登場人物

立花特平[トッペイ]
(水谷豊)
バンパイヤ一族の少年。
つい最近まで自分も普通の人間だと疑わなかったのに、暮らしていた村を開発のせいで追われ、人間は自分たちの一族のように変身をしたりしないと知ったばかり。
行方不明の両親を探して東京へ出て、親切な森村という記者と知り合いになって虫プロへ入社するも、森村さんに出会ったせいで、雪ダルマ式に不幸になった気がしないでもない男の子。森村さんにつれて行かれた、バンパイヤを研究する、実は悪人の博士に変身を強要されて、はずみで崖から落としてしまったのを、悪の天才、ロックに見られてしまいます。まあ、その前から変身能力はバレていたんですが、人を傷つけたせいで脅されるハメに陥ります。
結果、ロックに操られて悪に手を染めることに。
やっと見つけた父親は目の前で殺されるし、不幸続き。協力者に恵まれるものの、その協力者までもが死んだり、波乱万丈です。
中学生の水谷さん、愛らしいです。
間久部緑郎[ロック]
(佐藤博)
整形後(梶健司)
大富豪の大西家で書生をしていますが、自由な時間では悪に手を染めています。変装の名人で、完璧に女性に変装したり(これ、女装ではなく女性が演じます。完全に女性です)しながら、悪の限りをつくしますが、怪しげな、どう考えても人間とは思われぬ三人のお婆さん占い師に、自分の将来を見て貰ったりします。しかも信じます。
にしても、書生って学制服を着ているものなのかもしれませんが、学生服を着る年齢には見えません。原作では少年。
なんとなくこの人の場合も、変身能力という物凄い能力を持つトッペイに出会わなければ、もう少し小さく、でももう少し普通の悪人として生きていけただろうにね、という気がします。 
悪いことをしたあとに、ギター片手に自分のテーマソングを歌ってしまう面(?)も。
なぜか(というか、実は役者さんのスケジュールの都合だったそうですが)19話で整形手術を受けて、ええ!? と思うほど一気にオジサンになってしまいますが、最終話にはまた整形して戻ってきます。
役者さんはフォーク歌手もやってらっしゃる劇団出身の方のようです。
立花チッペイ
(山本良朗)
トッペイの弟。
いくらなんでも「チッペイ」なんて名前ではないと思うんですが、この子の場合は本名が出て来ないで、ずっとチッペイです。
両親を探して東京に出た兄を追って、一人で上京して来ます。多分、幼稚園生くらいの年齢。目がくりくりした可愛い子供。
森村太
(渡辺文雄)
いい人なのです。
「くいしんぼう万歳」や「遠くへ行きたい」のイメージがあるので、ウッカリしてるけれどいい人の記者役、すんなりなるほど、と思いました。
原作にはいないキャラで、原作で手塚治虫が行うことを、この記者さんがする感じです。
意外なほどすんなりとトッペイのことを受け入れて、トッペイのために色々と動いてくれるし一緒に危険な目にもあってくれるのですが、こちらも役者さんのスケジュールの都合だったようですが、第19話で亡くなります。
なんだかんだで色々してくれる人だったので、どうなるんだ、この人が死んじゃって・・・と思ったものです。
熱海教授
(戸浦六宏)
熱海に屋敷を構える熱海教授(笑)。
怪奇現象・妖怪学の博士で、森村さんは熱海教授をただの研究者だと思い、悩むトッペイくんを博士の元へ連れて行きます。でも、悪い人。
悪い人、というよりは、研究熱心すぎて人の心を無くしたタイプの科学者、なんでしょう。
かなりいきなり死にますが、実は生きていて、ロックと手を組みます。
大西ミカ
(桐生かほる)
ロックが書生として働く、大富豪大西家の一人娘。
原作では途中でロックに殺されて死んでしまいますが、ドラマ版では生き延びます。
トッペイは恋心を寄せていますが、ミカはどうなんだろう?とは、最終話で思いましたが、一応、相思相愛なんでしょう。
立花博士
(左卜全)
なにげ、今の水谷さんの父親役でも構わないだろうと思うほどに、トッペイの父親にしてはお年寄の左さんですが、原作ではトッペイに発見された時から警察官に殺されるまでずっと狼の姿で、しかも人間の姿に戻らないです。
人間と共存して行けるバンパイヤになるための研究のために家を出ていましたが、トッペイがロックに強要された事件の絡みで、警察官に撃ち殺されます。
トッペイの母
(幾野道子)
あまり出てきませんが、1946年に日本初のキスシーンを演じた女優さんなのだそうです。
岩根山ルリ子
(嘉手納清美)
立花博士の助手。
私、ドラマ版で見ていて、なにげに「博士の愛人!?」などと思ってしまいましたが、そういうわけでもないようです。