妙心寺教会
平成21年12月1日
守護神(天照大神)
老尼のお話の部屋
【守護神とは、一般には国家や地域社会、個人を守る神・諸尊等を言います。】
【参宮記念】
もうすぐお正月です。
 今回は、日本人の「大親・大先祖」として尊敬され、家庭に祭祀されている「天照大神」についてお話いたします。
 正式には、「あまてらすおおみかみ」と読みます。太陽を神格化した神で「古事記・日本書紀」では、高天原(たかまがはら)の主神で、皇室の祖神とされています。
 日本の家庭では、新築や分家などをしたとき、「大神宮様」と呼ばれ祭祀されています。
 戦後、大神奉祀について論議されたことがあるようで、その時代の若い人は、「天照様(てんてるさま)」と呼んだり、天皇のことを、「おてんちゃん」と言ったりした事を思い出します。

 日本各地に、「神明神社」と呼ばれる社があります。この神社は「天照大神」を祭祀した社です。現在でも全国各地に、「伊勢太大講」と言われる講中があり、代表者が伊勢神宮に年番でお参りをしています。昔、俗間で伊勢神宮へ参拝する時に「抜け参り」といわれる道中の話などは落語などで語られています。
 「伊勢神宮」は伊勢に祀られていますので、「伊勢神宮」と言われ、内宮に祀られた「天照大神」、外宮に祀られた「豊受大神(とようけだいじん)」を総称しています。

日蓮大聖人は、「天照大神」と「八幡大菩薩」を、日本国の諸神の筆頭として大曼荼羅に勧請し、「法華経の守護神」とされています。
昔は、このような話を聞いて、各家に祭祀されたのではないかと思いました。
 堤根地区の神社を参拝してきました。堤根神社の祭神は稲荷様でした。
境内には伊勢参宮の記念がありました。隣の樋上では「天満宮」が主神でした。
この神社でも参宮記念があります。
下忍神社にも参宮記念がありました。
大字ごとに祀られた神社にはみな、参宮記念がありました。
 家庭にも、土地にも、天照大神信仰は昔から継承されているのです。
 母の日祥大法尼から、聞かされた話です。
「天照大神が家を建てたり、結婚したときに祀れられる場合
が多いのは、天照大神の『天』の字は『二人』と読める。二人
仲良く暮らすように守ってくださるからなのだよ。また春日明
神を祀るのは、『春』の字を『三人』と読むからで、夫婦に子供
が生まれて3人で日々楽しく暮らせるように、祀るのだよ。
大先祖様が子孫の繁栄を願わぬはずは無い。その心を受け
継いで、給仕ができた時、守護の力も強くなるのだよ。」