デュラララ!!

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絵・ヤスダスズヒトさん

東京・池袋。 そこにはキレた奴らが集う。 非日常に憧れる少年、喧嘩上等のチンピラ、ストーカーもどきの電波娘、趣味で情報屋を営む青年、ヤバイ患者専門の闇医者、魔物に魅せられた高校生、そして漆黒のバイクを駆る“首なし(ルビ:デュラハン)ライダー”。
そんな彼らが繰り広げる物語は痛快な程マトモじゃない。
だが、彼らは歪んでいるけれども――恋だってするのだ。

(以上、電撃の図書館のあらすじより引用)

ネタバレ解説(本当にネタバレなので本編を未読の人は読まないことを推奨します)

『電撃初! ヒロインには首がありませんでした!』

私がそう断言したとき、イラストのヤスダさんは忘年会の会場で実に微妙な表情をしてくださいました。

とにかく、デュラハンをヒロインにしたい一心で書いた作品です。普通ゲームなどで悪役扱いされる事が多いデュラハンをメインにしたら面白いかなーと。

編集長はこの奇抜な設定に対して、本当に即座にOKを出してくださいました。本当にありがたい限りです。

・竜ヶ峰帝人……こいつは主人公ではありません。なのに一般的には彼が主人公だと思われているようで、非常に複雑な気分です。いわゆる『能ある鷹は――』系のキャラなので、作中で努力とか一切していないので主人公向けではないと思っていたのです。

・遊馬崎&狩沢……オタクコンビ。名前のモデルは某電撃作家さんのような気がしないでもないですがきっと気のせいでしょう。気のせいですったら。

ちなみに、チーマーの名前は作家さんの名前から、ヤクザ系のキャラの名前は編集さんからもじっているなんてことはきっとナイデスヨ? 無いですったら。まだヤクザ系のキャラは出てきてないですし。

・門田……オタクコンビやその他のチーマー達を束ねるリーダー的存在。某作家さん達の名前をもじっているような気がしても触れないでくださいお願いします。K田さんと勘違いしている人が多いこの状況に戸惑っている作者です。

・岸谷新羅……どういうイラストにするかでヤスダさんと色々話あい、結果として私が『八嶋智人みたいな感じでお願いします』『ああ、あのトリビアの』という流れになって決まった人です。以上。得した気にならない無駄知識でした。

・平和島静雄……実は命名者は私ではなく友人です。何かブチ切れた乱暴者の名前が無いかなあと言っていたところ、その友人が名付け親となりました。これほど名前負けしているキャラを出していいのかしらと不安に。

・折原臨也……これも『臨也』という名前を考えたのは友人です。最初にこのキャラを作った時、単なる万能系だとあれだなあ、天敵みたいなのも作っておこうと思って静雄の登場となったわけですが、なんだか世間では二人が実は仲がいい事になっていてベーコンレタスっている状況に。何故こうなったのか作者には検討もつきませんや……。

・セルティ・ストゥルルソン……ヒロインです。主人公です。でも大人は解ってくれない。そして子供も解ってくれない。

ヤスダさんとキャラデザの打ち合わせをしたときに、最初ネタとして書いていたネコ耳メットを見て、編集長が『……これだな』と言い、続いて私が『これですね!』と呟き決定しました。それが最終的にこんな素敵なヘルメットになろうとは、ヤスダさんのセンスに感謝です。

 

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