Ryo's Room
(11)右上腕離断手術
(11)右上腕離断手術
1997年11月28日
 右上腕離断手術日。
 手術前の抗癌剤の効果が全く見えず、手術は、前倒しで行なわれた。
手術そのものは、心臓手術と比較すると、危険性は低いものの、命の代償に右腕を失うということは、本人はもちろん、我々両親は、...であった。
 手術は無事成功。術後、本人は右腕のあった方を見るのが恐ろしくて、反対の方向ばかり見ていた。
 術後数日後、無いはずの右手が痛いとか、かゆいとかの症状が出てきた。右腕のあったあたりにタオルをかけ、さすってやると収まった。この症状は数日で消えた。
(12)術後化学療法
(12)術後化学療法
1997年12月8日〜
 副作用が強いといわれる化学療法が開始された。
 頭髪はあっという間に抜け、吐き気、だるさ。白血球低下による個室行き。(本人は個室行きが定期的に来るので、個室行きは大嫌いになった)
 治療途中で2度、危険な場面が。
@血液中ナトリウムのバランスの崩れによる痙攣。意識混濁。2日間ICUへ。2日目に意識戻る。
ACV(置留針)確保のために首の付け根あたりから、血管へ管を入れた際に肺胸膜に傷がつき、肺気胸となる。1ヶ月程で回復。
 
使用した抗癌剤は、
 メソトレキセート
 シスプラチン
 アドリアマイシン
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