花火の記憶


いつも通りの喧嘩の後。
梧桐は腕時計を見て珍しく、早く帰ろうと半屋を促した。
「勝手に帰ればいい」と言っても、梧桐は半屋を「早くしろ」と待っている。
正直、身体のあちこちが痛んで直ぐには立ちあがりたくなかったのだが、それでも梧桐に見られているので、無理矢理立ち上がる。
喧嘩に負けた後のせめてもの強がりだった。

着いて来い、とだけ言って、梧桐は電車に乗った。
妙に混んでいる車内を不快に思いながら、それでも黙って電車に揺られている。
そして熱気で曇ったドアの窓から外を眺めている。
背を向けたまま、一度も梧桐の方を向かなかった。
傍から見れば、同じ制服を着ているだけの他人に見えていたかもしれない。
梧桐も相変わらず分厚い本を黙々と読んでいた。

「降りるぞ。」
不意に声をかけられて顔を上げると、そこは梧桐の降りる駅の一つ手前の駅だった。
半屋が降りる駅でもない。
だが、梧桐がそのまま降りて行くので、半屋も仕方なく電車を降りた。
と、同時に混み合っていた車内から一度に大量の人間が降りていく。
その時になって、半屋は今日が確か祭りの日だったと思い出す。
そう言われてみれば、この駅は半屋と、そして梧桐が小学生の頃住んでいた土地だ。
3年だけ共に過ごした小学校がある。
その周辺で祭りがあり、毎年電車は混み合うのだった。

だが、半屋は人込みをあまり好まず、それは半屋が知りうる限り梧桐も同じだった。
だから、梧桐が祭りを楽しみに来た訳ではないとは思う。
大体怪我人を強引に連れて来て、その目的が祭りだとしたら、馬鹿馬鹿しくて当然付き合いきれない。
他の目的があるのだろうと、半屋は梧桐の後ろを歩きながら思っていた。

梧桐は半屋が予想した通り、人込みの少ない裏道を選んで歩いた。
そしていかにも喜びそうな様々な食べ物の前をも、わき目も触れず通り抜けて行く。
とにかく時間を気にしている。
梧桐にしては珍しい事だった。

そのまま、賑わう街を抜けて静かな高台の公園に着いた頃、2人の息はすっかり上がっていた。
その公園には石垣があり、そしてそれに添って細い階段がある。
上ったその先に、昔は半屋の住む家があった。
半屋は過去にはあまり執着しない性質だったが、それでもやはり何処か懐かしく感じられた。
 

 


梧桐がその階段を上っていくので、何となく半屋も後から上っていく。
あの頃首の辺りまであった黒い柵が、今の自分には軽く捕まる事が出来るほど低かった。
そしてずっと後を追って見ていた同じ相手の背中も、やはり大きく、広くなっている。
そんな事を意識してしまった自分が恥ずかしく思えて、梧桐の姿から半屋は目を逸らした。

と、その時、大きな音と共に辺りが明るくなった。
花火の光に照らされた。
高台にあるこの公園の更に高い場所にいる2人には、より一層明るく感じられる。
あまり物事に興味を示さない半屋も、思わず夜空に目を向けた。
その美しさは十分に半屋の視線をも釘付けにした。
子供のように、半屋は純粋な感動を覚えていた。

だが、花火の光が一瞬途切れた時、半屋は嫌な事に気が付いた。
梧桐の視線を感じる。
目を向けると、やはり梧桐は半屋を見ていた。
しかも何故か微笑みながら。
「…んで見てんだよ。」
花火見てろよ、花火…とぶつぶつと言いながら、また目を逸らす。
今度は花火を見ようとしたのではなく、どちらかというと照れ隠しの為に。
梧桐のあんなに穏やかな笑顔を、半屋は初めて見たように思う。
しかもその表情でずっと見られていた事に気が付いてしまった。
いたたまれない気分。
目を逸らしても、梧桐の存在を意識せずにはいられなくなってしまった。

「思い出さないか?」
そう問われて視線を戻すと、梧桐は相変わらずの表情で半屋を見ていた。
顔が熱くなってくる自分が腹立たしいと半屋は思う。
「何を?」
梧桐の表情に落ち付けない半屋が即座にそう切り替えすと、もう少し真面目に考えんか、と梧桐は少し不機嫌な表情になる。
その見慣れた表情に内心ほっとした半屋は、改めて梧桐の言葉を反復する。
思い出す事。
記憶の糸を手繰っていくと、案外あっさりと思い出すべき出来事を探し出す事が出来た。

この場所で、昔一度だけ梧桐と花火を見た事があった。
 

 


「何故こんなに混んでいるのだ?」
祭りの人込みを抜け、不快なざわめきが遠退いていく。
そして、やっと相手の声が届くようになった時、梧桐のそんな呟きが聞こえた。
不思議そうな、不機嫌そうな声。
「何でって…。そんなの祭りだからに決まってんじゃねぇか。」
そう、半屋は何気なく答えた。

今日は通学路の商店街で祭りをやっていた。
地元の小さな祭りだけれども、当然人は何処からともなく集まってくる。
放課後、喧嘩をしていて帰りの遅くなった2人はその祭りの人波に飲まれたのだった。

「そんな事は分かっている。だが、昨日の帰りはこれほど混んではいなかったぞ?」
梧桐は同じ歳だが半屋よりも賢く、普段は半屋を相手に疑問を投げかけたりはしない。
その梧桐がこんなに簡単な、易々と答えられる事を問いかけるので、半屋はそちらの方を疑問に思って顔をしかめた。
「昨日は「何とか行列」とかいう下らねぇ事やってたろ…。花火の方が混むに決まって…。」
そう答えながら、梧桐の表情の変化がないので言葉を切る。
何で納得したような顔にならないのか、半屋の方が困ってきた。
その上、「花火?そうなのか。でも、何故花火があると人が混むのだ?」などと、更に不思議そうな顔をする。
短気な半屋は呆れを通り越して、怒りを感じ始めていた。
大嫌いだと思っている相手、しかも喧嘩で負けた相手と一緒に帰っている事自体不本意である上に、梧桐の言動は訳が分からない。
そもそも梧桐には理解しがたい点が多過ぎる。
まだ付き合いの浅い半屋にとって、梧桐は謎多き人物なのだ。
そんな相手と一緒にいるのは息苦しい。
だからさっさと別れて帰りたいと思っているのに…。

「だから!んなの花火観に家族連れとかが来てるからだろ。誰かと一緒に花火観ようとか浮かれるもんだろ、普通は。」
家族連れとか恋人とか花火観に一度に集まるから人も増えんだよ!と下手なりに説明付けて半屋は怒鳴った。
その時、梧桐の表情が一瞬曇った事に半屋は気が付いた。
少し傷付いたような表情に見えて、半屋は戸惑いを覚えた。
こんな梧桐は初めて見た。

それでも、梧桐は理解したらしく、階段を上り始めた。
半分辺りまで、お互いに無言で歩みを進める。
と、その時、辺りが明るくなった。
問題の花火が始まったらしい。
あまりの明るさに目を細めつつ、半屋は花火に目を向けた。
こんなに花火を間近で見たのは初めてだった。
通常よりも大きく見えるその花の大きさは迫力があり、派手な美しさに圧倒される。
驚きつつも観ていると、小さな呟きが花火の音の合間に聞こえた。

「キレイだな…。」

その声に梧桐を見ると、半屋以上に驚いた表情で花火をひたすらに見詰めていた。
そしてその驚いた表情の中に、また先程の翳りを感じる。
かける言葉など見付からない。
それでも花火よりも鮮烈に梧桐の存在は半屋の意識を引き付けていて、その横顔から目が離せなくなってしまった。

まだ梧桐勢十郎という、その人物の事はほとんど知らない。
それなのに、半屋は梧桐が誰にも見せない、最も深い部分を垣間見てしまった。
きっと、梧桐はこの時初めて花火を観た。
恐らく生まれてから12年、誰もこの子供を祭りに連れて来ていないのではないか。
あんなに学校では騒いでいて、友達だって沢山いるのに…。
一緒に遊びに行こうと、祭りに誘い合う事もないのか。
半屋にも、そういった仲の良い友人などいない。
だが、梧桐にはいると思っていた。
学校で見る普段の梧桐には、祭りで大騒ぎする姿など簡単に想像が付く。
きっと、誰もがそういうイメージを持っているはずだ。
それなのに、目の前にいる梧桐から感じられるのは…。

「花火というのは確かにキレイなものだな。」
その声に気が付くと、もう辺りは再び暗くなっていた。
あれだけ派手に打ち上げられていた花火が、もはや半屋の目には映っていなかった。
夜風に薄く火薬の香りが混ざっている。
半屋は何も答えなかった。
そして梧桐もそれ以上何も言わなかった。
半屋の答えを待つ事もせず、背を向けて再び階段を上っていく。
小さく「じゃあな」とだけ声をかけて、半屋とは反対の道を走って行った。
半屋はその後ろ姿を初めて最後まで見届けた。
あれだけケンカの強い梧桐でも、その背中は小さなものだった。
すぐに暗闇に紛れてしまう。
半屋は本当に梧桐の事を何も知らない。
その背中を見送りながら、初めて思った。
あの暗闇のその先には何があるのだろう。
何が梧桐を迎えているのだろう。

半屋は静かな夜道に一人立ち止まっていた。
夏の終わりの温い風が、道のその先へと流れていった。
 

 


半屋があの日を思い出した事を、梧桐は表情から容易く読み取った。
何も言わない半屋から視線を逸らし、花火に目を向ける。
そうすると、半屋も花火に視線を戻した。
半屋は会話をする事が苦手だから、梧桐はあえて返答を求めない。
半屋が話したいと思う時にだけ口を開けばそれで良いと、梧桐は思う。

2人はただ黙って花火を見ていた。

夜風に火薬の香りを感じて、あの日を懐かしく思う。
梧桐も半屋も成長し、多くの物を得て、多くの物を失った。
変わらない物などないのだからと、梧桐はそれを受け入れていた。
だが、それでも今、失いたくない物がある。
あの日と変わる事なく美しい、今日の花火のように。
大切な思いを、大切な存在を繋ぎ止めておけたなら。

花火が終わると、急に辺りは薄暗く静まり返り、2人の間に流れる沈黙を意識させる。
気まずい雰囲気に耐えかねて、先に口を開いたのは半屋の方だった。
「なぁ…何でこんなに花火がよく見えんのに誰もいねぇんだろうな…。」
確かにその通りなのだが、半屋らしくないどうでも良い話題に梧桐は思わず吹き出した。
半屋は笑われた事に怒っているが、その姿が梧桐には更に微笑ましかった。
薄暗くなった今となっては、半屋の顔など口元くらいしか見えはしないのだが、それでも梧桐にはその表情が手に取るように分かる。

「そうだな。」
そう言って、梧桐は半屋の手を取り、そのまま自分の方へと引き寄せた。
抱きしめると、自分の肌に触れる半屋の耳や頬から異常な熱を感じる。
口では散々な悪態をついて逃れたがっているのだが、半屋の声だと全く腹が立たない。
自分の腕の中で真っ赤になっている半屋の姿を思い浮かべ、梧桐は更に抱きしめる腕に力を込めた。
この上ない幸せを感じて。
 

 


時が止まってしまえば良い。
半屋を思う自分の気持ちや、腕の中の半屋が抱く自分への感情。
半屋が持つ汚れのない純粋な心や、誰にも屈する事なく、何度打ちのめされても立ち上がる精神の強さ。
そういった様々なものを、今の梧桐は大切に、いとおしく思うから。
だから彼らしくもなく心から願う。
半屋を腕の中に永遠に止めておければ良いと。

これから先、半屋は一人の人間として、オレの知らない世界を生きる。
いくらオレが半屋を大切に思い、守っていたいと思っても、四六時中傍にいられるはずもない。
社会はきっと牙を剥き、半屋に様々な苦しみを与える。
未来の中で、何が半屋を変えるだろう。
オレは何を失うだろう。

こんな事を梧桐が恐れているなどと、半屋は知る由もない。
それでもこうして梧桐が自分を強く抱きしめる時には、何か苦しみがあると長い付き合いで分かっている。
半屋は仕方なく抵抗を止め、梧桐が満足するまで待つことにした。

あの日と同じ温い夜風が、まだ火薬の香りを運んできていた。
梧桐は半屋を抱きしめたまま、その耳元で口を開く。
「あの日、オレは初めて花火を見た。そして今日が2度目だ。」
半屋はくすぐったさに身を竦めたが、逃げようとはしなかった。
逃れるべき話ではないと、無意識に判断したらしい。
そういった真面目さが昔から半屋にはある。
そんな半屋の性格を知っていながら利用する自分を梧桐は情けなく思う。

「またいつか、こうして花火を観に来ような。」

そう言って、一瞬抱く力を強めた後、梧桐は半屋を解放した。
そして直ぐに背を向けて、階段を上って行く。
半屋は返事らしき声を発する事無く、ただ梧桐の後ろから階段を上った。
あの日と同じように、ただ黙って。
 

 


結局駅まで戻る途中も、電車の中でも、2人は黙ったままだった。
その沈黙の中、お互い何かを考えていたのだが、それを伝え合う事はなかった。
また来る時と同じように、他人のような空気が2人の間には流れていた。

梧桐の降りる駅は一駅先だったので、3分ほどで見えてきた。
半屋が顔を上げると、梧桐は目だけで別れを告げて、ドアの前に立つ。
その後ろ姿を、半屋は見るのが嫌いだった。
梧桐はいつも、そのまま振り向く事はないから。
そんな事を寂しく思う自分になど、半屋は一生気が付くことはないのだが、それでも嫌だとは感じていた。

半屋は、その後ろ姿から今日だけは目を逸らさずにいた。
梧桐はその視線に気が付いて、珍しい事だと思いながら開くドアからホームへと降りる。
そしてやはり振り向きはしなかった。
別れの時に、半屋の表情を見るのが辛いと感じるから。
どんな表情をされても、離れられなくなると思うからだった。

その時、「梧桐」と名を呼ぶ半屋の声が聞こえた気がした。
下車する人にぶつかりながら梧桐は立ち止まり、まだ開いているドアから車内を見る。
髪の色で直ぐに見付かった半屋に「呼んだか?」という視線を向けると、半屋は少し戸惑いを見せた。
だが、電車のドアは直ぐに閉まってしまうからか、そのまま焦ったように口を開く。

「また来年、な…。」

空耳かと思う程に意外な言葉が、確かに半屋の口から発せられた。
そのままドアを閉め発車した電車に、半屋は連れ去られていく。
梧桐はその電車が見えなくなるまで、ただ呆然と眺めてしまっていた。
電車が去った後の風に吹かれ、前髪が揺れる。
その感覚に意識はやっと呼び戻された。

電車の中や駅のざわめきと、発車間際のアナウンスの声で、半屋の言葉は掻き消されてしまっていた。
きっと他人には聞こえなかったに違いない。
梧桐にだけはそれでもはっきりと分かった。
声など僅かにしか聞こえなかったとしても、その口の動きや表情で、梧桐になら伝わる。
半屋の優しい言葉が。

「来年、か。」

梧桐はそう言葉を反復して、静かになった駅のホームで瞳を閉じた。
自然と表情が緩む。
こんな穏やかな表情を、きっと誰も、本人すら知らない。

「いつか」という梧桐の言葉は、迷いから出たものだった。
来年、再来年、10年後や20年後。
2人の関係が変わってしまったら、その確かな時を定めた約束は守られなくなる。
恐らく梧桐は半屋を思い続けるだろう。
その感情は揺らぎ、例え薄れたとしても、半屋の全てを忘れる事は決して無いだろうと思える。
だから約束の時を「いつか」と定める。
梧桐は傷付きたくないと無意識に逃げたのだ。
半屋と約束を交わして、それが破られる事を恐れた。
半屋を思い続ける自分が傷付けられる事のないように。

何も考えていないのだろうな、と梧桐は思う。
自分のように半屋はごちゃごちゃと考える事をしない。
ただ「いつか」という言葉に何となく梧桐の本心を察して、言い換えてくれたのだろう。
曖昧な約束を、確かな物へと。
その「来年」に、自分が約束が守れるか、守れないかなど、半屋は考えないのだ。
だが、そんな無意識に出た言葉だからこそ、梧桐には嬉しい。

考えるのは止そう。
半屋のように、ただ今だけを思えば良い。
どうなるのかも分からない未来よりも、ただ生きている今だけを。
未来など、不安に思ってもどうする事も出来ないのだから。
自分の為に約束をくれた、大切な人をただ今は大切にすれば良い。
嬉しい出来事なのだから、素直に喜べば良い。
例え来年、何があったとしても、今日幸せだと感じた事を後悔する事はないだろう。
約束が破られる可能性を恐れるなんて、無駄な事をしていた。
今はただ2人で観る花火を楽しみに。
それで、きっと構わないのだ。

「サルに教えられるとはな…。」
そんな事を呟きながら、梧桐は静かなホームを1人歩いた。
電車の消えた方向へと、線路の上を夜風が流れていく。
梧桐はもう一度、その先を見詰めて、そして笑った。
「来年な、半屋。」
そんな独り言を呟きながら。

花火の記憶は、いつも半屋が与えてくれる。
半屋だけが、夏の記憶を暖かい物へと塗り替えていく。
これからもそうであれば良いと、そう思いながら、梧桐は半屋が消えた先をもう一度振り返り、そして再び歩き出した。
 
 

 


10000HITリクエスト。鹿野ミキ様に捧げますv
頂いたリクエストテーマは『花火』でした♪
「トークでもイラストでも」という事でしたが、念願の10000HIT!という事で、勝手に浮かれてイラスト付き小説(?)という形にしてみましたv
いかがでしょうか?鹿野さん(^^;)
少しでも喜んでいただけると良いのですが…。
リクエストありがとうございました♪とても嬉しかったですv

それにしても私ってばワンパターンですね(汗)
自分で読み返して「小学校の頃〜」のあたりで「また過去話かい!」と自らツッコミを入れてしまいました…。
す…すみません(大汗)
大体、何故「花火」という明るいテーマを頂いておきながら、何となくしんみりするのだ…?
もっとこう…梧桐さんが打ち上げ花火を半屋君に向けて大騒ぎ!とか、梧半らしい花火風景があるだろうに!
そして梧桐さんがはしゃぎすぎて火花が少し半屋君の腕に!
大した事無いのに、梧桐さんが大慌てで半屋君の腕を掴んで水につけさせたりしてさ〜。
離せって喚きながら赤くなる半屋君。そして良い雰囲気に…。
そういう話を梧半と言わないか?(これはこれでワンパターンですが…。)

でも、私なりに真面目にじっくり考えて書きましたです。(自分で言うな)
その結果、私らしい梧半に仕上がったかな、という感じが致します(^^;)
遅くなってしまったのですが、「何となく寂しい夏の終わり」というのをイメージして書いたので、そんなほんのりとした切なさを感じていただければ幸いでございます(^^)
またもや長いお話でしたが、最後まで読んで下さった方、ありがとうございましたv