05/ 07/28〜08/04 四国放浪

三里の沈下橋
行って参りました四国!
予てからの念願叶いまして、7月28日〜8月4日にかけて四国放浪となりました。
例年通りと言いましょうか今年もまた仕事の都合がはっきりしませんで、寸前まで日程が決まらず、明日から休みと決まった日にカーフェリーの予約所へ電話をしたところ予約が取れましたので、四国行き決定となりました。しかしながら 四万十のN様ご夫妻に連絡が付かず、やっと電話で話せたのがフェリー出航後の船上からでした。今から伺います!我ながらまったく迷惑な奴ですねぇ(^^;
N様ご夫妻とは、他のページへ記載していますが2003年夏の旅先の青森県で知り合いまして、その後もお頼りや再会して御馳走して頂くなど善くしていただきまして、この度は3度目(正確には4度目、青森では偶然2度お遇いしましたので)です。いつしか四万十川を体感しに行きます!って・・・ 本当に来てしまいまして大変お世話になりました。


四国が見えてきた〜
何故フェリーか? 車で単身で自走するより安価なのです。¥22,000‐なので高速料、ガス代、疲労度など考えるとお得です。自らカーフェリーに乗船するのも初めてなのでドキドキわくわくで首都高速渋滞も予想して早々と家を出発し、手書きの適当な高速ルート図を頼りに台場へ、迷うことなく乗船場へ着いたのが15時前、早過ぎ! 出航時間は19:30です。受付窓口が開くまでだいぶ時間があります。でも、この辺、飛行機好きには堪らないです。目の前を低空でジャンボが旋回し次から次へと絶え間なく飛んで行きます。そうこうしながら乗船手続をして、いい加減待ちくたびれたころ乗船となりました。係員の指示に従い自走して乗り込みますが輪留めをするだけの固定なのには、これでいいの?って感じです。船内では、2等寝台のみでしたので2段ベットですが上段は未使用状態でした。食事は全てレトルト自販機で2千円ほどの専用カードが料金に含まれます。小さめの展望大浴場(変な表現)も完備で快適です。東京湾の夜景を眺めながらテラスで良い気分・・・なのですが揺れる!(^^; 気分悪い(^^; 酷いときは歩くのもままならない状態でした。お風呂のお湯も波打ちます(苦笑) 飲んで寝るしかない! 翌日、休息充分で暇!貧乏性の己に改めて気付きます(苦笑) やっと四国が見えてきました〜 13:30徳島港へ到着です。ちなみに船はこの先、九州まで行きます。


徳島市内

N様邸

写した己が写ってました(苦笑)
自然の中の凄く良い感じの所です。
前の道は沈下橋への観光ルートとのことで、シーズンには観光バスも往来するようです。
佐田、三里、高瀬の沈下橋までは、車で10分ほどの距離です。



お宅の前を流れる岩田川(四万十川支流)です。小さいですが水はきれいでカヌーの練習も出来、ウナギや川エビも採れます。筏に乗った人が漁をしていました。
遂に生まれて初めて四国の地へ立ちました!
シャーシャーシャーとクマ蝉の鳴き声が・・・西へ来たなぁ〜って実感です。蝉の種類で実感するなんて変でしょうか? 夏の代名詞の蝉は東はミンミン蝉、西はクマ蝉ですが昨今、その分布が昔ほどはっきり分かれず入り混じってきてる様に感じます。子供の頃は八王子でクマ蝉の声を聞くことは無かったように思えますが、この頃は偶に鳴いてますねぇ〜 温暖化の影響???
そんなこんなで船酔も治まり、N様宅へ電話をして、数日後に伺うことにしました。
室戸岬を目指そうか?やっぱり一先ず四万十川上流を目指そうと決めて徳島道へ乗ります。何の計画も無いいつもながらの放浪の旅の始まり!徳島道から高知道へ分岐して暫し高知市が見えてきました。予想していたより大きな街に感じました。現時点での終点IC須崎で一般道へ下り、ここが有名な明徳義塾かぁ〜って近くを通りました。(例の事件は、帰宅直後でした。) ここ須崎は海沿いの街で四万十川の上流域方面と下流域(四万十市)方面への分岐点です。上流へ向かう予定なのでスーパーで買出しを済ませて、さあ出発、少し走ったらTELが鳴り Nお父様から 何処におる? 今から来たら!?と図ったかの様なタイミングでお誘いを頂き、優柔不断な私、急遽予定変更(有って無いような予定)して海沿いのルートを走り始めます。海を左手にして南西へ向かうので迷うことはないのですが何せ土地感が無いので地名を見てもどの辺に居るのかさっぱり分からず・・・日も暮れて・・・19時ころ四万十市(旧中村市)へ到着しましたが、人間ナビシステムと自称する私ですが暗くてよく分からず曲がる所を通過して通称 赤鉄橋という橋を渡りました。これが四万十川との最初のご対面でしたが暗くて見えないし、これもしかして四万十川?って感じでした(苦笑)。その時点で行き過ぎたのを自覚して引き返そうと国道をそれて“とんぼ公園”なる方向へ・・・そうこうして余りに遅いのでNお母様からTELが 何処におる? 赤鉄橋の袂まで迎えに来て頂きました。程なくしてN様宅へ到着です。さっそく斜向いのお店で到着祝いなる盛大に御もてなしを頂き、釣り好きの私が来るのでと漁師暦50年の川漁師Kさんのご紹介をいただくなど誠に有り難いことです。その後、お宅の方で更に飲みながら四万十川の話、漁の話など諸々を伺い、明日以降の計画を練るなどした後、離れのゲストルームを自由に使わせていただきました。Nお母様は絵画や絵手紙などのご趣味を持たれ、離れに素敵なアトリエを構えておられ、そこを私の滞在場所として使わせてくださった次第です。


勝間の沈下橋

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高瀬の沈下橋
翌日、午前中はお母様の運転で四万十川下流域、四万十市街などをご案内いただきました。実は、ここ四万十市は、つい数ヶ月前までは中村市でして、市町合併で四万十市となったばかりです。中村市の市名の方が知られている訳ですが四万十川の最下流の河口に位置し山川海の三拍子揃った風光明媚な所です。何と言っても“沈下橋”が有名ですが一条神社の女郎グモ相撲はTVニュースで見ますので知ってますよねぇ〜
午後はお父様の運転で沈下橋を廻りましたが、なんと沈下橋は保存指定基だけで47基も有るんですねぇ! びっくりです。よく写真などで見るのが“佐田の沈下橋”ですが最下流に位置しますので最長です。その上が三里、高瀬、勝間と続き流域の大半の生活用の橋が今尚、沈下橋なのです。観光用ということではなく昔からの慣習を永年続けて行く、文化を守り続けて行く、誇り、理屈で言うとそんな感じがしましたが、たぶん地元の多くの人があの風情が好きなんだなぁ〜って感じました。もちろん私も魅了されました!
詳しくは下記へアクセスしてみて下さい。全ての橋の画が観れますよ!
http://binbi.net/shimanto/river3.htm
その沈下橋を下流から中流の窪川町まで走行距離150km余りをお父様の運転で次から次へ、地元の方でないと分からないような所に在る橋も見せて戴き途中、温泉にも入り、とても楽しい橋廻りのドライブでした。お父様はお疲れになられたと思います。感謝です!

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