平成27年7月に母が突然「山に帰りたい。」と言い出しました。当時88歳でしたが、元気で、しっかりしていました。足腰にはやや不安もありましたが、本人のたっての希望であり、父が倒れて入院してから5年を過ぎていましたが、私ども夫婦で連れて帰郷しました。久し振りに山の家を開けて、なんとか住めるようにして帰ってきました。その後母は山の家で3ヶ月間を過ごしました。
この間夏休みにも帰郷し、この時に久し振しぶりに若藤さんにも会うことが出来、話も出来ました。若山の下半分の間伐に入ると言うことでした。
10月の連休に母を迎えに帰郷しました。
この時に若藤さんと今後の仕事の打ち合わせや、また、隣の美川村、黒藤川にある山林を購入しては? というお話しも伺いました。概ね20町歩あります。これは前向きに検討します。
10月に母を連れて藤沢に帰ってすぐのことです。隣人から山の木を伐採していたが、私の持ち分ではないか? との連絡を受け、若藤さんにお願いして解決を計りました。
これは伐採した方の別の山との交換ということで一件落着しました。
ついでに美川村黒藤川の山林購入の件も進めて戴きました。
若山には林道を抜きながら間伐を進めて行くことで、作業は進行中です。
その後母は元気に過ごしていました。来年は4月末から山で過ごそうか等と楽しみにしていました。孫や曾孫に囲まれて楽しそうに過ごしていました。
ところが、平成27年12月28日、朝方、突然旅立ってしまいました。前日までまったくその様な兆候なく、医師である私も、恥ずかしいことに微塵も予測できませんでした。
元に戻ります。