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diary 2004/08

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2004年08月
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8月31日 鎮圧、坂上二郎。

自宅にいながら、好きなときにCDを聴けないのは、
音楽好きにとっては、苦痛すら感じるはず。
その状況を約1年以上にわたり、耐えていたのだが、
日を追うごとに悪くなるコンポの状態に、
ついに、新しいものを購入することにした。
店内を徘徊し、結局、同じメーカーのコンポを選ぶ。
値段も予算内だったし、今日中に配達してくれるのはうれしい。

PLAYを押すと、難なく動き出す。
飛ばない。
それだけでしあわせ。
店員が言うには、いま並んでいる商品の中で、
いちばん音がいいらしい。
まあ、言われてみれば、低音がずっしり、いい感じ、
・・・のような気がしなくもない。
きっと、音いいんだよ。きっと。

8月28日 再び、拘束。

濃密なオール明けの今日、
きっとつらいだろうな、と思い、一度はキャンセルした飲み会。
大宮でドラム教室の飲み会が開かれることになっていた。
ひと眠りしても、思いのほか身体が軽かったので、
参加することにしたのだ。

参加メンバーの年齢層は高め。
向かう場所は、監獄バー、ロックアップ大宮である。
アトラクションチックな階段を下りると、
ミニスカポリスがお出迎え、
昨日に引き続き、また拘束されるわけだ。
通された牢屋で会合は始まる。
グラスはビーカーをデザインされたものだが、
プラスチックなのは、萎えだ。
酒もひどく薄い。
途中、イベントとして、ゾンビが牢屋に現れたが、
隣の牢屋のたちの悪い若者のほうがよっぽどモンスターである。
それはともかく、初対面のひととも話ができたので、
よしとしよう。

その後、二次会。
場所選びに手間がかかり、
終電の早い自分は、早々と帰らなければならなかった。
ほんとに、これは毎回毎回思うが、
あと1時間、終電が遅かったら、と。

先生に、なんだかお前は、むかしの自分を見ているようで、
放っておけないと言われた。
もちろん、恋愛感情なんかではなく、人間的にだが、
なんだか、うれしかったり、こそばゆかったり。

8月27日 貞操の危機

以前にも会ったことのある、ビアンのメル友と、
オカマバー潜入を計画し、今宵、実行に移すことに。
彼女のリサーチの結果、数店の候補をあげられた。
一般的イメージのオカマバーといえば、
きらびやかなショーと、ニューハーフであるが、
ずいぶんといいお値段がするのである。
これはちょっとなあ、とあきらめ、
老舗のオカマバーに決める。

時間通りに集合し、
いつもはご縁のないオサレダイニングバーで、夕食。
オサレさだけを求めるなら、きっとこういうとこがいいのだろう。
その後、軽くカラオケ。
それぞれ、帰りがけにトイレに行くため別れ、
階段で降りたのだけど、
すれ違いざま店員に、おつかれ、と言われた。
気を利かせて、お先失礼します、とか言うべきだったのか。

さてさて、メインのオカマバーへ。
二丁目の一角のビルにあるそこ。
店内は、広くないが、金曜ということもあり、
それなりににぎわっていた。
店員は別に化粧をしているわけではなく、おねえ言葉のおじさんという感じ。
オカマおじちゃんが最初は、相手をしてくれていたのだが、
ここで、ママさんが登場。
そして、いきなり、くちびるを奪われるのだった。
さらに、近くに来いと席を移され、
激しくキレ始め、あげく、蹴る、はたかれる。
何が起こっているのかわからない自分は、
あまりの恐怖に、吐く寸前、素で泣きそうな勢い。
常連客が言うには、かなり気に入られたらしく、
このあと、ママが帰るまで、約3時間、
ママに拘束され、口説かれ続けて過ごした。
自他ともに認めるメンクイの自分には拷問である。
いや、たとえ、メンクイじゃなくても、そうだろうが。
残りの平和な時間は、ほかのお客さんと話す。
そう、話がしたかったの、自分は。

途中、ママに軽く手相を見られたのだが、
30歳を過ぎるとお金が入り、社長になるとか。
あはは、ほんとかよ。

それなりに酒も飲んでいたのだが、
貞操の危機を感じていたからか、
まったく酔いが回らなかった。
めくるめく新宿の夜を堪能できた証なのだろうか・・・。

8月25日 ここにいる意味とか、深く考えちゃだめよ。

午後4時ごろ、新宿に到着し、
タワレコ徘徊を始める。
特に今回は収穫なしか。
友人との待ち合わせの6時になり、アルタへ。
そこに、電話が入り、
7時集合だと思っていた、などと意味不明なことを言い出す。
あほか。

それから、30分くらいで彼は現れ、食事をすることに。
カレーが食べたい。
あほか。
新宿まで来て、カレー。
カレーかよ。
その後、適当に居酒屋を選び、飲む。
自分はあまり飲まなかったが、友人は7、8杯いっていた。
まあ、アルコールが薄いから好きに飲めば。
潰れたら、新宿公園に捨てて帰るし。けらけら。
居酒屋を出て、ここはゲイらしく、二丁目へ。
しばし、待ち子風味でガードレール地帯を冷やかしたり、
新宿公園でブランコをぶらぶらさせたり。
モンスーンに入り、さらに少し飲む。
しばらくそこで過ごし、歌舞伎町に戻る。
カラオケをするつもりだったのだが、
友人が寝たいと抜かすので、安さにひかれ、漫喫にはいることにした。
さすがに平日は空いており、ペアシートをひとりで使えるとか。
それぞれ別れ、個室へ。
友人は早々と寝る体制。
自分はネットしながら、
さっき買ったACIDMANを、エンドレスリピート。
下痢予防にホットドリンクをがぶ飲みして過ごす。

・・・あれ、新宿まで来た意味あるの、この状況って。
いや、それに触れてはいけないのだ。

白み始めた新宿の朝。
早い朝食を吉野家で済ませ、駅に向かう。
友人と別れ、おのおの違う電車に乗る。
自分はこれから、病院に行かなくては。
うつらうつらしながら、北へ向かう電車に揺られる。

8月21日 あれから8年経った。

朝からなんだか、微妙な緊張感があった。
午後5時を過ぎ、店に向かう。

今日は中学校の同窓会。
卒業以来に会うひとがほとんど、
卒業後に何度か会った人間もいるのだけど、
そのひとすら、3、4年ぶり。
自動ドアをくぐると、数人の懐かしい顔。
自分は誰だかすぐ分かったが、向こうが少し考えていたようだ。
学生のころは、メガネをかけていたので、
印象がだいぶ変わっていたのだろう。
その後現れた同級生がみな、口をあわせて、
最初、誰だか分からなかった、と話すところからもわかる。

1週間前に手紙がくるという状態ながら、
20人程度集まる。
自分の近況報告は情けなくて、あまりしたくない。
結婚して子供がいたりとか、驚くが、23、4ならおかしくもないのか。
とはいっても、それぞれ、良くも悪くもあいかわらずな感じで、
出遅れている自分も、少し安心したりする。
こんなに話をして、こんなに笑うのもひさしぶりかも。

自分の中学時代が、
どれだけ人間関係に恵まれていたか、思い知らされる。
このあと訪れる、暗黒時代を知るわけもないあの日の自分。

2次会までで帰ることにしたが、
来てよかったと、本当に思った。
ここでは、表現しきれない感情が渦巻く。

8月18日 ひさびさにキレましたよ。

バイト終了間際。
仲がいいひとに冗談言ったら、
素でキレられ、文句たらたら言われたので、
温厚なわたしも、キレました。
まあ、正直そのひとに不満があったのも事実で、
それが、ついになだれを起こしたんですね。

今日のうちに、おたがいにごめんなさいしたけど、
なんかね。

8月16日 ウツはともだち

昨日の夕飯のとき、
父上に、内容はお決まりのイヤミを言われ、鬱に。
頭の中で、数人殺害したり、
完全自殺マニュアル的なことがめぐったりめぐらなかったり。

そんなこんなで、今日の帰宅後。
どうやら、妹がめずらしく鬱になっているようなので、
いろいろ、愚痴を聞いたり、冗談を言ったり、
あほ話してたら、少し自分の鬱も和らいだようで。

痛みを知らないひとは、ひとに優しくできないですね。
ってことは、冷たいひとはしあわせなんでしょうか。
ええ、しあわせじゃありませんね。
微妙に悟りました。
酒入ってますけどね。けらけら。

8月11日 大宮散策

ああ、暇だ暇だ。
午後のバイトはほとんどないに等しい今週。
大宮に買い物に行くことにした。

夏休み真っ最中の大宮、
やはりお子様がたが元気な感じである。
大概、平日に散策している自分には、正直うっとうしい。

さて、今回の大きな目的である眼鏡購入へ向かう。
コンタクトを外す少しの間使う眼鏡なので、あればいいのだ。
とはいえ、高校のときに作ったのび太メガネは、
変形してしまい、デザイン的にも緊急外出なんてとてもできない代物。
最低料金の5000円でできるか、
今日中にできるか、
そんな質問をして、とりあえず検査をしてもらう。
この条件でできる最強度数のレンズでも、
ギリギリ0.8だとか。
レンズがフレームからはみ出すだとか。
まあそんなの、エブリシングオーケーである。
45分でできるとのこと。

次は、スニーカー。
丸井にて、オレンジのコンバース購入。
ブリかわいい一品。
その後、例のごとくCDを数枚購入。
LOFT徘徊。

約3時間の大宮散策。
短い?いや、個人的にはもう、限界だ。
モロに帰宅ラッシュの電車に揺られ、帰路に着く。

8月10日 素敵なお目覚め

朝、7時20分。目覚まし時計第2弾が鳴る。
重い身体を起こし、
ああ、あと5分だけ、と往生際悪くキッチンタイマーをかける。

次の瞬間、ふと見た時計の針が、
文字盤の8の上にあるのである。

・・・。
しばし、時計とにらめっこ。
・・・。

8時10分。
いつも家を出るのは、8時7分ごろである。
やってしまったのである。
あはは。と、現実逃避してみたりした。
とりあえず、バイト先に電話。
すいませんすいません、申し訳ございません、すぐ行きますから・・・。

結局、5、6分の遅刻で、
おばちゃんたちも、まあ、そういうこともあるわよ、
などと、笑ってくれて済んだのだけど。

分析するに(言い訳とも言う)、
安定剤飲んだうえに、風邪薬、
酒ちょっと多めで、
さらに昼寝してなかったから。
・・・ということで。

8月7日 花火遠征

江戸川の花火に行くことに。
江戸川?東京か?などと調べてみると、
なにげに千葉なのである。

がんがんに飛ばす武蔵野線を使い、降り立つ市川駅。
すでに、かなりの人波。
友人にナビされ、着いた河川敷に陣取られた場所は、斜面。
無意識に筋力アップが期待できるという、
なんと素晴らしいスペースだろうか。

集まったのは、
なんとなく顔を見たことがあるような気がする的なメンバー。
まあ、そんなことはともかく、花火は始まるのだ。
7時15分。劇的に放たれるスパークリング。
はあっっ!!すげえ!!
花火=地元のショボ花火である自分は、
後頭部をが~ん、と殴られた感じ。
歓声に包まれる河川敷。
BGMはいらない気がしたが、花火自体も、
その光が反射する水面も素直に綺麗だと思った。
なんとなく、感傷的になったりするのも、自分らしいとこだ。

あっという間に終わってしまった。
それがいいとこなんだろう。
そして、いっせいに駅へ向かい出した流れに乗る。

駅は大混雑、入場が規制されていて、
いつものごとく終電が迫る自分は焦った。
2次会にも誘われたのだが、
身体が本調子ではないので、今回は見送ることにした。
混雑したホームまで同行してくれた友人に別れを告げ、
電車に乗り込む。
市川駅をぐんぐん離れ、空いてくる車内。
暗闇の窓に映る疲れた顔。
それでも、いいものを見させてもらったという充実感が残っていた。

8月5日 光の射すほうへ

きゃ~。
あうあう。せみがせみが・・・。
きゃぴきゃぴしながらリビングに走ってくる母上。
どうやら、洗濯物を干そうとしたら、
せみが部屋に入ってしまったらしい。
そりゃ、虫は光に向かってくるからね。

部屋に行くと、元気にばたばた飛び回るせみ。
あらあらまあまあ。
別に害はないんだから、そんな、騒がなくても・・・。

止まったせみを、むんずとつかみ、外に放った。
あ、何年ぶりだろう、せみを触るのなんて。
子供のころは、一日中せみ取りなんかしたもんだ。
てか、か~わ~い~い~。

こんなにかわいいのに、邪険にしないで。

8月3日 食べたら出るのはあたりまえ。

ドラム教室の日。
今日はいつもの先生がお休みだとか。
とびらを開け、入った教室にいたのは、
野球少年っぽい、細身の先生。
まあ、服装は野球少年のそれとは違うが。
なめらかなスティックさばきにうっとり。
ああもう、抱け、抱いてくれ。

帰宅後、夕食を済ませ、酒を飲み始める。
何故か、おなかがかぽかぽ。
酔いたい自分は、無理やり、酒を流しこむ。
あげくの果ては、上から下から、素敵なガスの放出スタート。
げふげふ、ぶりぶり、ぷっす~。

下品。

8月2日 それでも、ナンバーワンにはなってみたいかも。

新宿のホストを追ったテレビ番組。
ナンバーワンになるには努力というより、
才能なんだろうな、とも思いつつ。
世界一になろうとしているやつは、日本一にしかなれない、
日本一になろうとしているやつは、東京一にしかなれない。
彼が言っていたそんなくだり。
じゃあ、いちばんになんかならなくていいや、なんて思ってる自分はいったい。
それより、彼の月収が、自分の年収の何倍か。
鬱になるというより、笑えた。

まあ、結局は金でつながった関係。
若いホストが売掛金の集金をしている背中は、哀愁に満ちていた。

 

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