
東洋医学のお話
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11月27日
全日本鍼灸学会学術集会
に参加してきました。
今回のテーマは「鍼灸と免疫」です。
あらゆる病気に関与するのが免疫。ここにアプローチが出来るのは素晴らしい事だ。
今流行の血液サラサラってやつはストレスでドロドロ血液になるそうです。
ストレスを溜めない事が大切。
また、痛みを感じていると免疫機能が低下するそうです。
この辺のコントロールを鍼で出来るとストレス疼痛共に軽減でますから、免疫機能に効果が期待できま
す。
さらに、研究は一歩突っ込んでいて、足三里の鍼刺激でNK細胞が活性化する事が分かったそうです。
さすが大学の先生は調べることが違う!
鍼による刺激でサイトカインのmRNAの働きを活性化させるとかが分かっているようです。
体温中枢への関与等々、
一言で言ってしまうと「ホメオスタシス」を一定に保とうとする働きが鍼刺激にはあるようです。
ホメオスタシスとは、体温や血圧、白血球の数等々一定の範囲で揺らぐものの事。
これが、増えすぎたり、少なくなると病気になり易くなったり、実際発病したりするわけ。
鍼で、増えたら減らし、減ったら増やす。と言う効果が期待できるようです。
また、癌と鍼治療の実際の某大学の講師の話が聴けまして、実に勉強になりました。
どうやら、免疫やホメオスタシスとの関係で、現在行われているガン治療に鍼を加えることで、
薬の効果が高まったり、副作用が目立たなくなったりしているようです。
怪しい医者の怪しい治療として、医師の世界ではあまり受け入れられていないようですが。。。
しかし、こういう医師が増えると針師は仕事を医師に持っていかれてしまいますから恐ろしいですわ。
その他、お灸の免疫に関する話が聴けましたよ。
ランゲルハンス細胞とか懐かしい言葉も聴けたしね。
しかし、こういう話を聴いていると、今いる職場のやっていることは単に数こなしで面白くない。
いずれ、職場を替えて鍼灸臨床の可能性を実感したい。
ほねつぎメインの職場だとやる事は腰痛と50肩が殆どですからね。
研究もやっているような所に行きたいもんです。。。
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