おおぐま座のくま

この「おおぐま」というのは、ギリシャ神話がもとになっているのですが、
アメリカインディアンでも、この星座をクマといいます。
偶然の一致なのか、白人がインディアンからこの話を聞いて、
「空のクマは、おおぐま座以外に他ならない。」と笑ったほどです。

インディアンでは北斗七星で表される7つの星のうち、
四角いマスの4つがクマ、柄の3つがそれを追う狩人とされています。
さらに、柄の先から2つ目の星に寄り添う星には、狩人が連れて行ったまでいます。

興味深いのがこの犬の星、ミザールです。
二つ星が寄り添って見えることから二重星といわれます。
アラビアでは兵士の視力検査に使われたとのことなので、肉眼で見えるか試してみてください。
そんな細かな表現まで、インディアンではなされていたのです。

狩人はクマを追いかけていきます。
追いかけていった狩人は、気づかないうちに空に昇っていた。それが星になったのです。

そして、毎年秋になると、狩人はクマに追いつき射止めます。
その血で森は赤く染まるのだ、といいます。



【参考文献】
◆野尻抱影、『星の神話・伝説集成』、恒星社厚生閣、2000年
◆小沢俊夫編、関楠生訳、『世界の民話 12アメリカ大陸U』、ぎょうせい、1981年

主な春の星座>おおぐま座についてもごらんください。

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