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ワンコの画帳 (Vol.2)

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<作品9>
黒と、ほぼ完全なシンメトリーの茶のもようが素晴らしいワンコです。黒の部分は見た目真っ黒に思えますが(実際真っ黒です)、絵の表現としては黒に明度や色合いの差をつけなければならないところが根気の要る作業した。一旦、黒で塗り、その上から白や他の色で明度や彩度を上げていきます。苦労しました。
<作品12>
このワンコのデッサンは前から出来ていたのですが、どのように毛なみを表現するかでなかなか描きだせませんでした。紙の白を生かして淡彩風に表現する目論見で描き始めましたが、納得できなくて色を乗せていくうちにバランスが崩れはじめ、壊れる寸前でなんとかまとめました。描きすぎはやはりよくないです。

<作品11>
ワンコの曲線を強調して描こうと思いましたが、プロポーションが崩れるので、それほどデフォルメできませんでした。最後にホワイトでカバーし、彩度を下げる計画でしたが、色がのらなくなってしました。次回はもう少し淡い色合いを出すような感じで再挑戦します。

<作品15>
このところ描き急ぎ気味だったのでしばらく間をおき、久しぶりのお絵かきです。頭のハイライト部分や首周りの縮れ毛が出している微妙な濃淡、影が十分表現できていませんが、ワンコの表情の豊かさに救われ、絵としてはまとまったと思います。

<作品16>
よく”目鼻立ちがよい”といいますが、はっきりした目のワンコは描きやすいです(ある意味ごまかしやすい)、このワンコは目を細めていてうまく描けるか少し心配でしたが、やさしそうな目の表情が出ているでしょうか。彩色は紙に白を乗せその上に色を加えぼかしながら描きました。

<作品19>
正月休みから立ち上がりが悪く、間があいてしまいました。これはワトソン紙(F4)をつかいました。ワトソン紙は硬質で擦りすぎても毛羽立ちにくく耐久性があります。表面に凹凸があるので、かすれた感じになりそれを生かすと面白い効果がでますが、ラインはボヤケタ感じになります。