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大阪仏像スポット 四天王寺

三面大黒天像、参詣集

四天王寺 仏像参詣
仏像ドットコムの仏師、瑞雲編

11/18に四天王寺も参拝してきました。上々の天気でした。
今から1400年前推古天皇(593)に聖徳太子が建立した日本で最初のお寺です。
このお寺には境内にも見所のある仏像があります。

境内が広いので全部回るには体力と小銭が必要ですね。
元三大師堂前の賓頭盧尊者像 (びんずる尊者像)の頭をなでて頭脳明晰祈願。梵語でビンドラ・バラダージャ(賓度羅頗羅堕闍)、優填(うでん)王の家臣でありましたが釈迦の弟子となって修行し博識であり慈悲深く阿羅漢となり神通力を得ました。略して賓頭盧尊者と呼ばれます。おびんづるさまと呼ばれます。十六羅漢の第一尊者で1000人の弟子があるとされます。十六羅漢とは、釈迦の命を受けて永くこの世に住し衆生を救済する役割をもつ16人の阿羅漢のこと。説法が得意でライオンのように他の反論を許さなかったので獅子吼第一といわれました。でも、この仏像がなぜお堂の外に安置してあるのか分かりますか?
その横の伽藍が三面大黒天堂、ここで三面大黒天像さまに商売繁盛祈願。三面大黒天様はインドの神様、全てのものを破壊し、また救うシバ神の化身。梵語でマカカラ(大きな黒いものの意味)といい神力強大。この神に祈ると必ず戦いに勝利するのでインドでは大いにこの仏像を祀り信仰されました。
四天王寺の本尊、救世観音像拝観が金堂に聖観音の解説。実はこの仏像を見たかったんです。堂内は写真撮影禁止。救世観音の名で広く親しまれている法隆寺宝蔵殿の国宝 観音菩薩立像は明治になるまでは秘仏として祀られていました。フェノロサ、岡倉天心等によって世に紹介され、フェノロサは救世観音像の微笑みををアルカイックスマイルと賞賛し東洋のモナリザと喩えました。
ブロンズの聖徳太子像です。聖徳太子摂政像は座像が多い。立像は極めて珍しく光明寺(茨城)(室町時代)聖徳太子摂政像が伝わる。笏を持ち、細い袖の袍(わたいれ)と袴を着る。
おなかが空きましたので南の繁華街へ。通天閣。