これ以外にも色々と書いてありました。
・プロは、人の幸せと自分の喜びがリンクする。
・思いが強く、信じこむことができる。
・周りに力を貸してくれる仲間がいる。
どうやらビジネスマン向けの話では、会社に役立つ人を「プロ」と言っているように思えます。

 私は「プロとアマチュアの違いは、その事で生計を立てているかどうか」だと思います。

 日本医大特任教授の海原純子先生は、プロとアマの違いをお金でない部分に定めています。「プロとアマの違いは
自分以外の人を幸せにしているか否か」という基準です。自分だけでなく人を幸せにできれば「プロ」なのだそうです。
「認められることを求めず、自分にも周りの人にも幸せを運ぶことを目指したい。」
とありました。

 こうして考えてみると、私の生活は「プロ」と言っても良いのではないかと思いました。生涯を「僧侶のプロ」として生き
ることを誓い、先師の言葉に対する答えが出たように思っております。

平成29年2月1日
妙心寺教会
老尼のお話の部屋
プロとは

【プロとアマ】
 半世紀以上前のことです。ある先師の所で仏事のお手伝いをしていました。突然先師が
「中野さん、俺達はプロなんだよ。」
と言われたのです。その時、私はその意味がわからず「プロとは何事に対しても上手にできる人のことを言うのであろう」くらいにしか考えていませんでした。

 しかし、近頃になって「どのような人をプロというのだろうか」と考え始めました。様々な見方があることがわかりました。 ビジネスマンに向けての話が多いようです。

プロ
①仕事を楽しむ
②約束を必ず守る
③「まだまだです」と油断しない
④できる方法を考える
⑤基本に忠実
⑥上達しても基本を卒業しない
⑦喜びのために仕事をする
⑧自分のすべてを生かしきろうとする
①仕事を楽しめない
②約束を守らない
③「すごいだろう」と言って手を抜く
④できない言い訳をする
⑤応用に飛びつく
⑥上達すれば基本を卒業
⑦義務で仕事をする
⑧自分以外の人になろうとする
アマチュア