SWEG V22-01,V22-02機関車

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V22-01,V22-02はドイツ、MosbachにあるGmeinder社で1965年に製造(No.5413,5414)され、主にSWEG(南西
ドイツ鉄道会社)の支線,ヤグスタール鉄道(日本風に言うとヤーグスト渓谷鉄道?)で運用されていたナロー(750mm)の
ディーゼル機関車ですが、連結しての運用がされて、Jagsttalクロコダイルとも呼ばれていました。
モデルニックスの電車ユニット(12V)に、パワー不足を感じていたところ、2台連結しての運転(12Vユニットで2モーター)が
可能なようなので、南西ドイツ鉄道風にチャレンジします。(下周りがスケールフリーなので..南西ドイツ鉄道風としました)

工作のメインはボディになりますが、材料はこれも、スチール物置の
壁面材(0.3mmの鉄板いわゆるトタン)を使いました。曲げ加工され
ているので、平板に戻す作業からはじまります。

ラダーフレーム(駆動部分)です。
2台作ることになります。
窓抜き後の状態
窓枠部分と周囲は丸曲げ加工し
強度を出します。
朝顔型カプラの形状
は角型でしたが、今
回は丸型にしました。
バッファーは可動しま
す。
窓抜きは、板厚がうすいので、ジグソー
や糸鋸が使えないので、ドリルで穴あけ
し、金切りバサミでくりぬきます。
キャビンははリベットでカシメ
組み立て、機関部のカバーとは
螺子で仮止め状態
屋根とキャビンのR部分の丸曲げ
部分はワイヤーの芯を入れてあり
ます。
M+Fのカタログの写真(HO)
albaの書籍SWEGの写真
機関車の寸法など不明なので、M+Fのカタログに掲載されているHOナローの写真から寸法を割り出しました。
また、albaの書籍SWEGもディティールの決定などの参考にしました。
材料の角パイプと鉄板
12Vのモータをパラに結合して動作するか
確認。

ボディー側面
ボディー後面
ボディのディティール製作に入る前に
負荷をかけた状態での連結運転が可能か
確認しました。コントローラのヒューズは30A
ですが、15Aのヒューズを入れ子供2人で
仮運転をしました。
ラダーフレーム(駆動部分裏側)
です。

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とりあえず連結可動が確認できたのでディティールアップの部品作成をすることにしました(その1)。
写真ではボンネット上部に
出っ張りがあるので、薄板
で曲げ加工し、通気口ぽい
部分があるるのでメッシュ
で表現しました。
サイドには点検口を薄板で
表現
排気カバーと排気口の加工。
排気カバーは廃材の薄板を曲げ加工。
排気口は少し厚め(0.6mm)の鉄板と
ワッシャ、真鍮パイで表現。
排気カバーはキャビン、排気口は屋根
に取り付ける予定なので、嵌めあい方法
を検討中。

ボンネット前面のラジエターグリル。
箱曲げした枠に切り出した細板を
半田付け
薄板を金切りハサミで
4mm幅に切断
j曲がりを修正
ミーリング加工で3mm
幅に削り出し
ボンネット付く前面上部のヘッドライト
を作成、ライトのフレームはステンレス
のワッシャを加工
左(加工前) 右(内径を切削し細くした
もの)
ライトの筐体は真鍮板を
切り出し半田付け
ワッシャの内径切削は
チャックの溝に引っ掛け
て固定。
レンズの抜き型を製作。
抜き型で型抜き作業
レンズの材料に、CDの
ハードケースとPETボトルを試作
CDケースは加熱しての曲面表現
をするとその後で型抜き時に割れ
てしまうので、結果としてPETボトル
で表現することになった。
真ん中がPETボトル
下がCDケース

ボンネットの上部のエンジン吸気口(フィ
ルタ?)の表現は、お皿状のカバーを銅
で打ち出すことに。
在庫がある銅パイプを切り開いて銅版を
焼きなまし打ち出し加工(2〜3回焼きなま
しをしました)
左から
板状にした銅版
円形にカットした状態、整形途中の状態
整形が完成した状態
(試作検討中)
上は受け型と押し型
ディティールアップパーツの作成(その2)

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ヘッドライトのレンズの材質を
ガラスで試作
酸化物が付着して黒っぽくなって
しまった。
上蓋を取り外し可能に変更
ボンネットにヘッドライトとフロントグリル
を取り付けた状態
ライトのフレームは厚みが足らない
のでステンレスのワッシャーから
アルミ合金に変更
ボンネット上にある
エンジンのエアフィルタ(?)
笠の部分は銅版から打ち出し。
ホーンは銅パイプから整形
筐体は鉄板を箱曲げで
半田付け
屋上機器は写真から
形状を推定。
ベンチレータとベル(?)
ベンチレータは鉄板、ベルは
銅版から打ち出し。
屋根とキャビンの固定方法はスプリングで
キャッチする方式材料は梱包用のスチール
バンド
内側から見たキャッチ
取り付けはアルミリベット
仮置きの屋上機器
屋上機器は半田付け
キャビン後側
ライトのフレームはM8のステンレス
ナットを段付き加工で内側は中繰り
ライトフレームの中ぐり加工
前側にある補助ライト

ライト本体は袋ナットを加工
手すりは普段はピアノ線を使い
ますが、今回は2mmの針金
若干曲がりが気になりますが
我慢です。
組み立ては半田付け。
袋ナットの加工
ボンネットの手すり
材料はこれも2mmの針金
ピアノ線に比べ大幅コストダウン
です。
中間のステーは銅パイプから加工
キャビンの手すり
ボディーの取り外し
のため下側は省略
とりあえず、塗装。(少しセッカチ)
塗色はBEMOのカタログではオレンジ
でしたが、実写真は印刷の関係か赤味
がつよかったので、好みで赤っぽくしました。
.窓はCDのケース(スチロール?)を利用。
バローベのN0.0糸鋸で切り出しました。
ウエザーストリップは3mmのアルミ針金を
使ってみました。
キャビンサイドの窓枠はアルミ材
を削って、接着しました。
ワイパーは前部のみに付けました。
材料は真鍮で、ラバーは電線の
被覆を接着。
これで、上回りはほぼ終了です。あとはライニングなどのお化粧が残っていますが、
次からは、台車下回りの工作に移ります。

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板台枠(ダミー)の表現は0.7mm
 の鉄板を使用しました。外形は
金切りバサミで切断。その他の切り
抜き部分はドリルで穴あけして、
ジグソーで切り抜きました。
曲げに対する強度を出すため、上下左右は
曲げ加工しました。
上側は折り曲げ加工後
金切りバサミが使えない部分は
ジグソーの歯を細くしたものでくりぬき。
軸受け部分も同じ鉄板で表現
板台枠のロッド(もしかしたら
ブレーキロッド?)2mmの針金と
箱曲げし鉄板で表現半田付け。
軸受けのダンパーは軟鉄の丸棒
から削り出し。
ダンパーを軸受け部分に取り付け。
取り付け用のブラケットは板金加工。
軸受け部分のスプリング(?)
は厚板を切り出し、溝加工し
表現
軸受け部分にスプリングを取り付けた
状態。
左右のエアータンクはパイプの両端
に曲げ加工した鉄板を半田付け。
右側の台枠
左側の台枠
エアータンク、フィルタその他の機器を
配管、パイプは2mmの針金
機関車のエンドビームに
カプラー、エアー配管
その他の部品を取り付け。

先頭の機関車の前側だけ、
実際に似せて角形のバッファー
に変更。
先頭のカプラーの部品。鉄板を銀蝋付け
バッファーは可動するようにした。摺動部分はプランジャー、
バレルで角型ハウジングに収納
機関車の砂箱は0.3mmの鉄板
を箱曲げ、半田付けで表現。
後ろ側はステップの影なので、
スペースの関係もあり、省略
キャビンのステップは0.7mmの
鉄板を曲げ加工し半田付け。
V2201機関車(牽引側)
ライニング(塗装)はエナメル塗料で
烏口を使いライン引きし、塗装しました。
銘板は簡易エッチング
(真鍮板にサインペンで
文字を書き、エッチング
液に浸す)記入文字は
Gmeinder社のHPの
資料を参考にしました。
線路に載せて完成
これで、とりあえず完成です。
この後の予定としては、来年ですが、ラダーフレームの幅を正規のスケール(狭める)にする改造を予定しています。
ライトのレンズはスチロールを
切り抜く方式に変更しました。
カッターは自作です。赤色燈は
自転車のリフレクターを
加熱して型押ししてつくりました。
型押しした赤色燈
自作のカッター
スチロール板
をカット
銘板
当工房で製作したモデルや作業のご紹介です。
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