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四菩薩像 

四菩薩

 四菩薩像
大地から常楽我浄の四徳を顕すとされる上行菩薩、無辺行菩薩、浄行菩薩、安立行菩薩などの四菩薩を筆頭に無数の大菩薩が出現して、空中にうかぶ宝塔中の釈迦牟尼仏と多宝如来を礼拝賛嘆します。仏の寿命が久遠であることを証明し、末法の法華経守護の結要付嘱を釈尊からうけます。日蓮宗寺院では三宝尊の横に2体ずつご安置します。

 7月13日はお盆の迎え火、16日は送り火です。月遅れの8月13日~16日をお盆としている地域もあります。お釈迦様の四大弟子の一人、神通第一(神通力を持っていた)といわれた目連は餓鬼界に落ちて苦しんでいる母親を見つけます。この母親は生前、欲が深く、しかも施しをしなかったので地獄の次に罪の重い人が行く餓鬼道に落ちたのです。
 目連は、何とか救おうとしました。しかし、食物を与えようとするとたちまち石になり、水を与えようとしますと炎となって燃え出します。困り果ててお釈迦様に教えを請う事になりました。
 お釈迦様は「目連よ、雨季の断食修行が終わる7月13日に、たくさんの食物を用意して皆に供養するがよい」と教えられました。たちまちその功徳が現れて、餓鬼界の母親が救われました。これがお盆の行事のいわれであります。

 「地獄の窯の蓋が開く」といわれるお盆の時期には、こうした成仏していないご先祖も救いを求めて地の底からはい上がってくるそうです。それで、迎え火して、仏壇を掃除して仏像など飾り、ごちそうを仏壇などに用意しておくわけです。仏像を昔は販売していたかわかりませんが、仏像らしきものをお祀りしたのもお盆の時期でしょう。

 さて、ここで質問します。どうしてお釈迦様は7月13日を指定されたのでしょう?インドには三ヶ月の雨季があります。雨季の間は遊行が困難なので、一カ所に集まり断食修行することになります。修行が開ける7月13日頃が一番空腹なので、その時の施しが最もお坊さん達に感謝されるわけです。この功徳は大変なものであるとお釈迦様は知っていらしたというのが私の持論です。
「十悪因果経」に
一、富貴は慈善より来る
二、福徳は善根より来る
三、無病は信心より来る
四、愛嬌は忍辱より来る
五、智恵は精神よりくる
六、高位は礼拝より来る
七、ーーー等
とあります。これは因果応報の現象を説いています。一年に一回のお盆の時期、良いことをすれば良い結果が、悪いことをすれば悪い報いが来るという「因果」の道理を、もう一度思い出してみましょう。釈迦の教え、五千余巻を要約すれば「因果の教え」です。
 お盆の時期は仏像販売と仏壇など購入の時期でもあります。年に一回のお盆の時期に合わせて仏像などお祀りすることは大変な功徳になります。実際、当方にもお盆に間に合わせて仏像をお祀りされるお客様は多いです。
 筆者、瑞雲が管理する仏像ドットコムでは、純日本製国産の伝統的手作り仏像彫刻作品やかわいい仏像癒しの仏像まで幅広く多数販売しております。最近は外国産の安価な流れ作業で作った木彫仏像や型に流し込んで作ったコピー仏像がネットを含め氾濫していますが、そういう時代にあっても、「仏像とは神仏の魂が宿られる尊いものであり、仏師の霊格の高さにより仏像に宿られる神霊の格も違ってくる」をポリシーとして、「一刀一礼」の手彫りによる彫刻、仏像販売を続けており、お客様に真の心の安らぎと喜びをもたらしています。
 また、仏像販売するだけでなく仏像のご利益話、筆者が生涯信仰している聖観音様の不思議なご利益の話などがあり、あまりにも尊い話で涙なしでは見られません。

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かわいい癒しの仏像ご利益話  
二つめの微笑仏像販売サイト。仏像の霊験に関する説話、ご利益話の多くが今昔物語集にあり、現代語訳してご利益を紹介。
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瑞雲作手作りの仏像作品を紹介しながら仏像に関した法話を説き誠の神仏のメッセージを伝える。