東洋医学のお話

現代医療鍼灸臨床研修会 その2
本日11月3日、現代医療鍼灸臨床研究会に行ってきました。
まずは、「痛みの機序」を東大の麻酔科の教授のお話を聴く。
教授は鍼治療も取り入れているようで、僕らにも関係する話を聴けた。
ゲートコントロール理論ははり灸に都合のいい説だから、習うのかと思っていてけど、
麻酔科の先生が言うくらいだから、ホントなのだろう。
でも、新しい説なのか、習ったのとはちょっと違った。
その後、婦人科先生による婦人科疾患の事をお話頂く。
治療法や婦人科独特の症状などなど。。。
いい勉強になった。
その知識をベースに実際のはり灸の臨床における話を明治鍼灸大学の教授と
筑波技術短期大学の教授にお話頂く。。。
三陰交の皮内鍼が有効と言うのは面白いし、実際に使えそうだ。
その後、高齢者疾患の特徴と治療法。だったのだが、傾向と対策になっていた。
この先生も東大の老年科元教授らしい。
色々お話していたが、東洋医学が積極的に取り入れるべきと声をあげていた。
ありがたい事だ。
これからのはり灸、東洋医学は総合病院等々に診療科の1つとして普通にあるようになって欲しい。そう することで、医療としての1つとして国民に認知されるのではないだろうか?
現状、クイックマッサージ等の慰安目的の物と大差がない。。。
最後は、高齢者に多い疾患、閉塞性動脈硬化症と脳血管障害のお話。
筑波短期大学助教授と埼玉医科大東洋医学科の先生お話でした。
脳血管障害は興味深いデータを見せていただいた。
早期からの鍼治療は予後を左右するようだ。
実際、鍼施術をする病院は少ない。
今後の病院の中に鍼が入る領域の1つであろうと思われる。
さらに、患者の満足度やQOLは鍼の群の方が良いようだ。
今後の東洋医学のあり方を考えさせられた。
なんとなく、開業がゴールと言う感じだったけど、そうでもなさそうだ。




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