ガイドライン棟瓦工法 
屋根耐震施工
震度7の地震に耐える棟瓦の紹介

阪神・淡路大震災震度7クラス「1G」の揺れに耐える。
  「ガイドライン工法」は、巨大地震(震度7)にも耐える耐震工法です。一般の木造建築の場合、地震時にもっとも揺れの影響を受けやすいのが屋根の一番上の棟部分。こうした部分ごとの耐震実験や実物大の家屋による振動実験の結果を受け、巨大地震の揺れにも対応できる工法としてまとめられたのが「ガイドライン工法」です。
※直下型地震では、局地的に阪神淡路大震災の数倍の加速度が確認されることがあります。
※「ガイドライン工法」は今回の実験こより、屋根の上の応答加速度1314ガルに耐えることが実証されました。

日本瓦屋根の標準棟工法

千葉県東方沖地震被害調査報告書





【棟の施工】ガイドライン工法 棟芯材により棟の水平方向の外力を保持します
棟は地震、強風などによる応用の影響が一番作用する部分であり、補強は必然的である。補強方法は7寸丸瓦又は一体棟瓦伏せの場合、芯木を野地に固定し7寸丸瓦又は一体棟瓦をパッキン付ステンレスネジで固定する。のし積み棟の場合はのし瓦とのし瓦を互いに緊結する。冠瓦の緊結は棟木より出した緊結銅線で止め付ける方法及び、棟木に取り付けたボルト等に芯木を固定し冠瓦をパッキン付きステンレスネジで緊結する方法とする。棟土については、なんばんしっくい、又はモルタル土を使用する(JASS12による)。


ガイドライン工法 「棟」
のし瓦は構造部材に取り付け
従来の棟積み工法

日本瓦屋根の棟は屋根、最上部に施工される瓦で、のし瓦とナンバン

を交互に重ね合わせ最上部に冠瓦「丸瓦」を乗せ日本瓦屋根の風格瓦造形

及び日本瓦屋根のデザイン展、は棟瓦が重要な役割が有ります

近年地震による棟瓦の被害被害が多く、昨年夏の静岡県地震でも

日本瓦屋根の、棟瓦[のし瓦」の多くが固定されていない為に地震に弱く

約8000棟位の棟瓦が被害を受けました。

ガイドライン工法 「棟」
熨斗瓦5段積み 防腐芯材は2段使用



震度7の地震に耐えるガイドライン工法 「棟」

ガイドライン「棟」工法の施工説明

写真1下里4区センター日本瓦屋根「棟」切妻屋根工事

@垂木にアンカー「強力棟金具」の取り付け「垂直方向」の保持力

A和型桟瓦の最上部に台面なんばんで台面を作るその上にのし瓦

水平に葺きのし瓦の穴に釘を差し込み、釘にワイヤーを緊結する

Bアンカー「強力棟金具を1m間隔」に防腐芯材を取り付け、のし瓦

を左右に緊結する同じ施工で、のし瓦を数段重ね最上部に冠瓦
を固定して完成
地震の外力に強力棟金具が垂木に固定され、防腐芯材が棟瓦の
水平方向の外力に耐えます



ガイドライン工法 「棟」

丸栄陶業株式会社
商品名 不動のし瓦

不動のし瓦「のし瓦中央部に突起が2個」
中央部に防腐芯材を入れ のし瓦を左右に葺き
この突起を利用してワイヤーで熨斗瓦を緊結
この工法は@Aより水平方向からの外力に強い

何故か従来の、のし瓦より施工が楽で水平方向の強度あるのに製造打ち切り

平成12年10月 屋根施工


ガイドライン工法 「棟」
垂木に強力棟を固定して、防腐芯材を強力棟に固定
左右に屋根土を置きのし瓦を置き左右の、のし瓦をワイヤーで防腐芯材に緊結取り付け
同じ工程で1段 2段 3段4段と積み重ね最上部に
冠瓦「丸瓦」を固定する

ガイドライン工法 の特徴は棟外部に銅線などが
見えません

平成12年3月
屋根工事 桜井 瓦店



建築基準法

ガイドライン工法の棟瓦写真

日本瓦屋根棟瓦工事
ガイドライン工法の棟は棟内部でのし瓦を緊結する為
棟外部より 銅線又は ステンレス線などが見えません

阪神淡路大地震震度7に耐える工でアンカーに防腐心材

をいれ全部の、 のし瓦を銅線又 はステンレス線で止める工法 

棟の外部に銅線が見えません。震度7の地震は水平方向に

1G「棟の重量と同じ力が水平方向にかかります」


ガイドライン工法 「棟」

下里4区区民センター

平成14年8月4日

屋根施工 日本瓦屋根 熨斗瓦5段積みガイドライン工法

防腐芯材は2段使用 防腐芯材にのし瓦を取り付け

建築工事 竹沢建設

屋根工事 桜井 瓦店



従来の地震に弱い棟工法の特徴

棟瓦「熨斗瓦」を外部より簡単に銅線などで束ね工法で
固定部材の銅線などが外部から見えます

地震による日本瓦屋根の棟瓦の脱落の被害 航空写真
ブルーシートで棟部を覆う
熨斗瓦が構造部材「垂木 隅木など」に固定されていない
従来の棟積み震度6弱で棟瓦の脱落
地震による棟瓦の脱落はのし瓦が構造部材「垂木隅木
に」取り付けて無いために棟瓦が脱落します。


千葉県東方沖地震被害調査報告
 建築基準法第39条2項に基つく告示 s46建告109号

           粘土瓦と安全性

          瓦屋根耐震実験報告書
          ガイドライン工法の実際

今回の実験でJ形は、のし瓦を大棟5段、隅棟3段で積み上げます。これらの瓦は一枚一枚、対向する瓦と銅線で緊結していきます。「棟金具」は910・ピッチでとりつけ、そこに45×30・の棟芯材を通し、のし瓦を積み上げたあとは冠瓦をかぶせ、棟芯材にビスで固定します。大棟は長さ150・、隅棟は100・のステンレスビスを用いました

    粘土瓦と安全性ー全陶連の記事の紹介です

          粘土瓦と安全性/全陶連

瓦屋根の耐震実験を行ったのは以下の2団体です。両団体は、屋根の瓦を作るメーカーと、瓦を屋根に葺く工事店の集まりで、瓦業界を代表する2団体です

葺き上がると、瓦を緊結している材料は瓦の下に隠れてほとんど見えなくなります。一部、棟の頂上の冠瓦や、軒瓦、袖瓦は補強用の緊結材が表に見えます。こうした緊結材は「パッキン付き」を用い、雨仕舞いに配慮しています。

ガイドライン工法で施工した棟はのし瓦を内部で緊結するために
棟の外部に銅線などがほとんど見えません




一 屋根ふき材は,荷重又は外力により、脱落又は浮き上がりを起きないように、たるき
  梁、けた、野地板その他これらに類する構造部材に取り付けるものとすること

鳥取西部地震

       地震で脱落する従来の棟積み工法 
棟瓦を大回しに束ねる工法 外部より銅線などが見えます

被災地の写真ブルーシートで覆う

震度6弱で日本瓦全棟脱落

震度6弱の地震では建物に被害は無く。屋根瓦の棟が
被害を受けます

震度5強で棟重量の0.3「03G」

震度6弱で棟重量の0,5「05G」

震度7で棟重量の1倍 「1G」   棟の重量と同じ重さ

の力が水平方向にかかります。

日本瓦「棟」の水平方向の強度
愛産研ニュース
○粘土瓦業界における耐風圧耐震性能評価試験
  三河窯業試験場
当センターでは耐風圧試験装置と棟瓦用耐震試験機による耐風圧耐震性能評価試験を行っています。耐風圧性能評価試験方法は建設省技術評価制度「中層建築物における耐風型勾配屋根の開発」で提示された方法に準拠した方法で、野地板・瓦桟・瓦を試験装置架台上に施工して複数枚の試験瓦を一定速度または一定荷重で引張り、規定の変位高さに達した時点の応力を耐風圧性能と定義しています。また、耐震試験における地震力とは地震時に建物に加わる水平方向の力と定義され、一般的に平部の瓦施工で耐風圧性能が確保されれば地震力はあるとみなされますが、のし瓦積棟では水平方向の地震力が支配的な外力として作用します。そのために、1Gの加速度応力に対応した静的な力を棟部に加え、耐震性能を評価します。試験方法は施工架台に、のし瓦積み棟を施工した試験体を板に取り付け、90度傾け2〜3回転/ 分の回転速度で10回転させ、冠瓦、のし瓦の脱落、浮き上がり、異常なずれが認められない場合に水平加速度1G に対応した地震力に対する耐力があると判定します。耐風圧耐震性能評価試験を普及させることにより、瓦施工が数値に裏付けされた施工法となり、信頼性が増すことが期待できます。


従来の、のし瓦

左右の穴にワイヤーで緊結

水平方向の強度は無い



水平方向に1G 耐震連結棟瓦
熨斗瓦の突起をワイヤーで固定 水平方向の外力
は70キロに耐えます


                                                    地震に強い棟瓦