局所のはれ、痛み。と言われています。安静時にも痛みがある場合は、要注意です。
十代くらいだと、運動時の筋肉痛と勘違いしてしまうだとか、十代以下(りょうの場合など)だと痛みがあっても病院へ連れて行かれるのが嫌で、症状を訴えない場合があるので、注意が必要です。
(りょうの場合)
もしかしたら前から、痛みがあったかも知れません。言うと病院へ連れて行かれるから。(発症が判明したのが満5才になる1ヶ月程前、これも症例から見るとこんな低年齢で発症するのは、極めて稀との事で、後に説明する生検の判定を誤らせた理由のひとつかも知れません)
病気が見つかるきっかけとなったのが、夏、家から車で40分程の所にある”ながーいすべり台”のある公園のすべり台で遊んで、今度は、ここのプールに来ようね。と話しつつ、帰りに駐車場へ向かう途中の出来事でした。
お母さんとお父さんで、子供を中央に置き、各々子供の手を握って、歩きながら、子供を「せーの、ポーン」て、したことありませんか?(説明悪いですね。文章の下に下手な図を書いたので、見て下さい)
その時、”りょう”の右手を握っていたのが、父の私だったんです。突然、鈍い音がした途端、”りょう”は腕を痛がり泣き出しました。しばらくして泣き止んだので、肩の関節が一瞬外れた程度だと思いそのまま、家へ帰りました。
帰って、夜、一緒にお風呂に入ると、いつもだと体を洗う際に、わきの下を洗う時、「バンザーイ」というと両手を上げるのですが、右手を上げない。無理に手を持って上げさせると、痛いとは言わないけれど、嫌がる。
骨折していたら、痛くて痛くて、泣くか、痛がるよね。と妻と話していました。
が、痛いとも言わず、着替え時とか、お風呂へ入ったら同じ様子を見せるというのが2〜3日続きました。
様子が変だから、妻が近所の外科の病院へ連れて行ったのですが、外科で、”りょう”が肘が痛いと言ったので、肘のレントゲンしか取らなかったために、結果的にその時は、”異常なし”の診断となってしまいました。もっと広範囲でレントゲンを取っていれば、発見は早かったのに!
ところが、最初から1ヶ月経過しても、同様な症状が続くので、(妻の直感で何か絶対に異常がある)心臓でお世話になっていた大学病院の外科を受診しました。
私の勤めている会社へ電話が入りました。
「入院になったから来て!」 「え!!」
と病院へ向かいました。
先生の話だと、病的骨折をしていて、骨腫瘍の疑いがある。との事でした。
とにかく、検査をしてみないと何とも言えないという状況でした。
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