西安 ~シルクロードの起点~

2004/05/05作成

華山
 西安はシルクロードの起点として栄え、古くは長安と呼ばれた。 筆者は2004年の3月に6日間、この街に滞在したのだが、 初日の夜空港についた時、両替所が閉店していて途方にくれたのを覚えている。 幸い、手持ちにいくらか中国元があったのと、飛行機の中で知り合った 日本の方に車で市内まで送っていただいたので事無きを得たが、 助けてくれる人がいなかったらと思うと少しぞっとする。

写真は華山。中国名山、五岳のひとつで西安の東約120kmの場所にある。 筆者は1日かけてこの山を登った。 途中足ががくがくしてきたが、その甲斐あって良い景色が見れたと思う。 ちなみに最高地点は2160m。


兵馬傭
 写真は兵馬傭。秦の始皇帝の墓を守る多数の埴輪があった。
筆者はここを見学する時、ガイドさんについてもらった。彼女の説明によると、 この遺跡はある農民が井戸を掘っている時に偶然発見されたそうだ。
ちなみに発見者はまだ健在で、兵馬傭内で自分のサイン入りガイドを売っている。 筆者は初めこんなものに興味はなかったのだが、ガイドさんから「遺跡は20年後、30年後にも残ってるけど、 発見したおじさんは死んじゃうんだよ、絶対買うべきだよ!」とかわいく勧められたので つい買ってしまった。代金は150元・・・・・・。


乾陵石人
 乾陵にある石人像。乾陵とは唐の第3代皇帝高宗と女帝則天武后の墓で、 石人は墓までの道を守るように配置されている。像に首がないのは造られたあと 誰かが持って行ってしまったからだそうだ。

 乾陵は西安市内からやや離れた場所にあり、筆者はタクシーをチャーターして行った。 この時運転手は滅多に行かない場所だからと知り合いの女の子を連れてきた。 女の子は西安に住んでいるが観光地はほとんど行ったことがないということで、 筆者と一緒にいろいろな所を回れて喜んでいた。筆者の旅が人の役に立って 良かったと思う。


華山絶壁
 華山の絶壁。見にくいが絶壁に人がいるのがわかるだろうか? ほとんど岩山という感じで、切り立った崖のような形をしている。 こんなにも険しい山でも昔から登る人はいたようで、唐の時代の人が登ったという記録もある。 ロープウェイもない時代にさぞかし大変だっただろう。

永泰公主墓
 乾陵のそばにある永泰公主の墓。彼女は則天武后の孫娘で、則天武后を批判したため 殺されてしまう。則天武后は恐ろしい女帝で逆らうものは孫でも息子でもみんな殺してしまった。 ちなみに棺が納められている地宮は見学でき、 壁には壁画が描かれていたり、盗掘の時空けられた横穴などがあった。





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