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 南日本新聞の松田瑞雲記事

微笑仏像を絶賛、仏像作家瑞雲の記事が
宗教工芸新聞に掲載 

 宗教工芸新聞12月15日号にアート仏像、微笑仏を絶賛した記事が掲載される。

 現代仏壇に合うアート仏像

  平成23年新春用の新作微笑仏像(阿弥陀三尊微笑仏)、吉祥天女弁才天女鬼子母神天女の微笑仏を彫っているとき、宗教工芸新聞社からの取材依頼があって工房に見えました。16年前、ちょうど私がアート仏像を始めようとしているとき以来工芸新聞社から2回目の取材でした。S記者は、既に私のホームページをご覧になっていたようで、キャラクター性のあるかわいい微笑仏がお気に入りのようで、現代の若い人、最近出てきている現代仏壇にも最適の作品だと感心しておられました。

 16年前(1994年頃)苦悩の中にあって

 16年前(1994年頃)というと、伝統的な通常形の仏像彫刻、特に大黒天鬼子母神像などの制作依頼が多くて狭い工房内を走り回っているというような状況でした。この頃、仏師業界には大仏師と呼ばれるような大家は少なく、また高齢のため数をこなすような仕事は出来ないこと、また、今日のように仏像彫刻制作の大半が中国で大量生産される前で主に台湾仏師のような人たちが制作していた時期でしたので日本の中堅作家が少なかったのです。そのことが私のような忙しい仏師を生んでいたのかも知れません。

 「仏の魂と心を彫るように」と神霊からのご霊示

 私はこの頃、毎日時計の秒針を見ながら忙しく彫刻をするような自分に、正直うんざりしていました。何のために仏師になったのだろう。仕事に恵まれるのは確かにお金に恵まれることにはなるけれど、名ある仏像作家になりたいという初心はどうなるのだろう。どうしたら良いのだろうかと思い悩む日々に突入することになりました。そして座禅を組み瞑想したりしていました。そのような、ある日のこと今日の自分を作ったとも言える神霊との出会い、神霊からのご霊示がありました。この様子は筆舌に尽くしがたいのですが、突然、工房内に起きたつむじ風そして机の上の紙切れなどを舞い上がらす竜巻のような大風、そして私に降臨された神霊が私の口を借りて、今後20年間に起きること、私がなすべきことのご神託をいただいたのでした。内容は「仏の魂と心を彫るように」とのご神託だったのです。

 神霊からのご霊示通りに微笑仏像が彫れるようになって

あれから16年、私は神霊からのご霊示通りに動き、またご霊示通りになっています。でもまだ、なすべきことはまだまだ、これからなんです。その間、木喰上人の微笑仏との出会いがありました。新宿の大手デパートで開催された「木喰上人の微笑仏」展で初めて微笑仏群を見たとき、思わず涙が出てきたんです。胸からわき上がる何とも言いようのない暖かい嬉しさの涙でした。それまで、仏像展というと上野の博物館や鎌倉へ見に行ってはいましたが、ずいぶん大きくて立派な仏像に敬服はしましたが泣き出すような感激をしたことはありませんでしたから、いかに大きな感銘を受けたかです。木喰上人の微笑仏は円空仏と同じように立派で荘厳な仏像ではありませんが、素朴で飾らないまごころ、仏心が伝わってくるのです。私はこの16年間 木喰仏と円空仏を研究して来ました。そして、瑞雲仏と言えるか分かりませんが、この数年前から体の中からにじみ出てくるように微笑仏像が次々と彫れるようになって、分かったんです。仏像の真理が何なのか、両上人の微笑仏がなぜ人の心を魅了するのかがです。この辺のところはまたいつか述べたいと思います。

宗教工芸新聞 2010年12月15日号の記事(19面)



仏師として寺院から依頼される仏像を制作する中、「寺院の中だけでなく、日常生活のあらゆる場面に仏の心が存在することを伝えたい」と円空上人や木喰上人のように独自の創作仏像をも創造し始め、1996年にニューヨークで個展を開催。仏師、瑞雲へのお問い合わせは下記へ
    

      仏の姿形に関する、お釈迦様のお言葉

               微笑仏の原点
 
姿や形だけで仏を求めてはならない。仏には姿や形の相はない。しかし、思いのままにすばらしい相を示す。まことの仏とは悟りそのものであり、悟りを見る者がまことの仏を見る。この悟りが智恵の光となって現れ、仏の姿を示して人を悟らせ、仏の国に生まれさせる。「華厳経」如来光明覚品 
「華厳経」はお釈迦様が悟りを開かれたとき、悟りの内容がそのままお経になった経典です。

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