東洋医学のお話

現代医療鍼灸臨床研修会
本日4/30東京大学医学部鉄門記念講堂にて、
「頚椎症・椎間板ヘルニアの診察法と鍼治療」のシンポジウムが行われた。
臨床と研究を行っている先生方が色々発表されていた。
なんと言うか、学校の教科書とは違う見解と言うか、臨床の現場と教科書の差を垣間見た。
現場の生の先生の話は新しい発見がある。
実際臨床に放り出された時、教科書との差を埋めておく為にもこの手の勉強会の参加は意義がある。
例えば、理学検査一つにしても、基本は基本として、その意義と結果が必ずしも同じではない。
患者の訴えと、理学検査の結果、あるいは画像診断の結果は必ずイコールでは無い。
主訴と疾病が一致しないなかなか手ごわい患者も中にはいるようだ。
このような会に参加しておくと、いざと言う時の引き出しの数が増える。
僕ら鍼灸で大事なのは、自分らの守備範囲を押さえる事だ。
その手の判断力が腕より重要な気がしてきた。。。
学校では教わらない、検査方法なんかも学べたし、すでに習った検査方法も見直しが出来た。
特に、胸郭出口症候群という、手のしびれを主訴としたような疾患の検査法の見直しと最近の見解を知 れたのは収穫だ。
今回の首回りの訴えは、僕らのところに来るありそうな疾患の上位に来ると思うので、今回の勉強会は 有意義だった。
収穫は、脊髄症と神経根症の見分け方と、鍼治療の限界を学べた事であろう。
限界を知ることは、患者に迷惑をかけない事と自分を守る為に必要だ。
ただ一つ気になったのは、発表した先生はバックに病院があって、ドクターと協力体制が出来ているの で、気になる患者は画像を撮れると言う事。
症例報告も画像MRIやX-線が多用されたいた。
僕なんかはきっとやばいと思ったら、整形外科行って下さい。で終ってしまう気がする。。。




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