東洋医学のお話

市販のお灸と逆子への灸でのアプローチ
下の写真が市販のお灸。
奥から棒灸。
中央(左と中央)が温筒灸と右が灸頭鍼
手前が透熱灸。
であります。
棒灸は患部から一定の距離を置いて熱を患部に当てるもの、
人によっては、経絡をなぞるように棒灸を使う人もいるようです。
温筒灸で有名な釜屋もぐさの、釜屋ミニ。中央がセットした状態。
盛り上がったもぐさに火をつける。専用のもぐさを押し上げる棒がついていて、
それで、盛り上げる。そうするともぐさと皮膚の間に隙間が出来て、直接焼くわけでない。
これらがなかなか気持ち良いのだ。
これらは素人が使ってもOKな商品だったと思う。
灸頭鍼はもちろんライセンスが必要になってくる。なんせ、鍼と灸を同時に使う合わせ技ですから。
これは、腰のあたりに鍼を刺しつつお灸を鍼の上で焼いて患部周囲を温めるというもの。
上記全て、無痕灸と言い火傷が無い、温めるのを目的としたお灸。
で、手前が僕がひねったお灸。お灸自体は市販品ですけど約お米の大きさかその半分の大きさに術者 がひねる。お米の大きさが基準となるので両脇にお米を置いてみた。
これは直接皮膚の上で焼く。
ちょっと油断して大きいのを作ってしまうと熱いだけ。
焼かれた感覚が「チリ」って感じだと熱い。「チ」で止まればしめたもん。
なかなか、心地よい刺激量だし、後も残らない程度でいける。
写真のサイズで焼ききってもそれ程熱くはないと思う。
(左から2番目はちょっと熱いかも…右は「チ」もいかないかも、糸状灸とも言う)
焼ききる寸前で消火して、後を残さない知熱灸と言うやり方もある。
左から2番目より大きく作ったら寸前で消すべきでしょう。

お灸といえば逆子へのアプローチが有名でありますが、
僕の持っている資料で7ヶ月〜9ヶ月の時に施術すると、92.2%元に戻ると言う統計がある。
1997年の統計なので、最近と言えば最近。
婦人科で逆子用の体操を指導されることもあるみたいですが、統計からすれば、お灸を試すのも良い 選択肢だと思う。
その時は担当の産婦人科医と鍼灸師との連絡はきっちりやる必要はあると思う。
お灸で逆子が元に戻るのにかかる時間は早い人で30分(極少数)大半は1日か2日で戻るようです。
お灸の種類としては上で紹介したもの全てで良い結果が出ているようです。
自分でやれるお手軽な筒か棒だと簡単ですけど、ちゃんとツボを取らないといけないので、ちゃんと鍼 灸師や婦人科医の指導を受けましょう!!

注:細かい事を図説して我流でやられても困るので、まずは担当医に相談してみてください。




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