フリージア Freesia
19世紀のドイツ人医師フレーゼにちなんで命名されたアヤメ科の園芸植物。南アフリカの喜望峰が原産である。
香りのよい筒状花で、色は白、黄色、オレンジ、薄紫色、ピンク色と豊富である。地下茎が肥大した球茎からそだつ。切り花として重要で、花の少ない時期の市場にだすために暖地で栽培されている。路地栽培は、霜のおりないあたたかい土地でじゅうぶんな陽光を必要とする。日本では八丈島、三宅島、伊豆半島、紀伊半島、鹿児島県、沖縄県などで、球根や切り花の生産が盛ん。
とくに八丈島では昭和初期から栽培され、日本のフリージア生産の中心地となってきた。数多い品種の中で、もっとも生産量が多いのは、鮮やかな黄色のラインベルト・ゴールデン・イェローである。近年は奄美諸島での生産ものびている。
分類:アヤメ科フリージア属。フリージアの学名はFreesia refracta。
Microsoft(R) Encarta(R) 97 Encyclopedia.より
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