【神奈川から埼玉へ】 

第二十回  平成16年2月26日 「原当麻駅」から小田急線「町田駅」   約9km
第二十一回 平成16年3月17日 「町田駅」から京王線「永山駅」      約13km
第二十二回 平成16年4月21日 「永山駅」から武蔵野線「新小平駅」   約13km
第二十三回 平成16年5月12日 「新小平駅」から東武東上線「和光駅」 約18km
第二十四回 平成16年6月4日 「和光駅」から高崎線「浦和駅」   約13km

ようやく埼玉県に入りました。今回はTさんのお話です。
平成26年12月1日
妙心寺教会
日蓮聖人を偲んで 私達の行脚の旅(5)
 今回は浦和→南浦和→北朝霞→朝霞台→和光と
乗り換えが多く、10時30分に和光到着。 まずは妙典
寺を目指します。妙典寺には5年前に団体参拝で伺っ
たので、 「また行ける」と心が弾んでおりました。
 駅から妙典寺までは距離にすると短いのですが、細
い道がいくつもあってなかなかたどり着けません。何
度か地元の方に道を尋ねたのですが、そのたびに
迷ってしまいます。まるで迷路に入り込んだようでした。
 そしてやっとたどり着いた妙典寺。「えっ!」と目を見
開き驚きました。なんと本堂がすっかり新しくなってい
たのです。その新しい本堂の前で三唱させていただ
きました。
 すると、庫裡の戸が開いて
「どうぞどうぞ、おあがりなさい。」
と玄関を開けて招いてくださる方々がいます。
ここの御住職御夫妻でした。
「行田の妙心教会です。」
と挨拶しますと、御住職は
「浄蓮先生はお元気でいらっしゃいますか。」
と先生の近況をお尋ねになり、団体参拝で伺ったこ
とも覚えておいででした。
この行脚修行の話をしますと、
「それは良い修行になりますね。」
 鎌倉から佐渡の道をつなげようと、がむしゃらに歩いた1年間でした。
 毎月一回の行脚の日が、待ち遠しくてならない1年でもありました。
 そして今日、ようやくその道が一本につながったのです。
 私たちにとって忘れることのできない日が、また一つ増えました。
「ようし、また頑張るぞー!」

【道が一本につながった】

第二十五回 平成16年7月7日   「浦和駅」から川越線「指扇駅」      約13km
第二十六回 平成16年8月4~5日 「西上田駅」からしなの鉄道「屋代駅」 約20km
第二十七回 平成16年9月29日   「指扇駅」から川越線「川越駅」     約8km
第二十八回 平成16年10月6日   「川越駅」から東武東上線「高坂駅」  約14km
第二十九回 平成16年10月27日 「高坂駅」から東松山「妙昌寺」  約7km
と励ましの言葉をいただきました。それが嬉しくて、また頑張ろうと思いました。
そして、御住職自ら御開帳してくださったのです。
 ここの日蓮聖人は、筆をお持ちになっている珍しいお姿です。とても感激し、皆で精一杯のお題目を
唱えさせていただきました。御住職御夫妻に見送りいただいて妙典寺を後にしました。

 その後、妙顕寺(戸田)、宝蔵寺(蕨)に寄り、さいたま市に入って調(つき)神社につきました。ここは
日蓮聖人が馬から降りられてお参りされた所で、「こまつなぎの木」が残されています。広い敷地には
樹齢何百年も経つと言われる立派なケヤキの木が何本もあり、当時の様子が偲ばれました。

 今回は、日蓮大聖人と関わりのある場所に多く寄らせていただき、有難く感謝いたしました。この行脚
に参加できるのは先生方や家族の支えがあっての事だと思います。二度とないこの御縁を喜び、大切に
して「私の宝物の一つです」と言い切れる自分になりたいと思います。
老尼のお話の部屋

 妙昌寺へ続く山道を進んでいくと、お寺の方から
檀家さんらしき方々が沢山歩いてきました。
その中の、二人の女性が声をかけてきました。
「中野先生の所の方ですか?」
「はい、行田の妙心教会の者です。」
「貴女達を見て、すぐ判ったわ。先生はお元気ですか。」
「はい、元気にしております。」
「よろしく伝えてくださいね。」
「はい、有難うございます。」
何気ない会話でしたが、胸にジーンときたのです。
 ここは、かつて中野先生が修行されていた寺です。
その方たちが、私たちを見ただけで中野先生の弟子
だとすぐに判るのです。
30年以上も経っているのに、先生の行脚していた姿
が皆さんの心に焼きついているのです。
これは凄いことです。
本堂にご挨拶してから、中野先生の師である渡辺
上人の墓前に
「お上人、ようやくここまで来ることができました。」
と報告させていただいて、今回の行脚を終了しま
した。