仏像彫刻展１７回　薬師三尊　日光菩薩　月光菩薩像　千手観音像など佳作賞

テーマ　木への祈り

佳作賞	薬師三尊像 高木　穆作（中級科）
	今回、はじめて三尊形式の仏像彫刻に挑戦しました。中尊となる薬師如来と両脇侍の日光・月光菩薩とのバランス、特に両菩薩が左右対称となるようにまたお顔が同じになるようにと留意したのですが、難しくて思ったようにはできませんでした。でも今、あらためて手作りで出来上がった三尊を眺めてみるとやはりやってよかったなと思っています。 仏像事典　薬師三尊
佳作賞	十一面千手観音菩薩像 梶原　典夫作（中級科）
	通信講座に入会して４年目で、無謀にも今年還暦を迎えた家内の守り本尊である千手観音像という難しい仏像彫刻に挑戦してしまいました。　半年以上かかりましたが佳作賞を頂き光栄に感じております。 今回の挑戦で更に多くの課題にぶつかり大変勉強になりました。今後もいっそうの技量の向上に向けて頑張りたいと思います。ありがとうございました。 仏像事典　千手観音菩薩像
佳作賞	不動明王像 芳尾富士子作（中級科）
	仏像事典　不動明王像
佳作賞	聖観音菩薩像 筑紫　哲彦作（初級科）
	仏像事典　聖観音菩薩像 聖観音像様は女性だと信じている人が多いようですが、それはお顔やお体が女性のように優しくしなやかで癒されるからでしょう。お顔もかわいい顔に仕上がっています。しかし実は、観音様は完全に男性です。梵語のアヴァロキテシバラ（観音）は男性名詞であるからです。また、経典では釈迦如来が観音に「善男子（ぜんなんし）」と呼びかけています。小生が感得した懺悔救霊聖観音菩薩様は男のお声でした。しかし、観音様は法華経の観音菩薩の三十三変化身に説かれるように女にも男にも変化自在なんです。
佳作賞	釈迦如来像 名西　徹作（初級科）
	今回の釈迦如来像の受賞理由は「左右のバランスが取れています。仏像彫刻の基本ですから」でした。嬉しい賞です。釈迦如来見本石膏のどっしりと落ち着いた感じ、胸は張っても肩に力が入ってなく、印を結んだ手もゆったりした感じで座禅とはこんな感じかなと思いました。 　初心者にどこまでこの感じを出せるか、まず正面の中心線は絶対はずさないことを鉄則に進めました。見本の釈迦如来像と「似ている」と自分に言い聞かせながら仕上げました。 仏像事典　釈迦如来像