芍薬 シャクヤク
「立てばシャクヤク、座ればボタン」と美人をたとえていうが、
これはシャクヤクの茎がまっすぐのびるのに対して、
ボタンは横枝がでることによる。

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中国北部からシベリア原産の大形の多年草。根を薬用にするために栽培され、しだいに観賞用の園芸草花としてしたしまれるようになった。

高さ60〜80cm。葉は光沢があり、あらく切れこむ。5〜6月に、直径20cmぐらいの大きな花がさく。花形、花色ともに多彩である。セイヨウシャクヤクはシャクヤクをフランスで改良してつくられた品種で、花がうつくしいのを愛され栽培されている。

八重咲きの変種も多く、白花の種がアメリカの庭園で人気がある。南ヨーロッパの山地の森に自生する種はアメリカでよく栽培され、紅色または濃赤色の花がさく。
山地に生える種は環境条件がよければ高さ約4mになる。アメリカでは挿し木と接ぎ木によってふやす。

分類:ボタン科ボタン属。ボタンの学名はPaeonia suffruticosa。
シャクヤクはP.lactiflora。セイヨウシャクヤクはP.lactiflora var.sinensis。
山地に生える種はP.moutan。

" Microsoft(R) Encarta(R) 97 Encyclopedia.
芍薬の写真と解説大阪薬科大学より」
和名の由来:漢名「芍薬」の音読み.芍は「媒酌」や「酌をする」などに通じ,仲をとりもつ意味.シャクヤクは男女の仲をとりもつ薬の意味.

芍薬と牡丹草花ギャラリィ

■小田野直武作不忍池図(芍薬画描かれている)みちのく夢ネット
墨彩画 芍薬墨彩画入門