アネモネ Anemone
地中海沿岸地方に自生する野生種をヨーロッパで園芸用に改良したもの。日本で一般にアネモネとよばれるものは球根性の種類をさし、花壇や鉢植えにして観賞する。
野生種はおもに北半球の温帯に分布する。多年草で、多くの種が風のあたる場所に生育する。ほとんどが早春に開花する。アネモネの一種アメリカヤブイチゲは北アメリカ東部でみられ、ピンクまたは深紅色がうすくはいった白い花が、4〜5月にさく。この植物はヨーロッパヤブイチゲによく似ている。
球根種ではアネモネ・コロナリア(ボタンイチゲ)が日本でもアメリカでもひろく栽培され、赤、青、ピンク、白などの花がさく種が導入されている。日本に野生するイチリンソウ属の植物にはイチリンソウ、ニリンソウ、ハクサンイチゲなどがあり、秋に開花する中国原産のシュウメイギクもひろく栽培されている。分類:キンポウゲ科イチリンソウ属。
Microsoft(R) Encarta(R) 97 Encyclopedia.より
■アネモネの写真と解説:私の花ともだちより
Anemoneという属名は、ギリシャ語で「風」を意味する「anemos」に由来し、英名も、wind flowerです。これらの名前の由来は風に揺れてる可憐な花から、と言いたいところですがそうではなく、アネモネの種が長い毛を持ち、風によって運ばれることに因んでいます。ちなみに、アネモネには花弁がありません。可憐な花びらは、本当の花弁ではなく萼片が花弁状となったものなのです。(引用)
花弁でないとは!
■アネモネの絵:石狩花紀行より
|