きに行ったライブだそうです。 煮詰まってくれて、こちらとしては嬉しい結果に。 タイトル通りハリウッド・ボウルで行われたのですが、どこかで4日間と読んだものの、テリー・Gは5日と言っているので5日間なのかも。それを一時間十五分ほどのフィルムにまとめたものを、舞台の二年後に劇場で流していますが、さて、なぜ劇場版を流したのかといえば、当時にマネージャーをやっていた人物が金銭感覚のおかしな人で、湯水のように金を使いに使いまくり、ギャラが発生しなかったせいだったそう。 内容は、主にTVシリーズでの傑作ですが、TV版におけるつなぎのような役目をドイツ版のフィルムをスクリーンで流す方法でとったり、グレアムが昔からやっていたというネタ、テリー.Jが学生時代に作ったネタ、エリック以外のメンバーが参加しているアムネスティで行われたネタなども収録されています。 人気キャラの扮装をしたファンたちの様子からも、楽しい雰囲気が伝わってきます。 舞台ならではのハプニングも収録されています。 ちなみにアムネスティを収録したDVDも発売されています。 |
●ベスト・オブ・モンティ・パイソン (MONTY PYTHON'S FLING CIRCUS AND MONTY PYTHON'S FLIEGENDER ZIRKUS PARROT SKETCH NOT INCLUDED) アメリカで製作された、結成20周年番組。 アメリカのコメディアン、スティーブ・マーティンが司会進行するこの番組、あちらでのタイトル通り、有名なオウムのコントは入っていませんが、TV本編とドイツ版の傑作を集めたベスト盤。 入門編として入り易い一作ですので、私、友人の誕生日プレゼントに送ったりしました。 最期にチラッと20周年を迎えたメンバーたちが、戸棚の中に入れられた姿で出てきます。 20周年である1989年の10月5日の前日、10月4日にグレアムは癌で息を引き取りますが、この撮影時にはすでに車椅子で、支えの金属がなければ真っ直ぐに座っていられない状態だったそうです。 結局、それが全員で揃った最期となります。 |
●モンティ・パイソン・アンソロジー USコメディ・アーツ・フェスティバルでの企画で、久々に故グレアム以外の(とはいえ遺灰で登場)メンバーが一堂に会した「イン・アスペン」、モンティ・パイソン30周年記念番組、BBC製作の「パイソン・ナイト」、「ライフ・オブ・ブライアン」撮影時のメンバーのドキュメントの3本の入ったDVDです。 「イン・アスペン」・・・故グレアムの遺灰を登場させることで、グレアムもネタに参加するような形で行われたトークショー。昔の思い出話を中心に、しかしきちんと作られたネタ番組のような具合で進行します。 ちなみに、これで久々にあったメンバーは、とても楽しくいい感じになり、何かをまた一緒にやろう、という話になったようですが、しかし再結成しようとしたことで、ちょっとした揉め事なんかも起こったようで、その辺りは「モンティ・パイソン正伝」や「モンティ・パイソン・スピークス」などで語られています。 「パイソン・ナイト」・・・30周年記念で、ギャラなしで製作されたものらしいです。 見た時に、いくらアメリカに住んでいるにしてもエリックは30周年だというのにほとんど出ないのだな、と思っていましたが、この頃のエリックは、ちょっとした揉め事後であまりパイソンに関りたくなかったとか、ジョンの送ってきた脚本が気にいらなかったとか、そんな具合であまり出ていないようです。 なんと、新作コントまでもが収録されているし、様々な資料なども見ることが出来ます。 「ライフ・オブ・ブライアン」のドキュメント・・・世に侃侃諤諤の論争を巻き起こした映画の、撮影中の模様です。 メンバー全員が、自分たちの最高傑作と思っている映画の撮影現場での様子を、沢山のインタビューと共に見ることが出来ます。 |