平成27年7月に母が突然「山に帰りたい。」と言い出しました。足腰にはやや不安もありましたが、本人のたっての希望であり、私ども夫婦で連れて帰郷しました。久し振りに山の家を開けて、なんとか住めるようにして、その後母は山の家で3ヶ月間を過ごしました。
この間夏休みにも帰郷し、この時に久し振しぶりに若藤さんにも会うことが出来、話も出来ました。若山の下半分の間伐に入ると言うことでした。
10月の連休に母を迎えに帰郷した折りに若藤さんと今後の仕事の打ち合わせや、また、隣の美川村、黒藤川にある山林を購入しては? というお話しも伺いました。
10月に母を連れて藤沢に帰ってすぐ隣人から山の木を伐採していたが、私の持ち分ではないか? との連絡を受け、若藤さんにお願いして解決を計りました。
これは伐採した方の別の山との交換ということで一件落着しました。上浮穴郡久万高原町柳井川字本村1350番の土地、4180uを戴きました。
ついでに美川村黒藤川の山林購入の件も進めて戴きました。
若山には林道を抜きながら間伐を進めて行くことで、作業は進行中です。
その後母は元気に過ごしており、来年は4月末から山で過ごそうか等と楽しみにしていました。孫や曾孫に囲まれて楽しそうに過ごしていました。
ところが、平成27年12月28日、朝方、突然旅立ってしまいました。前日までまったくその様な兆候なく、医師である私も、恥ずかしいことに微塵も予測できませんでした。
年内に葬儀を済ませ、今年になり、49日も済ませた上で4月末に夫婦で山に帰り、納骨を済ませました。
この時、伐採を知らせてくれた隣人にもお礼をし、若藤さんとも打ち合わせ、交換した現場も視察。美川の山林も購入しました。若山の間伐も進んでいました。また、森林組合の方でも母の山、小黒川(トエンバタ)の入り口まで道を抜いてくれていました。本当に有り難いことで、仕事が繋がって行く気配が濃厚になってきました。
御陰様で今年に入ってからはほんの少しですが黒字にもなりそうです。これも有り難いことです。
6月一杯で向山の仕事は終了しました。
今年の夏は母親の新盆になります。
8月には帰郷致します。暫く居るつもりです。
嬉しいことに私たちの三人の子供が嫁さんと孫を連れて田舎に集まってくれるとのことです。
なにか、後になって考えてみると、母が最後の仕事として郷里と我々全員を結びつけてくれたようです。感謝です。
今年の仕事内容と決算に関しては別にページを造ります。
元に戻ります。