おかゆまさきさんから頂きました。

デュラララ真伝・二人は仲良し

 

注意!

この作品は多大なネタバレを含みますので、

拙作「デュラララ!!」を

最後まで読んだあとにて

お楽しみ下さい!!

 

 

新羅、セルティ『ふたりは仲良し』 第一回

新羅  「おかえりセルティ!」

セルティ『ただいま、新羅。……どうした、そんなにニコニコして』

新羅 「どうだい見てくれ。昨日キミが誤ってコーヒーをぶちまけておシャカにしてしまったノートパソコンに代り、早速あたらしいモノを購入しておいたよ! コレがないと意思の疎通がスムーズに行かないからね。さあ、そんなくだらないPDAなんて使ってないでさっそくコレを使用したまえ!」

セルティ『なるほど、なかなか使い易いにゃん。え、あれ……ッ!?』

新羅  「気に入ってもらえたかな?」

セルティ『こ、これはなんなのだにゃん!? セルティ、言葉が変になっちゃってるにゃんっ!!』

新羅 「驚いたかい? 語尾を自動で変換するプログラムを組んでみたんだ。これでいつもはぶっきらぼうなセルティもかわいらし……、な、セルティ、なんだいそのいつにも増して巨大な鎌は! やめるんだ! それは買ったばかりの……!!」

 ごしゃーん!

新羅、セルティ『ふたりは仲良し』 完


新羅、セルティ『ふたりは仲良し』 第二回

セルティ 『ただいま、新羅』

新羅   「うわッ! びっくりした! いきなり後ろからPDAを目の前に……! あ、ああ……お帰り、セルティ。今日は早かったね」

セルティ 『新羅、いま、消したパソコンのディスプレイ……」

新羅  「な、なんのコトだいセルティ、いやだなぁ、俺はナニも……や、やめるんだセルティ! ちょ、ちょっとまって!! スイッチを入れたら……ッ!!」

セルティ 『こ、これは……』

新羅  「い、いや! ちがうんだ! これはちょっと前に話題になった韓国のゲームで、女神の首を育てるっていう……ああ! ちがう! 俺はべつに、首に未練があるとか……、ま! まてセルティ! どこに行くー!」

 ヴローン! ヴロロローーー……(フェードアウト)

新羅、セルティ『ふたりは仲良し』 完


新羅、セルティ『ふたりは仲良し』 第3回

セルティ 『新羅。ごはんできたから、キッチンへ』

新羅   「え? あ、ああ。ありがとうセルティ……」

セルティ 『なんのテレビを見ていたんだ? NHK教育か? このチャンネルは』

新羅   「初めて赤ちゃんを産む母親向けのテレビなんだ。ほら、僕とセルティもいつかはお父さんとお母さんになるだろう?」

セルティ 『新羅、おまえ……』

新羅   「見て、これがラマーズ法。赤ちゃんを産むときの呼吸方だよ? セルティも試しにやってごらん? ほら、ひっひっふー。ひっひっふー」

セルティ 『あ、ええと……。ひ……ひっひっふー。ひっひっふー……』

新羅   「やだなぁセルティ、PDAに打ち込んでもしょうが……ああ! セルティ! なんだこれ! なんか天から降り注いできた! 熱い! かに玉あつい!」

新羅、セルティ『ふたりは仲良し』 完


せっかくなので、上の事件は「デュラララ!!」後に起こった事実であるという設定にしました。

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