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西日の射す部屋

新しい曲がラジオから流れてる
  いつもなら気にも留めない
  見た目の華が散っていくのなんて
  早いのに それだけがすべての要素
  真実なんて あいまいな言葉に
  縛り付けられ 振り回されて 何も残らない

  哀しみに満たされる この胸ぐっと締め付ける
  もう終わり 少しつらいと投げる いつもそうね
  空しくて くやしくて もう涙なんて出ないよ
  重ねてた時間が今は 皮肉に笑っているようで


  穏やかな胸を かき乱しては
  嘘だらけの喧騒に連れ戻される
  今日が終わり 明日が来るだけの
  繰り返しさえ こんな今なら ぜいたくな願い事

  この街は狭すぎる 手の届く距離にひとがいる
  笑い声 強く打たれたように 苦しすぎて
  傷つけたことなんて すぐに忘れてしまうのに
  与えられた痛みは消えず 奥深く根付いている


  優しさが欲しかった 素直になれるなら きっと
  こんな日が来たりしないと気付く 2度目はない
とめどなく哀しみが 西日の射す部屋に溢れる
  太陽が沈んでいくことが 今唯一の真実


words
01/01/14
no.180

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