かずはじめ先生短編集 『UNIFY』
ついについに待望のかず先生短編集が発売されましたー!
うわーん(>_<)この日をどれほど待ちわびていた事か…。
只今管理人、感激で胸がいっぱいです。
まず短編集の発売を知ったのが2日前。
とあるサイトさんの日記で、でした。
ジャンプなんてもう立ち読みすらしていないので情報が遅い遅い…。
それから2日間、わくわくドキドキ。
そして今日、本屋さんの棚に並べられた梧桐さんの表紙を見て…もう顔がメチャクチャにやけてしまって、どうにもなりませんでした。
明らかに不信人物なので、顔を隠す為に風邪を装いハンカチで口元を隠しつつ本屋さんの奥のマンガ棚へ。(かえって不信だろ)
そして5冊ほど置かれた梧桐さんをじっくり吟味し、一番傷のない梧桐さんをレジへ。(だから怪しいってば)
(ちなみに入口のお薦めコミックコーナー(?)にも3・4冊はあったので、本屋さん全体では10冊くらいでしょうか。裏にもあるかな…?とにかく結構入荷されているようで安心…。)
あまりの梧桐さんの素敵さに「梧桐さーん!梧桐さーん!!」と訳もわからず興奮し、店中の梧桐さんを一人残らず買占めたい衝動に駆られつつ、何とか本屋を後にしました。
でも、その後も意識朦朧。
「10冊買っても4000円…20冊買っても8000円……。安い安い…ふふふ…。はっ!でもかず先生の短編集が売れてしまったら明稜の復活という夢には逆効果なのかしら!新連載に話が向かっちゃう!?そんなバカな!!…でも私は所詮かず先生ファンだし…。先生のマンガ家としての評価が上がるなら…ふふふ。10冊で4000円…10冊…。」
と、帰り道30分間、延々と考え続けていました。
その間、自分がどうやって家に向かっていたのか、さっぱり覚えていません。
顔がにやけないように押える事だけはしていましたが…。実際にはどんな不信な人間になっていたのか、とても不安です。
(ちなみに2日後、その本屋さんの棚には3冊しか残っておりませんでした!私の他に6人も!?裏に下げた…とかじゃないと良いな(苦笑))
それはさておき、感想を。
ただし『遊天使』と『外道』のみ。
他はリアルタイムで感想を書いたので、もう書くことないです(^^;)
(ジュウトの方はまだ『オマケ』ページに残ってます。)
『遊天使』
かなり好きです。ツボです。
かず先生らしさがありつつ、それでいて少し新しい試みもあり…。
マインドアサシンっぽさが残っていながら恋愛モノというところが新鮮。
祐理も聖良ちゃんも暗い過去を持っていて、通常のかず先生ならどんどん深刻になっていきそうなところなのに、このマンガではそれが「信じてる」という簡単な一言であっさりと解決。
そして幸せを掴んでいるのですよね。
その、自分の心持一つで幸せになれているところが良いな〜と。
マインドアサシンは結局のところ記憶を壊すという第三者の力で幸せになることが多く、それしか方法が無かったとはいえ、主人公には傷が残り、後味が悪い事が多かったように思うのです。
その点、この話では似たような力を祐理が持っているにも関わらず、結局最後に2人を幸せにしたのは2人自身の心。
それが結末に明るさを与えていて良いと思います。
と、真面目に語ってみましたが、私まったく真面目に読めませんでした…(切腹)
聖良ちゃん…どうしても半屋君に見え…(吐血)
でも聖良ちゃんを「はんにゃん(=半屋)だ〜vv」などと喜んでいるのは私くらいだろう…と思っていたら、結構皆様思っていらっしゃったようで(笑)
私だけが気違いなのかと思い悩んでいたので安心しました(^^;)
ただ…更に「八半だよなー。」とまで思ったのはさすがに私だけだったかも…。
あの祐理が聖良ちゃんにだけベタ甘に優しいのに、その聖良ちゃんに危害を加える他人に対しては非情になるあたり…。
八樹の二重人格っぽい所と通じるものがあるなーなんて思ったのです。
私の八半像って一体…(^^;)
ちなみにこの話はキャラ的にも大好きです。
祐理の「せーらちゃん大好きチュ」が…ツボです(苦笑)かわいいv
そして聖良ちゃん。
初めの方の祐理を殴ろうとするコマと、「あんた やっぱバカ?」「さわるなっていってんだろ」あたり…とっても半屋君です(爆)
他、煙草吸ってるコマあたりは全体的に…。
…だから純粋に読めってば、私よ…(泣)
でも聖良ちゃんは半屋抜きでも良いキャラですよね!女の目から見て好感を持てる女キャラ。
かず先生、こういう女の子キャラを作るのは上手いと思うのです!
『0−Game』のカヤも同じタイプで好きですし。明稜の伊織ちゃんも憧れますしね〜。
うーん、かず先生さすがです(^^)
『外道』
やっと読むことが出来ました…。
この『外道』という作品の存在を知ったのは、何と明稜同人にはまる前。
初めて明稜本を読み、梧半にはまった時なのです。
私が読んだ初めての明稜本がすごくカッコイイ梧半本で、その描き手さんが対談で次のような事を書いておられました。
●「梧桐勢十郎本ですよ!!セージ×半屋ですヨ!夏コミはセージ受ばかりで傷心…。なぜあんな外道が受なんだー!」
▲「そーとーショックだったらしーな。セージは攻だろ君タチ。あそこまでないとなんか腹立ちますな!やっぱりコレは読切を読んでないからなんか?読切を読んでおまえら考え直せー!」
●「今明稜帝やってる人たちの中で、一体何人があのきょーれつな読切をちゃんと読んでいるのか…いないだろーな……。」
という内容。(関係あるところのみの抜粋ですが…。御本人さま方、申し訳ございません…。)
ちなみに夏コミとは98年の夏コミ。
この御本の前記・後記の内容は「梧桐vs嘉神」(しかもジャンプ掲載)です。
その頃は本当に梧桐さん受の天下でした。
そして、私も梧桐さんは受だと思っていた…。(今も思ってますが…)
(まだ工業科の編も起こっておらず愚流編でヒロインになったり(笑)もしてない頃だし、梧半が少なくても当然かな?とも思う…。)
そんな中、こんな読切の話をされては…読みたくなるに決まってますでしょう?
でも私にはジャンプを購入している友人などいないので、誰の救いもなく…。
前置きが長くなりましたが、それから約2年、待っていたのです。
ですから本当に感慨深い…(涙)
ところで感想は…とても書き辛い。
だって梧桐さんスペシャルにしか私にはもう見えない(>_<)
話の内容をじっくり味わう…何て『遊天使』以上に無理な話です!
梧桐さんがさ!もう色んなサービスをさ!!(違うんだってば)
髪は下ろすわ、刺青だわ、ヘソ出しだわ、脱ぐわ、おでこだわ、足の裏だわ!(だからマニアックすぎ…)
もうとにかく冷静に読めるはずがないのですよ(泣)
くすん…もうファン失格ですね、かず先生(>_<)
それはそうと、この梧桐さんの設定が明稜にそのまま生かされているのなら、梧桐さんの過去もこんな感じかな?と思われますね。
少なくとも、母親死亡説は当たってるっぽい。
父親が殺したかどうかは現代モノだけに微妙ですが、とにかくお母さまの死が父親との決別のきっかけであるという点はうかがえると思います。
あと、別世界とはいえ性的虐待が登場した事。それが私にとって驚きでした。
そして「道場の師範代を〜」というあの手紙の一説がかなり衝撃…。
いや嘘か本当かの問題ではなく、ああいう内容に梧桐さんが絡むという事が…。半屋君なら有り得そうなのですが…(オイ!)
かず先生『マインドアサシン』の頃から(「から」とは言えないですが…)幼児虐待と性的暴力…問題に出す事が多いじゃないですか。
『0-Game』もある意味性的問題絡みだし。
でも明稜においては一向に性的問題の方が出てこない…。
現代モノだからだろうと思いつつ…「イジメ」「幼児虐待」はあれだけ描いておきながら性的部分は無しって…ちょっと気になって…。
(それに現代モノだからこそ援助交際とかは問題に出そうなものなのでは?とも思う。)
そこでそれが絡むかも…と予想されたのが、梧桐さんの過去だったのですよね。
梧桐さんの過去に関しては、そういう部分もあったのかも…と思われて(汗)
『外道』ではモロに子供に対する性的虐待が描かれているので、その中で梧桐さんに嘘でもあんな事を書かれては(書いたのは伊織ちゃんですが)そりゃあ疑いたくもなるってもんでしょう…。
どうなのよ、梧桐さん。(どうなのよ、じゃないだろ)
梧桐さんがどうのという事はとりあえず冗談にしても(というか梧桐さんに失礼…)明稜では登場しなかった性的虐待が登場したことに些か驚いた事は確かです。作品は違えども。
ちょっと深夜に書いてるせいで裏っぽい内容になってしまいましたが(苦笑)とにかくあの虐待された少年に自分を重ねて怒る梧桐さんに、何となく梧桐さんの過去を考えさせられてしまったのでした。
うーん…何を書いてるんだか(汗)
ところで梧桐さんがお出かけする時はツノ頭で、身内といる時は髪を下ろしているという『外道』での設定は明稜にも通じているのでしょうか?
かず先生にお聞きしたいところです。是非に。
だって…つまりは原作以外のプライベートでは梧桐さん髪の毛下ろしてるって事ですよ!!
梧半本とか、全部描き直さないといけないほどの大事実(笑)
でも梧半でこの設定はおいしい…。
伊織ちゃん以外では、半屋君のみが梧桐さんの髪下ろし姿を知っていたりするのですよ?
あああ、ロマンですね!(爆)
それと、梧桐さんがなにやら可愛らしい服をお召しなのも気になる(笑)
特にあの宿でのヘソ出しファッション(…)に関しては、ノースリーブに肩ボタン外し…。
あんな格好で煙草とか吸われても…迫力無い(笑)
正直なところ、「梧桐受の人、コレを読んで考え直せ!」と上記の本で書かれていたこの『外道』という読切は、返って私の梧桐さん受疑惑を増幅させただけでしたよ…(苦笑)
もう目が完全に腐っているからなのでしょうか…?
何より私にとって衝撃だったのは「伊織」と呼んで膝枕をしてもらう、あの最初の座ってるコマ!
梧桐さーん!!
ダメよ!その座り方は!!と叫びましたよ、ええ。
あの色っぽい女の子座りに、裾から覗く細い足首…。(だって本当に細い…)
他でどんなに外道っぷりを発揮しようと、このコマだけで完全に梧桐さんは受だと感じた…(死)
あ、あと、最後の方の梧桐さんも…。あの振り向きざまの肩甲骨と、服をだらしなく着た感じが…。
梧桐さんの色気に困惑…。
というか、カッコイイと感じてくれよ、私の五感(泣)
と、ここまで書いて「また梧桐受かよ、この管理人…」と思ったそこのアナタ!
この話にはその先があるのですよ!
『外道』から『明稜』にキャラが移った際、梧桐さんの刺青は半屋君に継承(笑)された訳ですが。
私はこの刺青を「色気の紋章」と命名する事に決めました!(バカ)
だって、この『外道』における梧桐さんの色気は、明稜における半屋君の色気なのですよ!
あの煙草を吸うときの気だるい感じ!横顔の色気!
刺青と共に梧桐さんから継承されたのですよ〜。
明稜の梧桐さんにはあの気だるい感じはないし、何より肌の露出が極端に少ない。
真面目だからとはいえ、『外道』の梧桐さんとはそういう部分も違うな〜と感じました。(露出が無ければ、それはそれで受っぽくもありますが(笑))
そんな訳で明稜では梧半なのですよ!ええ!
『外道』における梧桐さんの受っぽさは半屋君へ移ったわけですからね♪
うーん、本当に何を書いてるんだか(汗)まともな感想も書かないと…。
梧桐さん以外では、クリフがツボですね!
だって性格クリフなのに、強いんですよ!?
梧桐さんに「お前の手下では相手にならん」とか賞されてるのです〜v
強くてかっこいいクリフって何だか新鮮でした。素敵…。
伊織ちゃんは言わずもがな、もちろん素敵なのですv
この2人の関係は、ほぼ明稜に受け継がれていますね。
ただ…梧桐さんの口から「夜のお供」などという発言が飛び出すとは…。明稜の梧桐さんとは違うと分かっていながら、それでも困惑しました。
明稜で伊織ちゃんの事をそんな風に言ったら、多分梧桐さんに殺されるよね(笑)
そんな梧桐さんのギャップがまた面白かったです♪
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以上です。バカな事ばかり書いてすみません(汗)
とにかく幸せですv
そんな幸せな今の気持ちを残しておこうと思いまして、自己満足ではありますが『UNIFY』の感想に一ページを設けました。
終わります。